新聞評が面白かった。それはエアル音楽祭の説明部分だ。そこでMeTooで辞めた前音楽監督時代からのヴァ―クナーの楽劇上演に関してだ。要するにバイロイトのヴァ―クナー祭に対抗しての田舎の程度の悪い上演のことを指す。同様な例はブタペストなど同様な企画で行われている音楽祭の典型であり、そもそも音楽とか芸術に疎いものだから、ヴァ―クナーの楽劇などを漁って訪れる聴衆とショーソンのオペラの聴衆と対照化して揶揄している。
我々が言う要するに芸術的趣味の良さというものだ。それは目標となっているバイロイトの音楽祭でも同様で、趣味の良い音楽ファンにはバイロイトと言えば馬鹿にする言葉となる。要するに趣味も悪く、音楽的程度も低く、芸術的価値が低いことを指す。同時にバイロイトのヴァ―クナー音楽祭はドイツにおいても国民の文化祭的な位置づけがあるので、それはそれで結構なことだ。
そこの作曲家の曾孫のカタリーナが2025年から変革をしていくというような発言をしているようだが、詳しくは今後明らかになっていくことだろう。そもそもカタリーナ・パスキエ姉妹に対して、対抗馬として打って出たおばさんのニケとモルティエ博士は改革を訴えていて、その構想の中には音楽劇場的な改革が含まれていたとされる。
今その流れの顔の一人であるティテュス・エンゲルが2025年に「ローエングリン」でデビューすると仮定すると、一体どのような演出家と何をするかである。昨年はオ―ストリアのアクション芸術家が「ヴァルキューレ」を演出したので既に小さな試みは為されている。「ローエングリン」にへんてこな新曲を沿えて劇場で演奏すれば初の試みとなるが、成功する可能性は殆どない。または「タンホイザー」で外のカメラを利用したりとあったようだが、その様なものも手間だけ掛かってのただの遊びでしかない。音楽芸術的にはエンゲルの腕にかかる。
さて日曜日はウクライナのユース楽団が創立者のオクサーナ・リニヴと共にやってくる。改めて調べると近所とは言いながら最短で走行距離40kmあって、50分ほど掛かる。日曜日の行楽客があるので嫌だが、態々70kmもアウトバーンを使って走って二三分短縮しても仕方がない。渋滞さえなければ燃料代は流石に安いだろう。復路は圧勝だ。
プログラムは、ウクライナのフベレンコの室内交響曲、アルマーシの新曲、そしてプラハ交響曲。ボンからの中継で流れるようだ。
序に年内のネット券を全て印字した。忘れていた予約も二件も済ました。それで手元に9枚も入場券がある。そしてまだ最低二回はミュンヘン往復するのが決まった。今年はザルツブルク行を入れると三回こなしているので、年五回になる。明らかにペトレンコ監督時代よりも増えている。
指揮者エンゲルのミュンヘン登場も大きいが、イザールフィルハーモニーが出来て音楽監督が代わったことも大きいかもしれない。チューリッヒのトーンハレより良ければそれでよい。そして既に来年六月の宿泊などの予約を入れた。ワイン祭りからの避難は重要である。
参照:
禍難の時を踏み越えて 2022-03-31 | アウトドーア・環境
晩夏日和の忙しさ 2018-09-28 | 暦
我々が言う要するに芸術的趣味の良さというものだ。それは目標となっているバイロイトの音楽祭でも同様で、趣味の良い音楽ファンにはバイロイトと言えば馬鹿にする言葉となる。要するに趣味も悪く、音楽的程度も低く、芸術的価値が低いことを指す。同時にバイロイトのヴァ―クナー音楽祭はドイツにおいても国民の文化祭的な位置づけがあるので、それはそれで結構なことだ。
そこの作曲家の曾孫のカタリーナが2025年から変革をしていくというような発言をしているようだが、詳しくは今後明らかになっていくことだろう。そもそもカタリーナ・パスキエ姉妹に対して、対抗馬として打って出たおばさんのニケとモルティエ博士は改革を訴えていて、その構想の中には音楽劇場的な改革が含まれていたとされる。
今その流れの顔の一人であるティテュス・エンゲルが2025年に「ローエングリン」でデビューすると仮定すると、一体どのような演出家と何をするかである。昨年はオ―ストリアのアクション芸術家が「ヴァルキューレ」を演出したので既に小さな試みは為されている。「ローエングリン」にへんてこな新曲を沿えて劇場で演奏すれば初の試みとなるが、成功する可能性は殆どない。または「タンホイザー」で外のカメラを利用したりとあったようだが、その様なものも手間だけ掛かってのただの遊びでしかない。音楽芸術的にはエンゲルの腕にかかる。
さて日曜日はウクライナのユース楽団が創立者のオクサーナ・リニヴと共にやってくる。改めて調べると近所とは言いながら最短で走行距離40kmあって、50分ほど掛かる。日曜日の行楽客があるので嫌だが、態々70kmもアウトバーンを使って走って二三分短縮しても仕方がない。渋滞さえなければ燃料代は流石に安いだろう。復路は圧勝だ。
プログラムは、ウクライナのフベレンコの室内交響曲、アルマーシの新曲、そしてプラハ交響曲。ボンからの中継で流れるようだ。
序に年内のネット券を全て印字した。忘れていた予約も二件も済ました。それで手元に9枚も入場券がある。そしてまだ最低二回はミュンヘン往復するのが決まった。今年はザルツブルク行を入れると三回こなしているので、年五回になる。明らかにペトレンコ監督時代よりも増えている。
指揮者エンゲルのミュンヘン登場も大きいが、イザールフィルハーモニーが出来て音楽監督が代わったことも大きいかもしれない。チューリッヒのトーンハレより良ければそれでよい。そして既に来年六月の宿泊などの予約を入れた。ワイン祭りからの避難は重要である。
参照:
禍難の時を踏み越えて 2022-03-31 | アウトドーア・環境
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