peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

カッシア・フルティコサ / ヨツバセンナ(四葉センナ)

2010年01月06日 | 植物図鑑

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2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の亜熱帯エリアに植えられているカッシア・フルティコサ/ヨツバセンナ(四葉センナ)が、黄色い花を沢山咲かせていました。名札には”分布:熱帯アメリカ、花は淡黄色、小葉は2対”と書かれていました。

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 マメ科 カッシア(カワラケツメイ)属 Cassia:はアメリカ、アフリカ、オーストラリアなどの熱帯から温帯に500種以上が分布し、日本にも1種ある高木、低木、草本。葉は羽状複葉。花は黄、淡紅色などで総状花序。花弁は5枚。鞘は円筒状、または扁平である。繁殖は実生、挿し木。主なものに次のようなものがある。

 ヨツバセンナ(四葉センナ)Cassia fruticosa:メキシコの南部から中央アメリカ、南アメリカおよび西インド諸島に分布している常緑低木。灌木状に不規則に広がり、高さ5mほどになる。葉は羽状複葉で、小葉が4個ある。茎の先や葉腋から円錐状の花序を下垂させ、黄色い花を咲かせる。豆の莢(さや)は下剤に用いられたり、花が風邪や糖尿病の民間薬に使われたりするとのこと。

 下記のWebサイトには、四葉センナの素晴らしい花の画像が記載されています。

http:www.botanic.jp/plants-ya/yosenn.htm [よつばセンナ(四葉センナ)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/7b8b85e7182477759a83adb084ae1c8d [2007年12月-peaの植物図鑑]

 カッシア・アラタ(ハナセンナ) Cassia alata:西インド諸島(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の低木。熱帯花木で、日除け樹にも利用される。葉は中国で駆虫、皮膚炎などに用いられる。インドネシアで葉をKetepengと称し、皮膚病に用いる。英名はキャンドルブッシュ(Candle Bush)という。

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/andes.htm [ハナセンナ(アンデスの乙女)]

 ゴールデンシャワー Golden shower(ナンバンサイカチ) Cassia fistula:熱帯アジア(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の落葉高木。樹高15~20m。樹皮は黒色、平滑。葉は偶数羽状、小葉4~8対、卵~長卵形、長さ6㎝ほど。総状花序は長さ60cmほどで垂れ下がる。花は鮮黄色、芳香がある。莢(さや)は長さ80㎝、径2.5㎝ほどの円筒状。暗褐色で表皮は滑らか。種子は黄褐色で光沢がある。材は鮮赤褐色で光沢がある。

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/goldensh.htm [ゴールデンシャワー]

 モクセンナ Cassia glauca(surattensis):インド、スリランカ(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の常緑低木。明治初期に渡来し、九州南部以南の暖地で露地栽培されるほか、温室でも栽培されている。高さ2~7mになる。葉は奇数羽状複葉で、薄い洋紙質。小葉は6~9対あり、長さ1.5~3㎝の卵形または卵状長楕円形で全縁。縁に黄色の覆輪がある。9~10月、散形花序または円錐花序に直径2.5~4㎝の黄色の花を開く。花が美しいのでコバノセンナC.coluteoidesと共に熱帯では街路や公園によく植えられている。豆果は扁平で長さ15~25㎝。中に20~35個の種子がある。用途:庭木、街路樹、花材。[以上、誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」ほかより]


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