2011年9月4日(日)、「野村胡堂・あらえびす記念館」(紫波郡紫波町字彦根)に行きました。出入り口の道の傍に植えられているヤマボウシ(山法師)の木に実がびっしりとついており、かなりの数が赤く色づいてきていました。
ヤマボウシ(山法師)ミズキ科 Benthamidia japonica
特徴:丘陵地、山地に生育する落葉小高木。幹は直立、よく枝分かれし、高さ5~10mになる。樹皮は灰黒色で、太くなると不規則な裂け目ができて剥がれる。葉は柄があり対生する。葉身は卵状楕円形で、先は鋭く尖る。縁は滑らかだが、波状になり、4~5対の側脈が目立つ。花は小さく、6~7月、前年伸びた枝先に付く頭状の花序に多数咲く。白い4枚の花弁のように見えるものは総苞片である。果実は集合果で、紅色に熟して食べられる。
分布:本州、四国、九州。岩手県では丘陵地、山地にやや普通に見られる。尾根筋や河岸の崖などのやや乾燥した所に多い。花が美しいので近年、公園や庭に植えられるようになった。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(菅原亀悦:編著)」より]
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