周囲の男性はゴルフの趣味の方が多いようですが、ゴルフは自己世界ばかりで何が愉しいのか私は理解に苦しみます。もともとゴルフなどは野趣な男の趣味のように思われ、ゴルフは人生そのもの、奥が深いなどは違和感があります。世の男性には「大人の男の趣味」にもっと没頭したほうが世界が広がるように思います。
」て男の隠れ家からの出土品?? 刀の鍔(鐸と証するらしい)ですが、錆だらけの作品をなんとかいろんな資料や銀座にある刀剣を扱うお店で聞き込んだ情報でここまでになりました。刀剣店に伺うとあとは象牙で磨き、ひたすら木綿布などで磨くしかないということで、まだ不十分らしい・・
どっちが裏でどっちが表? 「菊型鉄地透字文」? ともかく刀剣類は扱うことの少なかった作品群ですので、名前の付け方さえ右往左往しています。といって粗末に扱うこともできず、刀剣は研ぎに、拵えは直しにと手間のかかる作業にかかっています。
さて本日は友人から譲り受けた蒔絵の刀掛です。
蒔絵刀掛
波ニ鶴 梅 保存箱
幅486*奥行190*高さ355
「波ニ鶴」と「梅」の図柄です。吉祥門の絵柄が気に入り、友人に頼み込んで譲ってもらいましたが、男の隠れ家の刀の観賞用に使用しようと思っています。江戸期から幕末の蒔絵のようですが、きちんとした保存箱に収められています。使用した様子もなく、これといった傷の無い完全な状態です。
以下は説明文は不要でしょう。
手元にある模造刀を置いてみました。真剣の置きかたは鋭い刃が痛まないようにこれとは上下が逆、また実際は刀と触れる部分には保護布などを置くほうがよいようです。
どうも模造刀では、鍔が玩具のようでさまになりません。そこで研ぎなどの修復が出来上がったきた真剣とその拵えを置いてみました。刀剣店の見立てでは「大阪丹波守吉道弐代」(江戸期 新刀 中上作)の真作でかなり出来のよいものだそうです。これらの作品の詳細は後日に機会があればまた紹介します。
真剣が物騒なら太刀の拵えだけの飾りでも充分見ごたえがあります。亀の蒔絵の太刀拵えに鶴の蒔絵の刀掛けで長寿の吉祥となります。
太刀の拵えは家紋入でこのような拵えは大名道具などによくあります。風鎮は黒珊瑚、道具は大人のお洒落。掛け軸は長寿の天龍道人の葡萄図。この道具立ては長寿祈願・・・。解るかな~。
掛け軸の前に刀剣を置く・・。「刀剣女子」なるものが増えているそうですが、そのようなレベルではない「男の隠れ家の男の大人の遊び」をしたいものです。軸はさらには剣豪山岡鉄舟の書とか、西郷隆盛や副島種臣の書とか・・。
残りの真剣の研ぎなどがすべて終わるのには一年を要しそうです。男の隠れ家には何振りのガラクタ刀剣があるのやら・・。じっくり勉強しながら一振りずつの修復し、後世に伝えようと思います。ただどうも刀剣店の方もこちらを教えるのを楽しみにしてる雰囲気がある
刀剣は趣味が広くて奥が深いので要注意です。鍔、小柄、目貫などとてもマニアックな世界が広がります。こちらものめりこむと大変なことになりそうです。
」て男の隠れ家からの出土品?? 刀の鍔(鐸と証するらしい)ですが、錆だらけの作品をなんとかいろんな資料や銀座にある刀剣を扱うお店で聞き込んだ情報でここまでになりました。刀剣店に伺うとあとは象牙で磨き、ひたすら木綿布などで磨くしかないということで、まだ不十分らしい・・
どっちが裏でどっちが表? 「菊型鉄地透字文」? ともかく刀剣類は扱うことの少なかった作品群ですので、名前の付け方さえ右往左往しています。といって粗末に扱うこともできず、刀剣は研ぎに、拵えは直しにと手間のかかる作業にかかっています。
さて本日は友人から譲り受けた蒔絵の刀掛です。
蒔絵刀掛
波ニ鶴 梅 保存箱
幅486*奥行190*高さ355
「波ニ鶴」と「梅」の図柄です。吉祥門の絵柄が気に入り、友人に頼み込んで譲ってもらいましたが、男の隠れ家の刀の観賞用に使用しようと思っています。江戸期から幕末の蒔絵のようですが、きちんとした保存箱に収められています。使用した様子もなく、これといった傷の無い完全な状態です。
以下は説明文は不要でしょう。
手元にある模造刀を置いてみました。真剣の置きかたは鋭い刃が痛まないようにこれとは上下が逆、また実際は刀と触れる部分には保護布などを置くほうがよいようです。
どうも模造刀では、鍔が玩具のようでさまになりません。そこで研ぎなどの修復が出来上がったきた真剣とその拵えを置いてみました。刀剣店の見立てでは「大阪丹波守吉道弐代」(江戸期 新刀 中上作)の真作でかなり出来のよいものだそうです。これらの作品の詳細は後日に機会があればまた紹介します。
真剣が物騒なら太刀の拵えだけの飾りでも充分見ごたえがあります。亀の蒔絵の太刀拵えに鶴の蒔絵の刀掛けで長寿の吉祥となります。
太刀の拵えは家紋入でこのような拵えは大名道具などによくあります。風鎮は黒珊瑚、道具は大人のお洒落。掛け軸は長寿の天龍道人の葡萄図。この道具立ては長寿祈願・・・。解るかな~。
掛け軸の前に刀剣を置く・・。「刀剣女子」なるものが増えているそうですが、そのようなレベルではない「男の隠れ家の男の大人の遊び」をしたいものです。軸はさらには剣豪山岡鉄舟の書とか、西郷隆盛や副島種臣の書とか・・。
残りの真剣の研ぎなどがすべて終わるのには一年を要しそうです。男の隠れ家には何振りのガラクタ刀剣があるのやら・・。じっくり勉強しながら一振りずつの修復し、後世に伝えようと思います。ただどうも刀剣店の方もこちらを教えるのを楽しみにしてる雰囲気がある
刀剣は趣味が広くて奥が深いので要注意です。鍔、小柄、目貫などとてもマニアックな世界が広がります。こちらものめりこむと大変なことになりそうです。
いつも古美術を楽しく読ませていただいて
います。
今日の刀剣で気が付いたのですが、置き方が逆になっているように思います。
刀剣も裏表があり、通常は左側が柄になり刃は上向きに置くように置かれています。
東京国立博物館によく行って、刀剣を観るのですが、99%そうなっています。
ただ、刀工によっては表裏を逆にする人
もいて、100%ではありません。東京国
立博物館で見た中では、国宝三日月宗近だけが、右側に柄を置いていました。
刀剣もまだ素人の私ですが、きがついたので差し出がましいのですが、コメントさせていただきます。
調べてみると下記の記述があります。
「刀の置き方については柄は向かって左に向けます。理由は客人に対して敵意は無いということです。もし、柄を右に向けて刀掛けに置いていたとします。するとこの状態では左手で鞘をつかむと同時に右手で柄を握り、そのまま素早く刀を抜くことができます。つまりいつでも臨戦態勢であるという意思表示となります。」・・なるほど。
ちなみに脇差は上、大刀は下らしい。身につける順番によるらしい。
コメントをありがとうございました。たいへん勉強になりました。
なるほど、納得です。