2010年11月19日(金)、奥州市江刺区の向山公園(江刺区岩谷堂字向山)に行きました。えさし藤原の郷(江刺区岩谷堂字小名丸86-1)の大駐車場に車を置いて、歩いて向山公園の展望台まで登りました。「向山団地」バス停の所から分岐した自動車が通れる道を150mほど上った所に遊園地があり、公園化されていました。立派な建物は公衆トイレでした。公園の生垣として植えられているニシキギ(錦木)が、きれいに紅葉していました。また、数株だけでしたが、朱赤色の皮に包まれた種子が顔を出した果実をつけたものもありました。
ニシキギ(錦木) ニシキギ科 ニシキギ属 Euonymus alatus
山野に普通に生え、秋の紅葉が美しいので、庭や公園などにもよく植えられている。和名の「錦木」も紅葉の美しさを錦にたとえたもの。高さは普通2~3m、大きいものは5mになるものもあり、枝にコルク質の翼が張り出していて、奇妙な形になる。葉は対生し、長さ2~7㎝の倒卵形または広披針形で先端は鋭く尖り、縁には細かい鋸歯がある。
5~6月、葉腋から葉より短い柄のある集散花序を出し、直径6~7㎜の淡緑色の花を数個開く花弁は4個。雄しべは4個。雌しべは1個。萼は4裂する。
果実は長さ8~10mmの狭倒卵形で、熟すと縦に割れ、橙赤色の皮種皮に包まれた種子が1個顔を出す。
枝にコルク質の翼が発達しない品種をコマユミ(小真弓)f.ciliatodentatusという。用途:庭木、盆栽。分布:北海道、本州、四国、九州、中国、アジア東北部。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます