2014年8月7日(木)、東山公民館(館長・鈴木勝市)、田河津公民館、松川公民館、石と賢治のミュージアム:主催の「昭和26年度 東山ふるさと歴史講座」の第4回(一関市の研修バスと徒歩による現地学習)”歩いてみよう今泉街道~長坂宿から摺沢宿へ”(9:00~15:00時)が行われました。講師は東山支所教育文化課 畠山篤雄氏。
歴史の道・今泉街道の江戸時代のルート
?旧松川村と旧長坂村の道境 ?熊野神社 ?舟場跡 ?御蔵場跡 ?駆引城址 ?庚申塔 ?沢の入道路上の古碑群 ?城高山安養寺 ?安養寺入口の碑 ?マリヤ観音像 ?唐梅館址 ?桃ノ木洞入口の道標 ?愛宕神社祭り場の古碑 ?五輪坂上の古碑群 ?千葉院の古碑 ?舘合道路傍の碑 ?西館址 ?東館址 ?龍沢山善龍寺 ?火産霊(ほむすび)神社 ?観音堂境内の碑 51高金坂道上の碑 52旧摺沢村との道境にある碑
この日は、東山公民館から歩いて出発です。名勝・げいび渓の方から流れてくる砂鉄川の河川敷に造られた駐車場の所で、講師の畠山さんから話を聞きます。
”砂鉄川に架かる「上の橋」の辺りは舟渡しであったが、その痕跡は全く無い。ただ、砂鉄川対岸の上の橋の左たもとが舟場跡であり、その近くの2軒の家が「舟場」の屋号で呼ばれている。上の橋の右手の水田などになっている所は、「お蔵場」と通称されており、「安永風土記」に「1.御蔵場 壱ケ所、1.田中、雑石御蔵弐ツ」とある御蔵場跡である。”
その後、砂鉄川に架かる「上の橋」を渡って前・県道(「今泉街道」と呼ばれていた。現在は「市道」)をJA東山農協の所まで進みます。ここまでの道は「歴史の道・今泉街道」とほぼ重なっているようです。
(上)砂鉄川の河川敷駐車場の上を通る道路から見た砂鉄川と御蔵場跡の辺り。
(上)砂鉄川に架かる木橋だった頃の「上の橋」。(下2つ)現在の「上の橋」(ここが旧・県道「今泉街道」だった。)
(上)この先50mほどの所にある十字路交差点を左折して100mほど先に「一関市役所東山支所」がある。また、右折して300mほど先に現在「今泉街道」と呼ばれている「県道19号(一関大東)線」が通っている。(下)現在の県道19号線に近い場所。
(上)「東磐井郡東山町役場」として、2005(平成17)年9月20日、一関市と合併するまで使われていた庁舎。現在は、「一関市役所東山支所」となっている。この裏側上方にある「新山(にいやま)公園」には、「忠魂碑」や宮沢賢治の「まづもろともに~」の大きな石碑などがが立てられている。
(上)旧・県道の右側にあるJA東山農協。この先の右に分岐する道が旧・今泉街道だそうです。(下)旧・県道の左側にあって、旧・今泉街道が分岐する所にある建物。
(上と下5つ)旧・今泉街道の道。
(上と下2つ)「猿沢川」で道路(歴史の道「今泉街道」)が途切れています。講師の畠山さんから向こう側の「今泉街道」だったと思われる辺りの説明を聞きました。
ここから猿沢川の100mほど上流に現在の「本町(もとまち)橋」が見えますが、ここを「旧・県道19号線(今泉街道)」が通っていました。
(上)猿沢川に架かる現在の「本町橋」。ここから約1000m西側上方に見えるのが「唐梅館山」(標高 m)。
唐梅館山の頂上には、東西約60m、南北約40mの唐梅館の本丸跡があり、その西方の土壇上に初代頼胤供養碑(高さ160㎝、幅35㎝)が建っている。この古碑について「安永風土記」は、1.唐梅館、古碑、高五尺五寸、幅壱尺四寸、右碑面之文字左ニ御書上仕候、外ニ月ニ星之紋御座候処、年月等見分不申候事 蓮清院殿前羽林次称頼山胤公大居士 千葉介平頼胤 従四位下少将 と記している。
http://www.geocities.jp/sisin9monryu/iwate.karaumedate.html [唐梅館の写真集]
http://www.e-tera.jp/oterasan/iwate/02-itinoseki/12-higasiyama-anyouji.html [城高山安養寺/いい寺.jp]
(上)ここからは一関市の研修バスに乗って、「旧・今泉街道」の久保側出口方面へ出発です。(その2)へ続く
オニユリ(鬼百合) ユリ科 ユリ(リリウム)属 Lilium lancifolium
田の畔(あぜ)や土手などに生える多年草(球根植物)。鱗茎を食用にするため、栽培されることも多い。日本のものは、中国から古い時代に渡来したという説もある。高さは1~2m。茎は紫褐色を帯び、若い時は白い綿毛がある。葉は多数つき、長さ5~15cmの披針形。葉のゆけ根に紫褐色のムカゴ(珠芽)がつくのが特徴。7~8月、多いものでは20個近くの花が茎の上部につく。花は直径10cmほど。分布:北海道~九州。種子はできないが、葉のつけ根にできるムカゴによって殖える。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=42874867&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町「安養寺」のオニユリ(鬼百合) 2013年8月3日(土)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40762326&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町磐清水のオニユリ(鬼百合) 2012年8月3日(金)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38022629&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市大東町摺沢のオニユリ(鬼百合) 2011年8月4日(木)]
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