2015年6月4日(木)、一般財団法人国民公園協会新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)に行ってきました。あまり時間がなかったので、入場する際にいただいた「環境省国民公園・新宿御苑のみどころ・初夏」に記載されていた開花中の花を重点的に見て回りました。ユリノキ、バラ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、アメリカキササゲ、ビョウヤナギ、マテバシイ、サツキ、ドクダミなどがありましたが、その外にもビワ(枇杷)の実が黄色く熟していました。
新宿御苑は、徳川家康の家臣・内藤氏の江戸屋敷の一部がそのルーツといわれています。明治に入り、農事試験場を経て、明治39年(1906)に皇室の庭園となり、戦後昭和24年(1949)に国民公園として一般に公開されました。園内には、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、そして日本庭園が巧みにデザインされ、明治を代表する近代西洋庭園といわれています。開館時間:9:00~16:30、入園料:一般200円、小・中学生50円。
(上)「新宿門」の近くにある旧新宿門衛所と思われる場所に植栽されていたビワ(枇杷)の木が、黄色く熟した果実を沢山付けていました。
(下)「大木戸門」の近くにある大温室からフランス式整形庭園のバラ花壇に向かって歩いていたら、芝生の中に植栽されたビワ(枇杷)が、黄色に熟した果実を沢山付けていました。
ビワ(枇杷)バラ科 ビワ属 Eriobotrya joponica
暖地に自生しているものもあるが、果樹として広く栽培されている常緑高木。花は11~12月に咲き、果実は翌年の6月頃に黄色く熟す。代表的な品種の茂木は、19世紀に中国から長崎に入ってきた果実から育成されたもの。田中も茂木と並んでよく栽培されている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]
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