2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280-1)の大温室内の椿が植栽されている根元の所に、赤や黄色の花を咲かせた鉢植えのアブチロン・ヒブリドゥムが展示されていました。
ヒブリドゥムの黄色、淡黄、白色のものには、’イエロー・メキシコ cv.Yellow Mexico ’、’ホワイト・サテン cv.White Satin ’、’シルバー A.cv.Silver’などがある。
赤い花のヒブリドゥムには、ヒブリドゥムの’レッド・アシュフォードcv.Red Ashfold ’、 ’オールド・ローズ cv.Old Rose ’、’サテン・ピンク cv.Satin Pink’などがある。
アオイ科 アブチロン(イチビ)属 Abutilon:熱帯から温帯に150種ほど分布する常緑宿根草、低木、小高木。熱帯地では花壇、庭園、寒地では温室内で植栽するか鉢植えとする。アオイ科の植物は雌しべを取り囲んで多数の雄しべがあり、しかも花糸は基部で合着し、筒状になる。属名はギリシャ語の「牡牛」と「下痢」の2語からなり、この植物が家畜の下痢止めに薬効があるということに由来する。本属は花に萼状総苞がない点がほかの属と異なる。現在は野生種より多くの交雑種の品種が栽培されることが多い。
アブチロン Abutilon spp. :普通に栽培される品種には”カナリー・バード cv.Canary Bird”、”ゴールデン・フリース cv.Golden Fleece”、”タンジェリン cv.Tangerine”、スプニール・ドゥ・ボン・cv.Souvenir de Bonn”、フイリ(斑入り)アブチロンA.×hybridum cv.Varigatum、最近の品種には”サンテンス A.×suntense”があり、青紫色の品種に人気がある。
近縁種に”キフ(黄斑)アブチロン A.pictum”の”トンプソニィー A.striatum cv.Thompsonii”は観賞温室で馴染みが深い。また花の形から”ウキツリボク(浮釣木)の名がある”メガポタミクムA.megapotamicumはブラジル原産だが、関東以西なら戸外で越冬する。葉に斑の入る品種や、”ストリアツムA.striatum”との種間交雑種の”ミレリA.×Milleri”などがある。鉢物向きの矮性品種もある。
花の美しい品種群は来歴不明だが、周年開花し、花色も豊富で、育てやすい。花が下向きに咲くのと、葉がやや大きいのが気になる。栽培:日照を好む。ハダニ、ハマキムシ、オンシツコナジラミに注意する。温暖地では露地で越冬するが、関東地方では越冬できない。(5~8℃で越冬する。)挿し木で増やす。花期:温室内では周年。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&「同・観葉植物」より]英名:チャイニーズ・ランタンChinese lantern。
http://www.botanic.jp/plants-aa/abuhyb.htm [shu(^^)Homepage,アブチロン・ヒブリドゥム]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/abutilon-hybridum.html [アブチロン・ヒブリドゥム]
http://hanakikousikinohana.blog120.fc2.com/blog-entry-544.html [Digital_Photo 花遊悠 アブチロン・ヒブリドゥム、アブチロン浮釣木(うきつりぼく)]
http://g-kamu.com/htm/abutiron.htm [「アブチロン・ヒブリドゥム」]
http://masuo1.sakura.ne.jp/A11_165.htm [花よりのメッセージ 6月の花]
http://www2.tky.3web.ne.jp/~hidamari/photo190.html [アブチロン・ヒブリドゥム]
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