peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

世界遺産「平泉」のキク(菊) 2013年10月31日(木)

2013年11月01日 | インポート

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2013年10月31日(木)、埼玉に居住している大学生の孫が、「仙台まで来たので一関まで足を延ばして立ち寄る。」ということで1泊したので、「世界遺産」に登録された「平泉」を妻と2人で案内しました。丁度「菊花展」をしていたので、案内は妻に任せて写真撮りをしてきました。様々な菊の花が沢山展示されていたのですが、今回は「厚物」とか「管物」と呼ばれている「大菊」をアップロードします。

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(上)「菊人形」のように菊花で飾られた中尊寺金色堂。(旧・国道4号線沿い、中尊寺月見坂入口の近く)

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(上と下)「中尊寺を見るには月見坂を上らなきゃ…」と言って、老妻が先に立って登り始めたので、マイカーで脇道を金色堂の近くまで登ろうと考えていた私も後を追いました。

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キク科 デンドランセマ属 Dendranthema

ヨーロッパ及び東、中央アジアに約20種が分布する多年草。基部は木本花することがある。花色は白、黄、紫など。属名は「樹の花」の意。

キク D.×grandiflorum

キクの学名は、従来Chrysanthemum×morifoliumが用いられてきたが、現在は表記のように改められた。但し、一般的に栽培ギクをいうときにはChrysanthemumとする。現代のキクは、中国北部の白花のチョウセンノギクD.zawadskiiと中国中部の黄花のハイシマカンギクD.indicumとの雑種ができ、さらにいろいろな種が交雑されて成立したものだという。日本では平安時代の初期には栽培されていたとのこと。江戸中期から変わり咲きが生まれ、厚物、管物、広物などの大菊、それに江戸、伊勢、嵯峨、肥後などの中菊ができたという。営利栽培用としては、自然開花時期によって夏菊、夏秋ギク、秋菊、寒菊に分けられ、さらに電照や遮光処理によって開花調節が行われている。1960年代にはスプレーギクSpraymumも導入された。花卉(かき)類の中では営利生産される量が最も多い。

観賞菊:日本で趣味的に観賞されている菊は、花径によって、大菊、中菊、小菊に分けられる。その区分は絶対的なものではないが、通常、それぞれ、径18㎝以上、9㎝以上、9㎝以下に分けられている。生態的にはすべて秋菊系で、短日条件下で開花する。

大菊:観賞用菊の最も代表的なもので、花色は黄、白、橙、桃、赤などがあり、花形から次の6系統に分けられるが、豪華、優美さをもつのを特徴としている。(1)厚物…太い管弁がたくさん集まってこんもりと盛り上がって咲く。(2)厚走(あつばし)り…前者の外側の花弁が外方へ流れて咲く。(走り咲き)。(3)広物(ひろもの)…幅広の平弁で一重咲き、一文字ともいう。花弁が垂れ下がらないように必ず輪台をつけて観賞する。(4)管物(くだもの)…花弁が管状になっているもので、太さによって、太管(ふとくだ)、間管(あいくだ)、細管(ほそくだ)、針管(はりくだ)に分けられる。(5)大掴(おおつか)み…厚物の1種といえるが、花弁が強く巻き込んだように咲く。(6)美濃菊…幅広平弁の八重菊で、岐阜県大垣地方で栽培されてきた。色彩が鮮やかな特徴がある。[栽培]6月頃挿芽をして鉢上げし、系統や品種によって異なるが、秋10~12月に開花する。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑「園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32777711&blog_id=82331[平泉町中尊寺の菊花展~大菊(管物咲き)2009年10月23日(金)]


奥の細道を訪ねて(第14回)~糸魚川市能生(のう)の旅館玉屋跡

2013年09月27日 | インポート

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2013年9月12日(木)、クラブツーリズム主催のバスツアー「奥の細道を訪ねて(第14回)第2日目。前夜宿泊した赤倉温泉の赤倉ホテル(新潟県妙高市赤倉温泉)を予定通り8:30時出発。新潟県糸魚川市(いといがわし)能生(のう)2014-3にある旅館玉屋を目指します。

http://www.ne.jp/asahi/m.mashio/homepage/okuhoso-52.html [奥の細道 直江津~能生(のう)]

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http://rurubu.travel/hotel-map/?st=3160A01 [上越・妙高・衣魚川の宿・ホテル・旅館をスクロール地図から検索]

赤倉温泉・赤倉ホテルから上越自動車道、北陸自動車道と高速を乗り継いで能生(のう)まで行き、白山神社を参拝(見学)する前に、現在も存続する玉屋旅館を訪れました。ただし芭蕉翁が逗留した当時の旅館玉屋は、やや東の能生中央商店街に面して建っていたらしく、その辺りは今も古い街並みが残っていました。白山神社は更に東に進んだ、能生の街並みが切れる辺りの山側にありました。

(下)前方の高い山は妙高山でしょうか?(「妙高SA 2km」の標示)

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(下)太田切川橋(橋長240m)

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(下)天神堂トンネル

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(下)金谷山トンネル

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(下)春日山トンネル

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(下)名立谷浜トンネル

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(下)名立大町トンネル

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(上と下)「能生(のう)出口」を出る少し前に雨が降ってきました。国道8号線を「弁天岩」方面へ向かいます。

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芭蕉翁と一緒に旅をした曽良の「奥の細道随行日記」によると元禄2年(1689)7月11日(陽暦8月25日)は快晴でかなり暑かった。芭蕉主従は午前10時すぎに高田を出て五智を経て名立(なだち)に泊まる予定だったが紹介状が届いていなかったのか一足のばして筒石(つついし)を経てこの日約40㎞歩いて「暮テ着」というからかなり遅い時間に玉や五郎兵衛(現在の玉屋)着いたようだった。

http://www.shokokai.or.jp/15/1556210027/index.htm [かつて芭蕉が訪れた…より]

http://www.ryokan.or.jp/yado1/main/id/18480 [旅館玉屋:新潟県糸魚川市能生2014-3]

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冬を彩るプリムラの仲間たち(その18) 2013年1月21日(月)

2013年01月21日 | インポート

NHK出版発行の「NHKテレビテキスト・NHK趣味の園芸」(2013年1月号)’冬を待っていた花大特集!’”プリムラで冬をカラフルに!”という記事が、10ページに渡って掲載されています。寒さに負けず、明るく元気な花を咲かせてくれるプリムラのことが良くわかる記事だと思います。

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「わたし好みが見つかる!プリムラカタログ2013」には、”続々と新しい品種が登場するプリムラ。花色で、花形で、きっと自分好みのプリムラに出会えます。”との書き出しで、様々なプリムラが写真付きで紹介されています。(上)

「プリムラカタログ2013」が掲載されているページの”育種家に聞く!プリムラへの思い”の見出しで愛知県でプリムラの育種・生産を手がける早川元三さんが紹介されています。

この中に出てくる「スイーツ」シリーズをインターネットを検索して調べてみました。

http://hanairokoubo.jp/profile.html [花色工房ハヤカワ 育種 早川元三 早川拓吾]

http://hanairokoubo.jp/sweets.html [プレミアム バラ咲きジュリアン スイーツシリーズ ブライダルスイーツ プレミアムスイーツ プリムラジュリアン]

「花色工房ハヤカワ」のホームページには、先に紹介した「キャンディシリーズ」「スイーツシリーズ」のほかにも、オリジナル品種が多数掲載されています。

キャンディ  IN ブライド、キャンディ マジック、アンティーク、スノーチャーム、菜々ちゃん、ふわふわ(以上「プリムラジュリアン」系統)

ロココ姫、マリアベール、パティシエール(以上「プリムラ・ポリアン系統)

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(上) キャンディ イン ブライド:Candy in bright.バラ咲きで花弁は厚く花もちが良い品種。キャンディとの交配種で、開花は早く平地でも12月中旬からの出荷が可能。

http://hanairokoubo.jp/candyinbright.html[キャンディインブライド:キャンディINブライド:プリムラジュリアン]

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(上)キャンディマジック:Candy magic.キャンディINブライドの系統でユニークな花色や移り咲き品種を選抜。花色が環境や肥料によって微妙に変化する。たくさん一緒に植え込むと花と隣の花がつながってやさしいハーモニーを奏でる。

http://hanairokoubo.jp/magic.html[キャンディマジック:プリムラジュリアン:色変わり]

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(上)プリムラ・ジュリアン アンティーク(ピンク):antiqueフリル咲きで落ち着いた大人の色合いのピンク。ブリキ缶や木の箱などの器に入れるととても素敵。菜々ちゃんと2012年同時発売。

http://hanairokoubo.jp/antique.html[プリムラジュリアン・アンティーク:サカタのタネ]

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(上)プリムラ・ジュリアン スノーチャーム:Snow charm 寒さに非常に強く冬になってからの植え込みにも耐え、葉が銅葉になるポット苗タイプのジュリアン。冬場のカラーリーフなどと一緒に植え込みに使用するとよく馴染む。またレンガの花壇やテラコッタの器などと相性がよくロマンチックな演出が出来る。黄、赤、ピンク、ブルー、白、紫、蛇の目と各色揃っている。

http://hanairokoubo.jp/snow.html[プリムラジュリアン・スノーチャーム]

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(上)グリーン プリムラ・ジュリアン 菜々ちゃん:品種登録・第21859号(平成24年7月26日)

フリル咲きの淡いグリーン。花弁が幾重にも重なりふんわり咲く。冬の日だまりからひっそり咲いた優しいグリーンの花である。1月の七草から連想したネーミング。

http://hanairokoubo.jp/nana.html[菜々ちゃん:グリーン・プリムラジュリアン:八重咲き・フリル咲き:サカタのタネ]

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(上)プリムラ・ジュリアン ふわふわ:キャンディから10年かけて選抜したフリル咲きの品種。開花に連続性があり非常に花もちがよいのでこんもりとデラックスに咲き続ける。花弁は綿菓子(コットンキャンディ)のような透明感のある優しい色が揃っている。移り変わりの色もある。

http://hanairokoubo.jp/huwahuwa.html[プリムラジュリアン・ふわふわ:プリムラ・ジュリアン]

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(上)プリムラ ポリアン ロココ姫:Rococo 強いフリンジ咲きのポリアン。色によってフリンジの強さが多少異なるが、インパクトがある個性的な花である。

http://hanairokoubo.jp/rococo.html[ロココ姫:ロココヒメ:プリムラ・ポリアン]

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(上)プリムラ ポリアン マリアベール(マリアヴェール):Maria veil 品種登録申請品種。バラ咲きのポリアン。パールホワイトの花弁にほんのりピンクが入る。先に発売されたブライダルベルがコンパクトなジュリアンタイプならマリアベールは大輪で一鉢で存在感がある。育種に7年ぐらいかかってようやく発売することが出来た新製品。「マリアベール」とは由緒正しい教会のみで着用が許される花嫁のベールのことで、凛とした美しい女性のイメージである。

http://hanairokoubo.jp/maria.html[マリアベール(マリアヴェール):プリムラ・ポリアン]

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(上)プリムラ ポリアン パティシエール:

http://hanairokoubo.jp/patissiere.html[パティシエール プリムラ・ポリアン]


一関市「蘭梅山いこいの森」のリョウブ(令法) 2012年8月21日(火)

2012年08月23日 | インポート

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2012年8月21日(火)、一関市「蘭梅山いこいの森」(一関市山目字館)に行ってきました。暑さが大分和らいできたと思ったので出かけたのですが、10~14時の最も日差しの強い時間帯だったので、汗びっしょりになってしまいました。

http://www.jamiti.com/living/index.html [蘭梅山いこいの森(JAMITハウジングギャラリーいちのせき)]

(上)の案内図にあるトイレ&駐車場に車を駐め、(下)のくまおどしがある所から散策路に入ります。

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(上と下)くまおどしが設けられていたことで、出入り口の大看板の「クマに注意!」の張り紙が現実感をもってきました。内心「熊に出会えたらいいな」と思ったりしていたのですが…。

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(上)東屋まで歩いただけなのに、汗が噴き出してきます。ここの椅子に座して一休み。樹間を吹きぬける少しばかりの風がとても気持ち良く感じられます。

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(上)「わんぱく広場」に向かって歩きます。この道は「わんぱくコース」と名づけられているようです。

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(上と下)100mほど進んだ所に芝生が生えた見晴らしの良い広場がありました。ここが「わんぱく広場」なのでしょう。すぐ傍に生えているリョウブ(令法)が、沢山の実をつけていました。花穂の先端にだけ未だ花が咲いていました。

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リョウブ(令法) リョウブ科 リョウブ属 Clethra barbinervis

日当たりの良い山地に生える落葉高木。庭などにもよく植えられている。高さは8~10mになる。幹はすべすべしていて、樹皮が剥がれた跡がまだら模様になって良く目立つ。この模様を生かして床柱に利用される。葉は互生し、長さ8~15㎝の楕円形で、先は尖り、縁には鋸歯がある。若葉は山菜として利用される。7~9月、枝先に直径約5㎜の白い小さな花が総状に多数つく。果実は秋に褐色に熟し、毛が多い。分布:北海道(南部)、四国、九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/12e430d8b4b76a1064b3b72be2a4367d [peaの植物図鑑:リョウブ(令法)]

http://homepage3.nifty.com/ishildsp/kikou/iwate3.htm [岩手県の山(3)蘭梅山ほか]


のスモークツリー / ハグマノキ 2011年6月18日(土)

2011年06月21日 | インポート

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2011年6月18日(土)、「サハラガラスパーク」(厳美町字滝の上)のガーデンには、様々な花木や草花が植えられていましたが、そのほかの所にもスモークツリー(ハグマノキ)などがありました。’ピンクエンジェル’という品種でしょうか?

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スモークツリー / ハグマノキ ウルシ科 コティヌス(ハグマノキ / ケムリノキ)属 Cotinus coggygria

中国中部から南ヨーロッパ原産の落葉小高木。日本には明治初期に渡来した。高さは5~8m。葉は互生し、長さ3~8㎝の卵形または倒卵形で無毛。表面は暗緑色、裏面は灰緑色で秋に黄化する。6~7月、枝先に20cmほどの花序を出し、直径3㎜ほどの黄緑色の花を多数つける。花は小さくてあまり目立たないが、花の後、花柄が糸状に伸び、花序全体がモクモクした感じになり、煙のように見えることから、スモーク・ツリー(Smoke-tree)という英名がついた。この英名からカスミノキ、ケムリノキ、ハグマノキとも呼ぶ。ハグマはヤクの尾の毛のこと。

近年、羽毛状に伸びた花序を切り枝にする生産が盛んに行われている。庭木のほか、切り花にも利用される。栽培:排水性の良い土壌に適し、種子や取り木で繁殖する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%B9%A5%E2%A1%BC%A5%AF%A5%C4%A5%EA%A1%BC [peaの植物図鑑:スモークツリー/ハグマノキ(白熊の木)]

http://kissy-berry.p-kit.com/page151039.html [スモークツリーを楽しみましょう!!]

http://yasashi.info/su_00007.htm [スモークツリー:ヤサシイエンゲイ]

http://www.engei.net/PathBrowse.asp?Path_id=022020 [花木 庭木の苗:スモークツリー(けむりの木)engei.net]

http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_p_detail&target_plant_code=228&target_tab=3 [スモークツリーの育て方:植物図鑑:みんなの趣味の園芸]

http://www.hana300.com/kemuri.html [煙の木(ケムリノキ)]