peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

トウグミ(唐茱萸)/タワラグミ(俵茱萸)

2008年07月29日 | Weblog
一関市東山町のトウグミ(唐茱萸)の赤い実
  2008年6月16日



2008年6月16日(月)、一関市東山町長坂字町の農家と思われる
民家の庭先(生垣)で、「トウグミ(唐茱萸)」が真っ赤に熟し
た実をつけていました。




一関市街地のトウグミ(唐茱萸)の赤い実
 2007年6月29日


2007年6/29(木)、一関市街地の民家の軒先に植えられている
「トウグミ(唐茱萸)」が、真っ赤に熟した果実をつけていまし
た。子供のころ、食べ過ぎたために「浣腸」される羽目に陥った
思い出がありますので懐かしい感じがします。口に含んでみると
かなり渋味を感じました。(食べない方が無難かも!)



トウグミ(唐茱萸)グミ科 グミ(エレアグヌス)属
 Elaeagnus multiflora var.hortensis
山野の日当たりの良い所に生える落葉小高木で、庭木としても
よく植えられている。幹は立ち上がり、よく枝分かれし、高さ
は普通3~5mになる。枝は赤褐色、グミの仲間は枝に刺のある
ものが多いが、このトウグミは枝に刺がない。葉は有柄で互生し、
長さ4~10cmの長楕円形または楕円形で、裏面には白色と褐色の
鱗片がある。

4~5月、葉腋に淡黄色の筒状花が1~2個ずつ垂れ下がってつく。
花柄は花が咲いた後伸びて、果期には長さ3~5cmになる。果実は
広楕円形で、長さ1.5㎝ほどで、6~7月ごろ赤く熟す。甘味があっ
て食べられるが、渋い。
 実の形から「タワラグミ(俵茱萸)」とも呼ばれる。
分布:北海道(渡島半島)、本州、四国、九州。
グミ(エレアグヌス)属 Eleagnus
日本を含むアジア、南ヨーロッパ、北アメリカに約45種の落葉、
常緑低木、高木がある。いずれも刺があるが、実や葉を観賞する
ために公園、庭園などに重用される種類が多い。

本種の園芸品種で果実が大型で、長さ2㎝ほどもある種類をダイ
オウグミ、またはビックリグミvar.giganteaといい人気がある。

グミの仲間には、トウグミやナツグミなどのように春に花が咲
くもののほか、秋に花が咲くものがある。秋に花が咲くものには、
ツルグミE.glabra、ナワシログミE.pungens、マルバグミ(オオ
バグミ)E.macrophyllaなどがあり、いずれも翌年の春から初夏
に果実が赤く熟す。また、アキグミE.umbellataのように、春に
花が咲き、秋に果実が熟すものもある。
[栽培]耐病性、耐寒性、耐暑性など強い。繁殖は挿木が容易で
あるが、実生も行う。[果期]晩夏から初冬。

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