2012年6月20日(水)、一関市山目字中野の車道沿いに街路樹として植えられているイチョウ(公孫樹)の根元にヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み)が群生していました。花びらのように見える白い八重の総苞片を多数広げていました。
ヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み) ドクダミ科 ドクダミ属 Houttuynia cordata 'Flore Pleno'
ドクダミ(毒痛み)Houttuynia cordataは、山野の木陰や庭の日陰などに生える多年草。地下茎は細長く横に伸び、茎は高さ15~35㎝になる。葉は光沢のない暗緑色、長さ3~8㎝の心形で互生し、先は尖る。6~7月、白色で楕円形の花弁のように見える4枚の総苞片の中央から、長さ1~3㎝の花穂を出し、多数の小花を咲かせる。
一般的なドクダミの栽培は少なく、「五色ドクダミ」Variegata formなど何種類かの斑入り品や「八重咲きドクダミ」などの変わり花種が小さな鉢で栽培される。
ヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み)は、普通のドクダミの総苞片が4枚なのに対し、10枚ほどもあるドクダミの変種。
栽培:春は日に当てるが、初夏以降は半日陰で管理する。肥料は有機質肥料を置き肥する。非常に丈夫で繁殖率も旺盛で、用土は特に選ばないので、深鉢に赤玉土・硬質鹿沼土で植え付ける。増殖は株分けが容易。庭に植えると、別名:ジゴクバナ(地獄花)とも呼ばれる通り、根が長く伸び、まるで地獄の傍らまで行く勢いで伸びるため、殖えて困るようなこともある。
[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/a6a9d362b91361611e14611b1038ef2d [peaの植物図鑑:一関市川崎町のヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み)]
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