積雪で室内が明るくなった。この時を活かして、冬季にやり難い作業をした。先ずは何よりも、アマゾンからの配送が月曜日になるので、取付準備の為に清掃などを行った。篭り部屋は北向きの屋根裏部屋なので、特に冬季は陽の光を活かす方法は他にはない。無理して走りに行くよりも片付けておく方が週明けの時間を活かせる。
箪笥の上の遠隔スピーカー周りを掃除しようと思ったら、またまた下準備を一歩先に進める方法が浮かんだ。右側スピーカーの下には一本スパイクを履かせてその足元には専用のメタルの皿を咬ませた。しかし左側の方にはまだカンディンスキー状のゴムの半円が二つ重ねてある。
この半円を切り離して先ずはデスク向こうのオーラトーンの左側の後ろに仮に履かせる。仮にしたのは円頂が瞬間接着剤で硬化していたからで、新しいものが届いたらしっかり固定したい。前夜に掃除していた時にボックスの薄板が剝がれそうになったのでボンドで接着しておいた。すると、デスク向こうのオーラトーンの処置は前方に装着するスパイク次第だけとなる。
現時点では、低音の被りは消えたが、まだ以前から知っている箱鳴りが音空間をちっぽけに感じさせる。ティムパニーの強打の音抜けがせずに、箱特有の鳴りが感じられる。これのワイン栓の代わりにスパイクを履かせればどうなるか?
密閉型の箱を上手に鳴らし切るのが目標だが、中華製のアムプのその出力あっての試みで、スタディオでのモニター程度には鳴らせる見込みが出て来た。
さて箪笥の上のボーズのスピーカーの左側の後方には足の先っぽに小さなゴムを接着したグラスワイン栓を履かせた。これでも半球二つよりも箪笥の共振が減った。可也パワーも入れられて、尚且つ音が屋根裏部屋に反響するようになってきた。要するに本格的なHiFiに近づいて来た。積雪が近所迷惑を和らげる。
配達があるまでは左右の足を違えてあるので、その相違を比較する。ゴムからスパイクにしたことで最も変わったのは音の立ち上がりである。其れだけで音楽が生き生きとしてくる。音の減衰が早くなって、ピアノなどはそのキーの上げ下げが、目に見て取るように分かり、HiFi再生へと近づく。勿論高音も冴えて来た、実況の拍手の音も上に、奥に延びる様に、上方に設置してあるのにも拘らず定位感も出て来た。これで左側もスパイクと皿を履かせれば、より速度感が上がりシャープになって、透明感が増す筈だ。
こちらはバスレフ型のアクティヴスピーカーなので、総奏が如何に透明感を残せるか。その前の低域の倍音が浮いて鳴りは可也いい線まで来ている。プロムスでのマーラーの七交響曲の実況録音も必要最小限には響いている。もう一息である。
冷えてきたので、雪見酒にはスイスのテッシンのメルローを開けることにした。13.5%のアルコールで、この種のワインとしてはサンテミリオンのポメロ―ルなどよりもものよりもアーモンド風渋みもあり世界最高である。ルツェルン音楽祭の節にコープでお土産に購入した18フランぐらいのものであるが、通常飲むものとしては最高品質である。音楽祭の昨夏を振り返りつつ一寸乙である。
参照:
堪える夏の終わり 2022-09-06 | 生活
秋を偲ぶテッシンの栗 2010-09-27 | 暦
箪笥の上の遠隔スピーカー周りを掃除しようと思ったら、またまた下準備を一歩先に進める方法が浮かんだ。右側スピーカーの下には一本スパイクを履かせてその足元には専用のメタルの皿を咬ませた。しかし左側の方にはまだカンディンスキー状のゴムの半円が二つ重ねてある。
この半円を切り離して先ずはデスク向こうのオーラトーンの左側の後ろに仮に履かせる。仮にしたのは円頂が瞬間接着剤で硬化していたからで、新しいものが届いたらしっかり固定したい。前夜に掃除していた時にボックスの薄板が剝がれそうになったのでボンドで接着しておいた。すると、デスク向こうのオーラトーンの処置は前方に装着するスパイク次第だけとなる。
現時点では、低音の被りは消えたが、まだ以前から知っている箱鳴りが音空間をちっぽけに感じさせる。ティムパニーの強打の音抜けがせずに、箱特有の鳴りが感じられる。これのワイン栓の代わりにスパイクを履かせればどうなるか?
密閉型の箱を上手に鳴らし切るのが目標だが、中華製のアムプのその出力あっての試みで、スタディオでのモニター程度には鳴らせる見込みが出て来た。
さて箪笥の上のボーズのスピーカーの左側の後方には足の先っぽに小さなゴムを接着したグラスワイン栓を履かせた。これでも半球二つよりも箪笥の共振が減った。可也パワーも入れられて、尚且つ音が屋根裏部屋に反響するようになってきた。要するに本格的なHiFiに近づいて来た。積雪が近所迷惑を和らげる。
配達があるまでは左右の足を違えてあるので、その相違を比較する。ゴムからスパイクにしたことで最も変わったのは音の立ち上がりである。其れだけで音楽が生き生きとしてくる。音の減衰が早くなって、ピアノなどはそのキーの上げ下げが、目に見て取るように分かり、HiFi再生へと近づく。勿論高音も冴えて来た、実況の拍手の音も上に、奥に延びる様に、上方に設置してあるのにも拘らず定位感も出て来た。これで左側もスパイクと皿を履かせれば、より速度感が上がりシャープになって、透明感が増す筈だ。
こちらはバスレフ型のアクティヴスピーカーなので、総奏が如何に透明感を残せるか。その前の低域の倍音が浮いて鳴りは可也いい線まで来ている。プロムスでのマーラーの七交響曲の実況録音も必要最小限には響いている。もう一息である。
冷えてきたので、雪見酒にはスイスのテッシンのメルローを開けることにした。13.5%のアルコールで、この種のワインとしてはサンテミリオンのポメロ―ルなどよりもものよりもアーモンド風渋みもあり世界最高である。ルツェルン音楽祭の節にコープでお土産に購入した18フランぐらいのものであるが、通常飲むものとしては最高品質である。音楽祭の昨夏を振り返りつつ一寸乙である。
参照:
堪える夏の終わり 2022-09-06 | 生活
秋を偲ぶテッシンの栗 2010-09-27 | 暦