2011年5月18日(水)、主要県道一関大東線の一関市東山町長坂字東本町に属するJR大船渡線のガード近くに生えているウワミズザクラ(上溝桜)が、花を沢山咲かせていました。花の盛りは過ぎていましたが、新緑の中で目立っていました。
ウワミズザクラ(上溝桜) バラ科 サクラ(プルナス)属 prunus grayana
山野に生える落葉高木。高さは10~20mになる。樹皮は暗紫褐色で横長の皮目がある。葉は互生し、長さ6~12㎝の卵状長楕円形で、基部は丸く、縁には鋭い鋸歯がある。花期は4~5月。花穂は長さ10㎝ほどで、雄しべが長く突き出てブラシのように見える。花穂の下には葉が数個つく。花は直径7㎜ほど。果実は黒く熟す。蕾や若い実は山菜として利用される。樹皮は桜皮細工に使う。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
ウワミズザクラ(バラ科) Prunus grayana Maxim.
特徴:山地や原野の日当たりのよい所に生育する落葉高木。幹は直立し、高さ15m、胸高直径50㎝になる。樹皮は暗紫色で光沢があり、横に長い皮目が並んでいる。材を切ると強い臭気が出る。葉は柄があり互生する。葉身は長楕円形で先は長く鋭く尖り、基部は円形である。縁には細く鋭い鋸歯がある。
花は5月に葉が出てから咲き、新しい枝の先に伸びる総状花序に多数付く。花弁は白色で5枚。雄しべは30本前後で雌しべは1本。果実は卵形で長さ6~7㎜。黒紫色に熟し、甘い。分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では丘陵地から山地に普通に見られ、コナラ・クリ林やブナ林の林内に多い。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦編著)」より]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます