Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

そのもの所帯潰し

2023-01-24 | 生活
週末から寝室若しくは篭り部屋に暖房が入っていない。愈々お湯の量が少なくなったようで、お湯が届いている階下に移った。階下の暖房を強くして温めないと夜間も寝室で寝れなくなる。抑々篭り部屋に移るようになったのは、仕事机では足元が寒かったからで、吹き抜けになっている全体を温めてしまうのが無駄だったからだ。しかしこうなると階下で仕事しないと寒くて仕方がない。就寝よりも座仕事が一番堪える。膝掛も邪魔になる。

中々うまくいかないもので、そうなると篭り部屋で仕事をする為のスピーカーの足などが届く。先ずは、階下で作業しないといけないLANケーブルを早速届いたCat.8に取り替える。すんなり読み込んでいるので早くなった形跡はあるが、色々と試して見ないと分からない。インターネットと結んだのではなくNASとルーターのデータ転送速度を上げただけだ。

現在使っているメインのPCのウィンドーズ10の殆どのディレクトリー、つまりダウンロードやテキスト、その他はNASのHDDの中に作っていて、PCのSSDにはデスクトップしか置いていない。だから今でもSSDの13%程しか使用していない。其れゆえに通常のPC使用と変わらない感じでNASとファイルを行き来させるには高速度転送が必要である。

そのシステムを完成させたときにはCat.6を使っていたので流石にストレスがあったが、Cat.7で調子がいい時には全く時差を感じさせなかった。そして更によくなるかどうか。

早速準備してあったボーズのスピーカーの下にスパイクを一本装着した。土曜日に録音したラトル指揮就任初年の亡きマデルナを偲ぶブーレーズ作「ルポン」を流すと銅鑼などの大きな楽器が明白に響いて、尚且つ饗紋が見える。これだけでスパイクを履いた価値がある。やはり片チャンネルだけではこうはならなかった。そのあとのㇻベック姉妹のデュオなどを聴くと、妹さんの方の左手がもう一つ巧く響かない。これは仕方がないかもしれないが、管弦楽全奏ではやはり鳴りきらない。ある意味、大管弦楽とホールの音響との関係にも共通していて、バスがしっかり出ないと上が上手く乗らないというのと同じである。要するにある程度パワーを入れると喧しくなる。十代の時に使っていたブックシェルフ型のスピーカーの特性であった。

階下での仕事を余儀なくされたことで、メインシステムのウーファーから音を出すとやはりそこが違うのである。本物擬きの尚且つ臨場感となる倍音成分との繋がりの良い音を出すとするとやはりそれなりに建造物自体を揺るがすようなバスが必要となるのである。如何にオーディオ趣味というものが所帯潰しとはそのもので、近所迷惑でもある。

零下という所の雪の乗る屋根裏部屋となると、暖房がなければ、「ラボエーム」の舞台ではないが強いアルコールを入れて、屋内で焚火をしなければいかなくなる。幸いなことに階下の暖気が上がるので氷が張るほどには冷えないが、仕事するには厳しい。また、今年入手したベットカヴァーがなければ寒くて寝れなかっただろうと思う。薄く就寝して、早朝に頭痛となるのは山小屋などでもあることで、必ずしも高度の影響だけではないと分かる。しかし、以前と比較して筋肉も運動量も落ちていても、我慢が効くようになったのは何故だろうか。 早速暖房の水量を調べる様に命じておいた。



参照:
そのもの所帯潰し 2023-01-05 | 生活
パーティの王のケーキ 2018-12-23 | 料理
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