2011年11月20日(日)、奥州市水沢区「」(水沢区佐倉河字慶徳)に行きました。トイレの前に植えられているエゾユズリハ(蝦夷譲葉)が、藍黒色に熟した果実を沢山つけていました。
(上)葉は枝先に集まって互生し、長さ15~20㎝の狭長楕円形で、縁に鋸歯はなく、表面は深緑色で光沢があり、裏面は白っぽい。葉柄は普通赤いが、緑色のものもある。
(上と下)果実は長さ1cmほどの楕円形で、秋に藍黒色に熟す。雪をかぶった状態の果実を見ることが多く、とても愛着を感じます。
ユズリハ(譲葉) トウダイグサ科 ユズリハ属 Daphniphyllum macropodum
新葉が開いてから、後を譲るように古い葉が落ちることからこの名がついた。山地に生える常緑高木で、庭や公園などにも植えられている。葉は正月飾りに使われる。高さは5~10mになる。葉は枝先に集まって互生し、長さ15~20㎝の狭長楕円形で、縁に鋸歯はなく、表面は深緑色で光沢があり、裏面は白っぽい。葉柄は普通赤いが、緑色のものもある。
花期は5~6月。葉のつけ根に長さ4~8㎝の花穂がつく。雌雄別株。花には花弁も萼片もなく、雄花は雄しべの赤い葯が目立つ。雌花は子房が緑色であまり目立たない。果実は長さ1㎝ほどの楕円形の核果で、秋に藍黒色に熟す。分布:本州(福島県以西)~沖縄。
北海道と本州の日本海側の山地に生える変種の エゾユズリハ(蝦夷譲葉)var.humileは高さ1mほどの低木で、ヒナユズリハとも呼ばれる。多雪地の林の下に多く、枝はしなやかで、幹の下部は横に這う。葉はユズリハよりやや小さくて薄く、長さ10~15㎝。花期は5~6月。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
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