peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のウワミズザクラ(上溝桜)  2013年5月20日(月)

2013年05月21日 | 植物図鑑

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2013年5月20日(月)、一関市東山町長坂字東本町の県道19号(一関大東)線沿いに生えているウワミズザクラ(上溝桜)が、長さ10㎝ほどで、雄しべが長く突き出てブラシのように見える白い花を沢山咲かせていました。新緑がとても美しい時期なので、特に目立っていました。

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ウワミズザクラ(上溝桜) バラ科 サクラ(プルヌス)属 Prunus grayana

山野に生える落葉高木で、高さは10~20mになる。樹皮は暗紫褐色で横長の皮目がある。前年枝は黒紫色で光沢がある。葉は互生し、長さ6~12㎝の卵形または卵状長楕円形で先は尾状に尖り、基部は丸く、縁には刺状の鋭い鋸歯がある。成葉は無毛。葉の基部に腺点がある。

4~5月、葉が開いてから本年枝の先に長さ6~10㎝ほどの総状花序を出し、白色5弁の花を多数密に開く。花序の枝は無毛、または毛を密生し、3~5個の葉がつく。花弁は倒卵形で長さ約3㎜。雄しべは多数あり、花弁より長く突き出てブラシのように見える。(花穂はイヌザクラに似ているが、花穂の下に葉が数個つく。)花は直径7㎜ほど。花柱は雄しべと同長で無毛。ガク筒は鐘形。ガク片は長さ1~1.5㎜の長楕円形で内側は有毛。

果実は長さ6~7㎜の卵円形で先は尖り、黄赤色から黒く熟す。緑色の幼果(若い実)を塩漬けにするほか、新潟では蕾の塩漬けを「杏仁香(あんにんご)」と呼んで食用にする。用途:庭木、建築・器具・彫刻材、薪炭、樹皮は桜皮細工・染料に使う。分布:北海道、本州、四国、九州、中国(湖北・四川・広西省)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40211736&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のウワミズザクラ(上溝桜) 2012年5月9日(水)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37484050&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のウワミズザクラ(上溝桜) 2011年5月18日(水)]


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