2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の亜熱帯エリアに植えられているクテナンテ’ブルレー・マルクシー’が、暗緑色の鎌形斑のある葉を茂らせていました。名札には”分布:ブラジル、葉に暗緑色の鎌形斑、観賞用”と書かれていました。
クズウコン科 クテナンテ属 Ctenanthe:ブラジルに9種ほど自生する温帯性の常緑多年草で、葉の矢羽模様が美しい。葉が根際から出て茎の短い種類と、茎が長く立ち上がる大形の種類がある。根出葉は葉柄が長く、花茎につく葉は葉柄が短い。花は穂状につくが、苞が緑色である。葉表に、不規則な乳白色や淡黄色の斑が入る「トリカラー」は、クテナンテ・オッペンハイミアナの園芸品種の一つで、観葉植物としてはポピュラーのものである。同じクズウコン科のカラテアと似ていて、園芸店ではこのクテナンテをカラテアとして売っている場合もある。
栽培管理:高温多湿の半日陰を好み、直射日光を嫌うため、冬でも室内の明るい日陰などに置く。5~9月の生長期には半日陰なら戸外にも出せる。5~9月には、鉢土が乾いたらたっぷりと水やりする。10月からは乾燥気味にする。但し空中湿度は必要で、夏の乾燥時や冬の乾燥時には、こまめに葉水を与える。5~9月の間、月に1~2回、薄めの液肥を与える。ハダニが発生し易いので、葉の裏面にも頻繁に葉水を与え予防する。発生したときには殺ダニ剤を散布して駆除する。繁殖は株分けが一般的だが、高芽ができるものでは挿し芽でも殖やせる。越冬温度は10~12℃。
クテナンテ’ブルレ・マルクシー’(C.ブルーレ・マルシー) Ctenanthe cv.Burle Marxii
ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑多年草。葉は20㎝ぐらいの長さで長楕円形。よく枝分かれする小型種で、半日陰を好み、株分けで殖やす。15℃以上が必要。[以上、誠文堂発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」、池田書店発行「観葉植物事典」より]
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