夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

YATAYA額装 黄金鯉 松尾敏男筆 その3

2023-12-04 00:01:00 | 日本画
本日紹介する作品は本ブログにても幾つかの作品を紹介している松尾敏男の作品です。今は人気が少し低調ですが、一応は文化勲章を受章してる日本を代表する画家のひとりです。

黄金鯉 松尾敏男筆 その3
1976年作 紙本金彩額装 誂黄袋+タトウ
額サイズ(YATAYA額装):横740*縦620 画サイズ:横530*縦409(P10号)



松尾敏男は長崎県出身の日本画家で、堅山南風に師事し、主に院展で活動しています。日本美術院の同人を経て、のちに理事長に就任しました。日本画の中でも特に花鳥画を題材とする作品で知られており、「花の松尾敏男」と称されています。



多摩美術大学で教鞭を執るなど、後進の育成にも努め、日本芸術院の会員にも選任されており、文化功労者として顕彰を受け、のちに文化勲章を受章しています。



今では珍しくないですが、黄金の鯉は突然変異でほんの一部分だけに金色がのった個体を交配させてその子供の中から更に金色の部分が多い個体を交配させて…を繰返し繰返して全身が金色の個体を人工的に作ったもののようです。



作品の落款と印章、共シールは下記の写真のとおりです。

  

YATAYA額装は創業明治28年の歴史ある額縁のお店で、日本を代表する多くの巨匠作家たちが愛用したことで有名なようです。YATAYAは2020年に閉業したようですが、額のデザイン性が優れていることから、愛好家の間では今もYATAYAの額は愛され続けているようです。




















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