夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

龍泉尋白石図 服部五老筆

2013-05-21 06:17:08 | 掛け軸
本日はジャカルタからシンガポール。

龍泉尋白石図 服部五老筆
紙本水墨軸装 軸先木 合箱
全体サイズ:縦1980*横480 画サイズ:縦1390*横340



賛に「甲寅」とあり、大正3年(1914年)の作品と推察される。賛は「龍泉尋白石 甲寅小春作 五老山人 押印」とあります。




印章は白文朱法印「□□之印」と「X老」という朱文白方印が押印されている。作品の右下には遊印が押印されている。




服部 五老:1869年(明治2年)~1930年(昭和5年)5月)。日本の南画家。現在の山形県鶴岡市出身。 旧庄内藩士・服部大策の長男として鶴岡に生れる。絵の修業のため京都に移住し、田能村直入に入門、田能村一門の高弟となる。日本南画院の同人となる。



1920年(大正9年)自宅に甥の齋藤真成が移住。橋本関雪や竹内栖鳳と並び称される程になる。酒におぼれ豪遊し乱れた生活を送る様になる。次第に絵も描かなくなり貧困に陥る。1930年(昭和5年)5月 - 死去する。享年62。この時に残された遺産は畳三枚とバケツ一個だった。







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