peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

平泉・観自在王院跡のカリン(花梨・花櫚)の実 2011年10月27日(木)

2011年10月28日 | 植物図鑑

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2011年10月27日(木)、幸せ出ずる国いわて実行委員会(会長・三浦宏・岩手日報社社長)主催の「平泉世界遺産登録記念・東北復興祈願 芸能フェスティバル ”平泉 義経”」という催事が行われたので、妻と一緒に見に行って来ました。会場は平泉町・観自在王院跡。

チラシには「12:30時開場、13:00開演」となっていましたが、10:30頃には一般席のイスは既に8割ほどが埋まっていました。前列には、釜石市など大津波による沿岸被災地からの招待者や地元平泉町の老人たちなどの席が確保されていました。

開演までの時間が退屈なので、妻に席の確保を頼んで、観自在王院跡を一周してみました。舞鶴ケ池の西側(毛越寺側)に植えられている5mほどのカリン(花梨・花櫚)の樹が、大きな実を沢山つけていました。

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この舞鶴ケ池を背にして,大きな特設舞台がつくられていました。

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[主催]:幸せ出ずる国いわて実行委員会(岩手県、岩手県教育委員会、岩手県観光協会、産経新聞社、岩手日報社)、[共催]:平泉町。[協力]:松竹(株)、[企画・制作]:SAP。

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(上と下)10:30時、既に一般席には観覧客が座っていました。舞台の上では民俗芸能保存会の人たちが踊っていました。(調整)

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(上)平泉町の観自在王院跡の浄土庭園に特設された舞台で、義経ゆかりの歌舞伎や落語、郷土芸能が繰り広げられました。大津波の被害から再起した大船渡市三陸町越喜来(おきらい)の浦浜念仏剣舞も力強く鎮魂の舞を披露しました。沿岸被災地からの招待を含め約1500人が来場したとのこと。

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(上)御案内役に招ばれた女優の秋吉久美子さんと司会進行役のIBC(岩手放送テレビ)のアナウンサー

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(上)岩手県大船渡市の浦浜念仏剣舞保存会による念仏剣舞「念仏踊り」。浦浜念仏剣舞保存会は震災犠牲者の鎮魂を祈り、「念仏踊り」、「綾踊り」、義経ゆかりの「「高館」などを演じました。大津波で面や装束、太鼓などをほとんど流されながらも再起した舞に大きな拍手が送られました。

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(上)最後の演目岩手県花巻市・岳神楽保存会による早池峰神楽「八嶋」:夢に現れた義経の屋島壇ノ浦の戦いを語り舞う。

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カリン(花梨・花櫚) バラ科 ボケ属 Chaenomels sinensis

中国原産の落葉小高木~高木。日本には古い時代に入り、庭木として植えられている。中国名は榠樝。甲信越・東北地方に多く植えられている。高さは5~10mになる。樹皮は鱗片状に剥がれ、その痕が斑(まだら)模様になって良く目立つ。葉は長さ4~8㎝の卵形~倒卵形。

4~5月、短枝の先に直径3㎝ほどの淡紅色の花が1個ずつ咲く。花弁は5個。果実は長さ8~15㎝の楕円形または倒卵形で、10月に黄色に熟し、芳香がある。果肉が硬くて酸味が強いので生では食べられないが、果実酒や砂糖漬けにする。喘息(ぜんそく)や咳止めなどの薬用にも利用される。最近は果実のエキスでのど飴がつくられている。

用途:庭木、盆栽、家具材、床柱。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


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