(上と下2つ)センネンボク ’アイチアカ’ Cordyline terminalis cv.Aichiaka(新葉が紅赤色で、の
ちに濃紫紅色となる。)と思われます。2011年11月18日撮影。
コルディリネ・ターミナリス’アイチアカ’ リュウゼツラン科 コルディリネ(センネンボク)属
Cordyline terminalis cv.'Aichiaka'
「愛知赤」の名称で普及しているセンネンボクの園芸品種。葉形はセンネンボクによく似ており、濃紫
紅色で縁が紅色となり、新葉は紅色の幅が広くて美しい。日当たりを良くしないと良い色彩が出ない。
耐寒力はストリクタより劣る。愛知県下で大量生産され全国に広まったため、「愛知赤」と呼ばれるよ
うになったという。「赤ドラセナ」とも通称される。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協
会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]
2017年12月8日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原)に行ってきました。「花の館
温室」の「亜熱帯温室」エリアにコルディリネ(センネンボク)という名の観葉植物が、植栽されてい
ました。 「ドラセナ(リュウケツジュDracaena)」もあるようです。
(上の左)ドラセナ・フラグランス ’ヴィクトリア’(フクリンセンネンボク) Dracaena fragrans cv.Victoria
またはドラセナ・デレメンシス ’ロエルス・ゴールド’Dracaena deremensis cv.'Roehrs Gold'[’ワ
ーネッキーの枝変わり。淡黄色の条斑に縁取られている。性質はワーネッキーより弱く、条斑から傷み
が出やすい。他はワーネッキーに準ずる。)思われます。
(下10)コルディリネ・テルミナリス(ターミナリス)’クリスタル’ Cordyline terminalis cv.Crystal
ではないかと思います。
リュウゼツラン科 コルディリネ(センネンボク)属 Cordyline:約20種がインド、オセアニアに、
その内1種が熱帯アメリカにある温帯性・熱帯性・亜熱帯性の高木状または低木状植物で、幹は直立し、
比較的分枝は少ない。山芋状の根茎をもつことが特徴である。園芸的にはドラセナ属とよく似ているた
め、一般的には共に「ドラセナ」と称され、観葉植物として主要な種類となっている。アカダニ、ワタ
カイガラムシがつきやすい。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物
図鑑」より]
リュウゼツラン科 コルディリネ(センネンボク)属 Cordyline:常緑の低木または高木で、長さ20
~50㎝の葉が、茎頂に10数枚密につく。花は白色で、まばらな穂状につく。太い地下茎が発達するのが
特徴である。
分布:東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドに約20種がある。種類:栽培されている種類の
多くはテルミナリスの変種である。テルミナリスterminalisは中国南部からオーストラリア北部にかけ
て広く分布し、高さ1~3mになる。葉は長さ30~50㎝で緑色。葉に変異が多い。’アイチアカ(愛知赤)cv.Aichiaka’は新葉が紅赤色で、のちに濃紫紅色となる。’アトムcv.Atom'は新葉が橙紅色で、のちに
紅色となり、斑は少なくなる。’ベラcv.Bella’は葉幅が狭く、紫色地に赤色の覆輪が入る。’レッド・エッ
ジcv.Red Edge’は小型品種で、鮮紅色の斑が入る。’ハクバcv.Hakuba’は乳白色の縦縞が入り、幅の
広い葉をつける。’クリスタルcv.Crystal’の葉は長さ20㎝で、桃色や黄色の縦縞が入り、色彩の変化に
富む。’レインボーcv.Rainbow’は幼葉にクリーム色の縦縞が入り、成葉は脈と葉の縁が紅色となる。
ストリクタはオーストラリア原産で、高さ2~3mになる。斑入りもある。寒さに強い。アウストラリス
C.australisは和名をニオイシュロランといい、ニュージーランド原産。高さ10mにもなり、長さ1m
くらいの葉を頂生する。寒さに強い。
管理:一部の種類を除いて、耐寒性はやや弱く、最低5℃が必要で、多湿を好む。夏は50%くらい遮光
したほうが斑が美しい。挿し木、取り木で殖やす。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/550c19ffe6e290bbbf0fe0626ea1ced6 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターの花花その66:コルヅイリネ’アイチアカ’]
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-127 [コルジリネとは 育て方図鑑:みんなの趣味の園芸 NHK出版]