ミュンヘンから最速で当選の領収書を貰った。配券開始当日の14時は最速だと思う。新春から当たり籤を引いたというよりも、需要が少ないのだと思う。一ランク落として92ユーロしか払わないが、初日でも配券があるというのはやはり人気がない。ロシアもののプロコフィエフとなると、2017年に長男ユロウスキーも「炎の天使」を振って好評を博しているのだが、新制作となると興味も集まる。配券出だしはもう一つのようだが、さてどうなることか。
ブルーレイをLINUXで再生してメインのシステムで鳴らしたが、やはり圧縮音源とは全く異なる。現在ペトレンコ指揮のオペラで圧縮音源以外が出ているのは「ルル」と「死の街」の映像に、フランクフルトでの「パレストリーナ」のみであろう。フランクフルトのそれは楽団も駄目なのでそれ程の価値はないが、「ルル」時よりも明らかに機能性が身に着いたミュンヘンの座付き楽団のこの音響は凄まじい。
さて、ブルーレイをPCで上手に再生する為に十種類ほどのフリー、シェアウェアーを試した。最終的に今もPCに残っているのは、プレーヤーのLeawoブルーレイプレーヤー、とブルーレイコピーと称する二種類のフリーウェア―である。この二種類で事足りた。
因みに多くのソフトウェア―は、トライアルは5分までとか、又は全く解読できなくて、更に30日限定のトライアルとか禄でもないものばかりであった。
一つはAACSヴァージョン76のコピー保護を解読する。一つはそれを他所に移し替えるソフトである。前者はイタチの追いかけごっこで幾ら保護のシステムを複雑化しても解読が追い付く。後者はハードを一旦売ってしまえばどんなにブラックボックス化しようと思っても難しいという事である。要するに、一旦デジタル化したメディアは必ずコピーされるということでしかない。
そもそもプレーヤー込みでメディアソフトを売り込もうとした旧家電産業が最早大きな意味を持たなくなっていて、デジタル技術は進化している。そこで旧態然としたビジネスモデルが通用する筈がない。デジタルで物品を販売するのも難しく、フリーウェア―は幾らでもあって、ソフトウェア―に金を払うような者は余程のお人好しでしかない。
因み2021年6月末に一般リリースに先駆けてミュンヘンの劇場で「トリスタン」初日に購入したこのブルーレイには、そのマスターに2021年5月17日15時24分33秒とデジタル刻印されている。一月ほどして配給されたことになる。
この当該の映像は初日の後三日目か四日目に収録されたものであるが、初日の観た感じからしてもやはり感動的な舞台となっている。そしてこのコルンゴールトの音楽が、如何に正しく楽譜を音化することでしかその音楽の発想や真価を評価することが出来ないという好例である。
我々がペトレンコという世紀の天才指揮者によって初めて多くの楽曲を本当に知ることになる幸福を改めて感じないわけにはいかない。
参照:
節約しながらの快眠 2023-01-05 | 生活
赤い風船が飛んでいく高み 2021-10-29 | 文化一般
ブルーレイをLINUXで再生してメインのシステムで鳴らしたが、やはり圧縮音源とは全く異なる。現在ペトレンコ指揮のオペラで圧縮音源以外が出ているのは「ルル」と「死の街」の映像に、フランクフルトでの「パレストリーナ」のみであろう。フランクフルトのそれは楽団も駄目なのでそれ程の価値はないが、「ルル」時よりも明らかに機能性が身に着いたミュンヘンの座付き楽団のこの音響は凄まじい。
さて、ブルーレイをPCで上手に再生する為に十種類ほどのフリー、シェアウェアーを試した。最終的に今もPCに残っているのは、プレーヤーのLeawoブルーレイプレーヤー、とブルーレイコピーと称する二種類のフリーウェア―である。この二種類で事足りた。
因みに多くのソフトウェア―は、トライアルは5分までとか、又は全く解読できなくて、更に30日限定のトライアルとか禄でもないものばかりであった。
一つはAACSヴァージョン76のコピー保護を解読する。一つはそれを他所に移し替えるソフトである。前者はイタチの追いかけごっこで幾ら保護のシステムを複雑化しても解読が追い付く。後者はハードを一旦売ってしまえばどんなにブラックボックス化しようと思っても難しいという事である。要するに、一旦デジタル化したメディアは必ずコピーされるということでしかない。
そもそもプレーヤー込みでメディアソフトを売り込もうとした旧家電産業が最早大きな意味を持たなくなっていて、デジタル技術は進化している。そこで旧態然としたビジネスモデルが通用する筈がない。デジタルで物品を販売するのも難しく、フリーウェア―は幾らでもあって、ソフトウェア―に金を払うような者は余程のお人好しでしかない。
因み2021年6月末に一般リリースに先駆けてミュンヘンの劇場で「トリスタン」初日に購入したこのブルーレイには、そのマスターに2021年5月17日15時24分33秒とデジタル刻印されている。一月ほどして配給されたことになる。
この当該の映像は初日の後三日目か四日目に収録されたものであるが、初日の観た感じからしてもやはり感動的な舞台となっている。そしてこのコルンゴールトの音楽が、如何に正しく楽譜を音化することでしかその音楽の発想や真価を評価することが出来ないという好例である。
我々がペトレンコという世紀の天才指揮者によって初めて多くの楽曲を本当に知ることになる幸福を改めて感じないわけにはいかない。
参照:
節約しながらの快眠 2023-01-05 | 生活
赤い風船が飛んでいく高み 2021-10-29 | 文化一般