今週の月曜日に北海道の同僚から電話連絡があり、「退職の挨拶に上京したのだが、具合が悪くて入院したのか」という問い合わせ・・。「大丈夫、盲腸みたいなものさ。そうか、お前も辞めるのか」・・・、どんどん同僚が退職し寂しくなるこのごろです。
そうこうしているうちに昨日の火曜日には前の職場の同僚から電話があり、本社の同僚がガンで16日に急に亡くなったとの訃報・・。いったいどうなっている・・。
やり切れずに気分転換に、午後から池袋まで百貨店での骨董市へ出かけてきました。まだちょっと体力的に?無理があったようで、暑さにバテマシタ。
さて山本倉丘というと花鳥画を思い浮かべる方が多いと思いますが、私は花鳥画よりは前回紹介した下記の作品や今回紹介する作品にこそ面白みがあるように思います。
二匹の魚 山本倉丘筆 その1紙本着色 黄袋 クロス挿箱入
全体サイズ:縦585*横660 画サイズ:縦370*横445
この魚を描いた作品は私のお気に入りで常にリビングに飾ってあります。
本日はこれまたお気に入りに掛け軸です。子供の頃、朝から遅くまで自転車で出かけた人気のない十和田湖の奥入瀬や、沢蟹を採りに行った人の気配のない沢を思い出します。暗くなるまで遊んでよく母に怒られたものです。
緑泉 山本倉丘筆 その2
絹本着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱
全体サイズ:縦1450*横635 画サイズ:縦430*横480
「戦前期においては伝統的な花鳥画をきびしく追求し、戦後には油絵を中心とする西洋的な方法を取り入れるようになって華麗な世界を展開し、しかも毅然たる品格が漂っている。」という評価を受けている画家です。
本作品はその戦後の作品で花鳥画よりも数段高い叙情性がある作品といえるものと思います。それほど丁寧に描いているわけではありません。
十和田湖や十二湖にあるような清流を思い浮かべる作品です。苔がむす岩から透明に澄み切った渓流が湧き出るかのように流れてきます。その流れが緩やかに深い部分に注ぎ込んでいる表現がたくみです。
木々は深い雪に曲がり、深雪の地方の渓流であることがうかがえます。
近くで見るより遠めにみることによってさも渓流にいるような感覚に入り込める作品です。
太巻共箱二重箱に収められています。
絵画というものの愉しみ方のひとつに子供の頃の思い出をめぐるというものがあるように思います。
骨董にはいろんな思い出が詰まっています。義父が亡くなったときに購入した平福百穂の作品などもそのひとつで観る時々にそのときの情景が蘇ってきますが、悲しい思い出はもうたくさんです。
そうこうしているうちに昨日の火曜日には前の職場の同僚から電話があり、本社の同僚がガンで16日に急に亡くなったとの訃報・・。いったいどうなっている・・。
やり切れずに気分転換に、午後から池袋まで百貨店での骨董市へ出かけてきました。まだちょっと体力的に?無理があったようで、暑さにバテマシタ。
さて山本倉丘というと花鳥画を思い浮かべる方が多いと思いますが、私は花鳥画よりは前回紹介した下記の作品や今回紹介する作品にこそ面白みがあるように思います。
二匹の魚 山本倉丘筆 その1紙本着色 黄袋 クロス挿箱入
全体サイズ:縦585*横660 画サイズ:縦370*横445
この魚を描いた作品は私のお気に入りで常にリビングに飾ってあります。
本日はこれまたお気に入りに掛け軸です。子供の頃、朝から遅くまで自転車で出かけた人気のない十和田湖の奥入瀬や、沢蟹を採りに行った人の気配のない沢を思い出します。暗くなるまで遊んでよく母に怒られたものです。
緑泉 山本倉丘筆 その2
絹本着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱
全体サイズ:縦1450*横635 画サイズ:縦430*横480
「戦前期においては伝統的な花鳥画をきびしく追求し、戦後には油絵を中心とする西洋的な方法を取り入れるようになって華麗な世界を展開し、しかも毅然たる品格が漂っている。」という評価を受けている画家です。
本作品はその戦後の作品で花鳥画よりも数段高い叙情性がある作品といえるものと思います。それほど丁寧に描いているわけではありません。
十和田湖や十二湖にあるような清流を思い浮かべる作品です。苔がむす岩から透明に澄み切った渓流が湧き出るかのように流れてきます。その流れが緩やかに深い部分に注ぎ込んでいる表現がたくみです。
木々は深い雪に曲がり、深雪の地方の渓流であることがうかがえます。
近くで見るより遠めにみることによってさも渓流にいるような感覚に入り込める作品です。
太巻共箱二重箱に収められています。
絵画というものの愉しみ方のひとつに子供の頃の思い出をめぐるというものがあるように思います。
骨董にはいろんな思い出が詰まっています。義父が亡くなったときに購入した平福百穂の作品などもそのひとつで観る時々にそのときの情景が蘇ってきますが、悲しい思い出はもうたくさんです。
骨董市にはあまりめぼしい作品もなく、早々に帰宅しました。たしかに無理は禁物です。