![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/f3/46c3cd1bbe627600a325f5e673f5243d.jpg)
最近、浜田庄司の塩釉の作品を紹介しましたが、そうこうしているうちに新たな浜田庄司の塩釉の茶碗が入手できました。インターネットオークションにてリサイクルショップからの出品で、落札金額は8万円強・・、高いのか安いのか・・??? その作品が下記の写真です。
塩釉流掛茶碗 その2 浜田庄司作(浜田庄司作 茶碗 その15)
共箱
口径116~118*高さ92~95*高台径約56
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本格的な茶席には数茶碗以外には向いていない? 浜田庄司の作品ですが、塩釉茶碗は趣があって主茶碗や替茶碗には使えると思います。
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例え人気の高い赤絵の茶碗もどうも茶席には向いていないと思います。茶碗はその席に合う品格を重んじますので、いくら数が少なく貴重な浜田庄司の赤絵の茶碗でも席に趣が足りないのは致し方のないことです。民芸を主題とした席にはいいかもしれませんが・・。
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この塩釉の茶碗はよくみかける作品ですが実に渋い・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/20/b5bc60a9f8a1b22ba7852c5ac6a2e88a.jpg)
素直で健康的な半筒形の轆轤に、迷いのない高台脇の削り、ともすれば単調になりがちな姿ですが、軽快な色釉の景色が軽やかな動きを生み出しています。
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これで浜田庄司の塩釉薬の作品は2作品目となります。下記の写真はふたつの作品を並べてみたものです。
(塩釉)絵刷毛目茶碗 浜田庄司作(浜田庄司作 茶碗 その1)
共箱 誂塗二重箱
口径121*高さ105*高台60
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さらには口汚しでしょうが贋作との違いとして並べた写真です・・?? 中央の作品は贋作?と判断している作品(他のブログ記事参照)です。
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口汚しながら、常に蒐集は失敗することによってリベンジを繰り返せすものです。ただし返り討ちとなる回数が多いと見る眼がないと悟らなくてはいけないのでしょう。
ちなみに下記の作品は浜田庄司門下の人間国宝である島岡達三の塩釉の作品です。こちらもなかなかの優品です。
塩釉象嵌縄文碗 島岡達三作
共箱
口径142*高さ75*高台径60
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/eb/6d21538f3cb962bdc98d066cf758987c.jpg)
塩釉の浜田庄司の作品、今一度再評価してみてはいかがでしょうか? なにしろリサイクルショップで売っています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
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