シネラリア キク科 ペリカリス属 Pericallis×hybrida
サイネリア、フウキギクともいう。小低木で頭花の径3~5㎝、舌状花は藤色、筒状花は紫色のペリカリス・ラナータP.lanata、多年草で頭花は径2.5~4㎝、舌状花は桃から紫色、筒状花は暗紫色のクルエンタP.cruenta、また他種間との交雑種として育成された。多年草であるが一年草として取り扱う。草丈20㎝の矮性種から80㎝の高性種があり、分枝した茎頂に多くの小花を散房状につける。頭花は径2~10㎝、舌状花は白、クリーム黄、桃、紫、青、赤色など。蛇の目咲きの品種も多い。筒状花は黄、紫色など。
小輪多花性のマルチフローラ系、散房花序が扇状に盛り上がるダルマ系、茎が伸長する切花用のポリアンサ系などがある。
園芸品種に、’F1ホイップ・スカイブルー’、’F1レッド・バイカラー’、’センセーション・ヘブンリー・ブルー’、’メロディー・ブルー・ホワイト’などがある。
栽培:比較的冷涼な気候を好むので、夏に播種し、冬期には保温して冬から春に開花する。苗立ち枯れ病、ウドンコ病、ダニ、アブラムシ防除に留意。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
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