2010年1月29日(金)、一関市東山町長坂字里前の岩手県交通「生出(おいで)」バス停の近くにある土手でフクジュソウ(福寿草)が金色の花を沢山咲かせていました。毎年この時期にいち早く花を咲かせていますので、ここ数年見に行っています。
キンポウゲ科 フクジュソウ(アドニス)属 Adonis:北半球に広く分布し、約20種がある。多くが位置、二年草または多年草。葉は互生し、細裂する。花は茎頂に単生。
フクジュソウ(福寿草) Adonis amurensis:ガンジツソウ(元日草)ともいう。旧暦の正月に黄金色の花が咲くので、めでたい名がついた。落葉樹林の下などに生え、草丈15~30cmになる多年草。根茎は短く、やや太い根をもつ。茎は直立し、葉は葉柄があり、3~4回の羽状全裂する。羽裂片は卵形または長卵形で、細裂片は線状披針形となる。
北国に多く、雪解けとともに芽を出して、茎頂に直径3cmほどの花を1~数花咲かせる。花は日が当っているときだけ開き、陰ると閉じる。花弁は多数あり、長楕円形または広披針形で、弁先に歯状の細かい切り込みが入る。花色はふつう黄色だが、古典植物として日本独自の品種改良が進み、白、黄褐色、紫褐色、橙紅色などがある。花形も一重、二重、八重、万八重と変化に富む。花が終わるころから、細かく切れ込んだ葉が伸びてくる。花期:2~5月だが、正月用に促成栽培も行われている。
江戸時代には多くの園芸品種が生まれ、”福寿海”cv.Fukujukai(黄花系)、”紅撫子”cv.Beninadeshiko(赤花系)、”爪折笠cv.Tsumaoregasa(黄花系)、”三段咲き”cv.Sandanzaki(段咲き系)など、現在42品種ほどが保存されている。福寿海は最も普及している品種で、正月の鉢植えによく利用されている。分布:シベリア東部、中国北部、朝鮮半島、日本(北海道~九州)。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑3・春の花」より]
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