夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

大黒米斗図 柴田是真筆

2021-03-03 00:01:00 | 掛け軸
休日に小生が寝っ転がっている内に家内と息子がサイクリングしてきたようです。近くの川べりで桜の花の収穫があったようです。



早速手近にあった花入に活けて床の間に飾りました。花入は時代不詳の信楽桧垣文の蹲です。



床の書は家内が入手した小堀宗明筆による「孤月翻浪中」です。 

なお手近の他の時代不詳の信楽「蹲」にも活けてみましたが、上記の作品の方が似合うようです。



さて柴田是真と同時代のライバルである河鍋暁斎は年始に家族皆で大黒様や恵比寿様などを描いたそうで、本ブログでもその作品が紹介されています。柴田是真も同様に年始に試筆で多くの作品が描いたと思われます。

大黒米斗図 柴田是真筆
絹本水墨淡彩軸装 軸先鹿骨 庄司竹真鑑定箱入
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦385*横530



ひと目で柴田是真の作と解る作品です。



押されている印章は「対柳居」の香炉印ですね。

 

箱書は庄司竹真ですが、当方では3作品目の庄司竹真による箱書のある作品です。柴田是真には贋作が多いので要注意ですが、この鑑定箱は信用していいでしょう。

 

表具は非常によいもので、保存状態も良好です。



おめでたい図柄の作品ですね。



ついでに一緒に下記の作品を展示してみました。

婦久女之図 伝柴田是真筆
絹本茶漆絵 額装
画サイズ:縦367*横545



なにやらたいしたことのない作品が増えていきます。



ま~、ともかくめでたい、めでたい。



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