ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

Nikon F3p MD

2008-09-19 11:50:31 | つちのこカメラ

つちのこカメラ22

つちのこカメラとしては、カメラ本体に注目されるだろうが、当時に限らず、一線で使われるときはMD付きが普通でしょう。

Nikon F3p MD080918n1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1980年代から90年代までの主力機種でした。

MDを付けなくともバランスがよく、防水性も申し分なく、使いやすかった。電子シャッターになったので、バッテリーが上がったときは、1/80の機械シャッターだけが使えました。
フィルム巻き上げの感じや、シャッターの落ち具合、ホールディングすべて申し分ない。当時のキャノンと人気を2分していたが、次機種F4になったとき、AFスピードで劣っていたため、差をつけられた。
このF3は信頼性が抜群でした。
F3を土砂降りの雨の中で使うことがあったが、カメラとして仕事し続けていたのは驚異。ファインダーの曇りを手ぬぐいで拭いながらのハードワークでも大丈夫だった。そんな「土砂降り」の中ではレンズにはタオルをかけておきます。時々そのタオルを絞るのです。F3pボディーよりレンズのほうが心配でしたから、、、。

080918n2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MDをつけなくとも、この時代のカメラからグリップらしき物が付いていて、単体でもホールディングが良い。
F、F2からいちばん進化したのはMDだと思う。バッテリー一体型になり信頼性は高まった。単三でもニッカドでも同じように使えるようになった。

MDを付けるとカメラの露出計の電源もMDから供給されます。

080918n3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジウジアロー(工業デザイナー)のデザインは横から見ても洒落ている。
カメラにMDを付けたというより、できの良いMDに、カメラをちょこんと乗っけた感じ。
カメラ本体は操作を含めてかなりエレガントなデザインだと思う。

080918n4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F3pはファインダーの倍率が80%で、一瞬でフレーム全体を見れるようになっている。考えようによっては倍率80%だと小さい気がしますが、100%の視野を一瞬で見るにはこれしかない。
F3pは報道用のカメラで、他の目的の時は普通の100%等倍ファインダーが良いでしょう。

080918n6

 

 

 

 

 

 

 

 

F3pにはF3にはないアクセサリーシューが付いています。F3だと巻き戻しノブに、アダブターを付けます。このあたりがF、F2、F3の面倒臭さ。なぜF3pのように作らなかったかが疑問です。F3pはファインダー部分がチタンでできていて強度があると言っても、巻き戻しノブに付けるのはねー。

シャッターにレリーズの穴がないのもF3pのあかし。そこは防水性を考えてゴムで覆っていいます。あとF3と違うところは、シャッターロックが機械式なのと、シャッターダイヤルの背丈が高いこと、フィルムカウンター窓が大きいこと、裏蓋開閉のロックが省かれていること。

私の記憶が正しければ、ストロボTTLのセンサーやセルフタイマーも省かれている。

080918n7

 

 

 

 

 

 

 

 

NikonのF1桁シリーズの特徴はファインダーが交換できること。アイレベルファインダーで2種類、ウエストレベルファインダー。
ファインダーは上にすっぽり抜けるタイプで雨には強かったが、砂、パウダーのような粉には弱かった。砂漠地帯で撮影していた時、ファインダーの視野が丸いのに気がついた、、、なんと砂がファインダーに入って、ファインダーのコンデンサーレンズの真ん中が盛り上がっているので、周辺に砂がたまって、楕円形の砂フレームになっていた。よくもこんなに砂が入る物だと言うくらいでした。
カメラ本体に砂は入らないが、ファインダーには砂が吹きだまってびっくりでした。
報道では周辺を気にしないとは言っても問題がある。次期機種のF4から、ファインダーはレールに沿い取り付けられるからマシになったのでは。

080918n8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常の撮影ではファインダーが外れる必要はない。システムカメラと言う発想なのだろうが、今のデジタル一眼では無くなった機能

080918n9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボディー側にミラーアップ、露出保持のロック。
シャッターがMDとボディーにあるがどちらも使えます。背丈の高いシャッターダイヤルは使いやすかった。

080918n10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

露出補正と感度設定、巻き戻しノブ。
ここにストロボを付けるのは煩雑な気がする。裏蓋開閉のロックが省かれてノブを引っ張り上げるだけで裏蓋が開きます。

080918n5

 

 

 

 

 

 

 

 

シンプルな作りですが、フィルムチェンジミスはある。

キャノンのQLは良い機能でした。

080918n11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かちいさなノブがあるけど使ったことがない、なんだろう?

フィルム巻き戻しは、最近のAFカメラでは当たり前になったが、当時は自慢の機能。
モーターの進歩なんだろう!

080918n12

 

 

 

 

 

 

 

 

専用ニッカド電池と単三ホルダー。どちらも使えます。

080918n13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レリーズ穴がなかったので自家製の電気レリーズ。これが良くできた物で、、自慢なんだが、単純に延長可能で便利に使いました。センサーを付けても面白いでしょ。 

080918n14

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時のまま、今は使わなくなったプロ機材セットですね。単体レンズが多かった。

カメラボディーは2台+35mmポラボディー。単体レンズを撮影により8本チェンジしてもって行きます。

長玉とズームは別のケース。

米国製のアダプトケースは蝶番が50cm連続していて丈夫。ファイバーの軽量タイプもありました。40年ほど前はトップブランドだった。

 

デジカメ時代になっても、プロのキャノンユザーでも単体レンズを使われる方はいらっしゃいます。広告、グラビアなどでは好んで単体レンズを使うかたが多い。雑誌や報道関係はズームレンズ一辺倒です。
当時NikonのF3とキャノンのF1がプロ用カメラの双璧でしたが、次期機種、AF時代になるとニコンはキャノンに差をつけられました。
ようやく最近のD3あたりから、盛り返してきたのは嬉しいことです。
先進のキャノン、ハードユースのニコンの図は、まだあるようです。

Nikon D5300

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/90f6ee141db8fa119081fe775455142f

Nikon D700 

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e54308fb8d569a17163741ceba84613d

Nikon D40x

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/06b238a05f744cbd25aea3b867258822

Nikon F4 MD
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20140113

Nikon D100
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20130428

Nikon F MD② 詳細
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110120

Nikon F MD①
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080224

Nikon FM ポラボディー
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804

Nikon FE2
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510

Nikkorex Fの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530

Nikkorex 35の記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060223

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1920年製のカメラの写りは?

2008-09-03 16:55:51 | つちのこカメラ

先日、つちのこカメラで紹介したフォクトレンダー・ブリラントで撮影した、つちのこプリントです。

080903s11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちの若者たち。

格好をつけて立ってもらいました。

真ん中はとりあえずピントはきている。周辺はピン悪し。

だけど、写真の価値はそんなもんにあるわけじゃなし。

1920年製だからこれくらい撮れたら十分でしょう。

クリックすると大きくなります。

 

つちのこカメラ21 Voigtlander Brillant、フォクトレンダー・ブリラント

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080828

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テスト撮影

2008-09-01 21:40:20 | つちのこカメラ

100年前のカメラで撮ってみました。

テスト撮影と言っても、古ーいカメラでしょ写りがどんなものか見たんです。

フォクトレンダー・ブリラントで1930年代に作られていたもの。見たところレンズにカビも生えていないし、埃の混入は少ないよう。だけどレンズ・コーティングがないから、どんなもんですか??

シンクロ接点がなかったんで、バルブでオープンフラッシュ。

080901f1_2 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハレーションの要素は極力排除したが、それでも眠たい画像です。

ハレーションの多い画像でした。コーティングがない時代だったんで、これが限界かも。

黒の抜けというか締りがわるい。現像はぴったりだったんだが、、、。

スキャナーが調子悪く、フィルムから直接読み込みができなくて、明日プリントしてみる。

後ろのフィルムは最初にとったものだが、駒の間隔が6×9になった。フィルム巻上げを間違えたのだ。説明書がない古いカメラは試行錯誤して撮らなきゃー。

写りは意外にシャープで、1950年代のリコーフレックスよりはずっと良かった(状態が違いますが)。

撮影したフィルムをプリント、、、使えるぞ!

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080903

フォクトレンダー・ブリラント

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080828

リコーフレックス

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070706

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Voigtlander Brillant 6×6

2008-08-28 21:52:46 | つちのこカメラ

つちのこカメラ21

Voigtlander Brillant、フォクトレンダー・ブリラント。1930年代のカメラです。

これは私のものではなく、知人のつちのこカメラで、軍人であった爺様の形見だそうです。軍人が持ち主だったら、もしかして戦局たけなわの頃に、世界を旅していたかもしれない。

080828v1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実に小さく、4×4カメラかと思ったほどで、裏蓋を開けたら6×6のフレームがありビックリ!

1930年代の製品なんで、塗装はボロボロですがレンズは意外にキレイだった。

可愛らしい皮ケースつき。

高さ12cm×幅7.5cm×厚み8cm、(出っ張りを含む)

レンズ75mm、開放f7,7

絞りf7.7、11、22(3つの穴があいた円盤)

シャッターはB、25、50

080828v2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原始的な2眼レフカメラで、上のビューレンズにはピント送りがない。ただフレームを見れるだけです。

下の撮影レンズのピント調節は前玉繰り出しのよう。目盛りがフィートかメートルかわからなかったが、テスト撮影の結果フィートと判明。

リコーフレックスも小さかったが、ソレより一回り小さい感じ。前板が動かないし、レンズのピントリングは撮影レンズしかついていないからだ。

080828v3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピントフードの真ん中にフォクトレンダーのマークが。

レンズは比較的キレイだが、内面反射もフレイヤーも多そう。

しかし、じつにシンプルに設計されている。

少ない加工で最大限の精度を出そうとしているようだ。

戦前のドイツ工業製品の粋なんだろう。

080828v4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャッターと絞り以外の動きはしぶい。

080828v5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コチラの面にあるサイドにある楕円形の小さな窓はフィルムカウンター。スタートマークがどこなのかわからなかったので、うまくカウンターをあわせられなかった。やり方を覚えればカウンターの数字を見ながらフィルムを巻き上げます。 

080828v6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろの蓋にも赤窓があり、フィルムの後ろの紙に印字してあるカウンター数字を見ながら巻き上げると、駒の間隔が広すぎる。おそらく6×9の間隔。今のフィルムと昔のフィルムでは印字位置が違うのでは?

あとからわかったことだが、裏蓋の赤窓で6×9のフィルム印字①を出したら、フィルムのいちコマ目が出たことになるそうだ。それからサイドのカウンターでコマ数を見ていく。①コマ目まではカウンターが進まないようギアを下げておく。

080828v7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マミヤC330と大きさを比べると、大砲と短銃ぐらい違う。重さも倍は違いますね。

かたやレンズ交換できるし、そのレンズはビューレンズと撮影レンズが同じ物を使用しているし、至れり尽くせりの豪華カメラだったから、、、。

マミヤはそういうところがあります。だからRZにしてもデッカク重くなるんです。しかしプロには、あんなに頼りになるカメラはない!

このフォクトレンダーブリラントは全てを省略して、必要最小限の機能しか持たないカメラです。省略したというより、カメラの形態が出来つつある時代の製品です。

可動部分が少ない! 

080828v8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上のビューレンズはピント送りがない。つまりフレームを見るだけのレンズ。一般的な言葉で言えば、目測式ピント調節カメラ

下の撮影レンズは前玉回転で距離目盛はフィート(テストしてわかった)。

ランドスケープ(風景)からポートレイトと刻印してある。最短距離が3フィートだとアップじゃないか?前玉の枠から距離表示の矢印が続いている。

左の手のような取っ手がシャッターチャージを兼ねたシャッターレバー。下に押すとチャージをしつつシャッターがおりる。 

080828v9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左の窓がシャッター表示。

といってもバルブ(B)と1/25、1/50しかない。

右の小窓が絞り表示。

開放がf7,7なので次が11、22とたったの3つしか数字がない。

しかも、絞りは中間が無く、丸い小さな穴が開いた円盤がターレットのように交換するだけ。簡素な造りというか原始的です(今となってはアイディアもの)。 

080828v10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファインダーは明るいがマットがなく素通し。 

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そこ蓋を開けると、裏蓋が開けられます。 

080828v12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この順番で開きます。

フイルムを後ろから押さえる厚板が湾曲していてレンズの褶曲にあわせているのかもしれない。

むろんフィルムは下から上へ巻き取ります。 

080828v13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろのレンズは固定。

内面反射が多そうだ。カビはさほどじゃないがホコリの混入が多い。 

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フィルム入れの全てがうまくいくと、カウンター表示が自動で進みます。

このあたりの操作は、説明書がないので私にも理解不能。 

080828v15

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィルムのパッケージと大きさを比べると、いかに小さいかわかるでしょー。カメラボディーがフィルム幅ぎりぎりしかないから、フィルム送りが固かった。わずかな凹みや錆に影響されます。

フォクトレンダーはドイツのブランドでしたが、今ではコシナがその名前で製品を作っています。コシナはツアイス・イコンも作っています。

URLは

http://www.cosina.co.jp/v.html

機械を見ると作った人の意図や気持が良くわかります。当時の機械工作の精度や知識を屈指しています、面白いですね。

さてテスト撮影してプリントしてみました。80年前のカメラとは思えないほどです。仕事に使えます(冗談)!

本音を言えば、、、デジタルで精密な写真が簡単に撮れるようになっても、写真の価値が数十倍上がるわけじゃない。ある時ある場所の記憶ということで、精度を上げても人類にとっての価値はそれほどだなー。デジタルになって、ひとつの産業革命だとは思います。誰でも何処でも何処からでも写真を発信できるようになった。これは凄いことです。庶民がペンだけじゃなく映像を簡単に発信できるようになったから。それはカメラの発達だけじゃなく通信と組み合わさったものですが。写真は昔は写真でしかなかったが、いまでは写真は情報の重要なひとつのパートになった。

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080903

撮影はフィルム巻上げが難しかった。

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080901

ローライフレックス 3.5F 220の記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20081024

ハッセルブラッド500Cの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20071002

マミヤC330Sの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070923

アサヒペンタックス67の記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100421

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オリンパス・カメディアC3100

2008-08-12 13:31:24 | つちのこカメラ

つちのこカメラ20

オリンパス・カメディアC3100

デジカメのサイクルは早く、300万画素のカメディアも、つちのこに仲間入りしている。

これを買ったのは、せいぜい7年~8年前。300万画素のカメラでデジカメを勉強、今でも充分に使えます。

だが、デジタルの進化は早くて、もっと小さく、もっとキレイに、もっと高機能になりました。

カメディアはオーソドックスに作られたカメラで、ゴロンとして手になじみやすく、カメラブレがなかった。

080808o1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C3100は3倍ズームで、開放がF2.8と比較的明るいレンズでした。

スマートメディア使用と言うのが時代を感じます。

080808o2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボディーがぶ厚いでしょー。

シッカリしすぎるほどのグリップ。そこに単三電池を4本。

光学ファインダーはついているし、フィルムカメラの名残があります。

080808o3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今のデジカメに比べ3倍ぐらい体積があるんじゃないかー。

080808o4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このオリンパス・カメディアでデジカメの勉強をさせてもらった。

080808o5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

液晶は小さいので、撮影する時はファインダーを覗いていました。

今使っているミューと操作が似ている。

これにシンクロ接点があると100倍使えるのになー!

080808o6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のデジカメ・キャリアはこれが最初で、次に600万画素の一眼デジ。

今では生活防水のオリンパス・ミューと、1千万画素の一眼デジを使っています。

そろそろ、バージョンアップするか。

今思うと、、、2011年9月ですが、、、このカメラの最大の特徴はマニュアルで使えたことです。露出をシャッター、絞り、感度が自由に選べたこと。スマートディアはあっという間に廃ったけど、このカメラの存在価値は◎◎◎画素だけで良ければ、良い描写をしていました。レンズが大きくてゆったりと作っていたんだ。これで外部シンクロできたなら今でも使っていたかもしれません。

2010年05月20日 OLYMPUS CAMEDIA μ-mini

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100520

2007年05月27日 2台のOLYMPUS CAMEDIA μ-min ヤフオクでゲット

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070527

2005年03月17日 携帯用デジカメを買ったOLYMPUS CAMEDIA μ-mini

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20050317

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ミノックス35GTL

2008-07-16 08:31:01 | つちのこカメラ

つちのこカメラⅡで、リコーFF1と対比したミノックスを撮りなおしました。

ミノックス35GTL

ミノックスは元々8mmフィルム(だったと思う)を使う超コンパクトカメラで一世を風靡した。マニアやスパイのためのカメラでした。

時代がさかのぼり、でっかくなった35mmカメラをアイディア満載で小さくしたもの。

080715t1 端正なデザインです、これだけでも存在価値がありそう。

ファインダー横のネジ蓋はバッテリー。9ボルトじゃなかったかしら、このあたりが国産カメラより劣っている点。

バッテリーのサイズも大きい!

 

 

 

080715t2 レンズを畳むと、ソレこそ何も引っかかりがない。

ツルンとしたボディーなんで、落とさないためにストラップが必要。

オリンパスのXAもそうだったが、ボディーにラバーーが張っていないと、ホールディングが悪くなる。

 

 

080715t3 後ろ姿もつるつる。

 

 

 

 

 

 

080715t4

横から見ると、、、やはりつるつる。

よくできたものです、良いか悪いかは別ですよーーー。

あちらのデザインは、独特なものを感じる。デザインとは余分なものをそぎ落としていくことだと、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

080715t5

 

前蓋をあけるとレンズが飛び出してくる。リコーFF1と同じです。

 

 

 

 

 

080715t6 最初からレンズ全面に保護用のフィルターがついている。

デンチ室がごっついなー。

 

 

 

 

 

080715t9

絞り優先オート。

距離は目測で、リングが小さいのでリコーFF1と同じように操作しずらい。

コンパクト化の弊害あり。

 

 

080715t8_3 このあたりはわかりやすい。

2Xは逆光時に露出を簡単に2倍にする。

巻き上げレバーが円を描くのではなし、違和感のアル動きをします。ペンのように巻き上げノブでもいいのに、凝っているのだ。

ペンなどは、へんに凝っていないぶん使いやすい!

それはボディーの表面にもいえます。ラバーが張ってあったほうが、断然実用的だ。

まーこれは、マニアのカメラであって、実用機と考えちゃいけないのだろう。

080715t10写真は白黒ですが、MINOXのロゴやリング周りに赤を多用、私の好みじゃないけど。

 

 

 

 

 

080715t11

 

 

 

 

 

 

 

 

080715t12 フィルムを入れるときは、裏蓋をパカっとはずす。

 

 

 

 

080715t13

フィルム入れはミスが少ない。

巻き上げレバーは回すと言うか、、、手前に引っ張る感じ。

 

 

 

 

080715t14メカは面白い!

デザインも最高!

携帯性は今のコンパクト・デジカメ並みに!

 

 

 

080715t15 

これで、、、写りが良かったら使ったが、、、私の範疇のカメラではなかった。

ピントが悪いとか、フレーヤーやコントラストが悪いと言う問題じゃない。

何ていうか、日本製のカメラじゃ考えられないような、画面だった。ロシア製のロモにも似ている描写。

好き者のカメラだから、何も言ちゃいけないのだな!

2008年07月03日 RICHO FF1

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080703

2006年09月14日   リコーFF1との対比は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060914

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リコーFF1

2008-07-03 13:07:54 | つちのこカメラ

リコーFF1

つちのこカメラⅡ

以前ミノックスと対比したものを撮りなおしました。

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060914

080703r1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンズが蛇腹カメラのように折りたためるのでコンパクトに持ち運べました。

今のデジカメはレンズが伸び縮みするので、それの手動バージョンですね。

35mmフルサイズにしては、非常に小さく、ボディーにラバーが張ってあるのでホールディングも悪くない。使いやすい実用機でした。080703r2

 

レンズをたたんだ状態。右肩に露出計cdsの受光部があるだけ。

 

 

 

080703r3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンズ鏡胴は引っ込めるためか、引っ掛かりがなくピント、絞りの操作がやりにくかった。つまり鏡胴がつるつるなのだ。

欠点らしい欠点はこれだけ。

080703r4

 

 

 

 

 

 

 

 

ファインダーとレンズの軸が垂直に合っているのは使いやすい。

アクセサリーシューの位置やその他の配置が端正なつくり。

ミノックスと比べて優れているのが、ボディーのラバーです。絶対にコチラのほうが持ちやすい。携帯の時も構えた時も手になじみます。

ファインダーの横はASA感度(ISO)。

080703r5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャッターボタンは独特の感触。押したか押さないかのうちにシャッターが落ちる。ペッコンって感じかな。

080703r6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろにあるフィルム巻上げレバーをちょっと動かした。

余分なものがないスッキリしたデザイン。

080703r7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表示は見やすいのだが、大きな指だと鏡胴が細いし、絞りもピントリングも操作しづらい。◎印はスナップ用のマーク。絞りをAに合わせ、ピントリングを◎印に合わせておけばだいたいのものは写る。

絞り優先のオートシャッターですが、Aに合わせておけばプログラムオート。

080703r8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡胴のギザギザがないでしょ。

35mmはスナップに良い焦点距離。

蛇腹じゃなくカッチリしたタスキです。080703r9

裏蓋は普通に開く。

 

 

 

 

080703r10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地味なカメラでしたが、名機といっていいと思います。

2008年07月16日  ミノックス35GTL

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080716

2006年09月14日 つちのこカメラーズⅡ ミノックスとリコーFF1を比べる

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Nikon FE2

2008-05-10 18:18:30 | つちのこカメラ

つちのこカメラ18

Nikon FE2

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この機種の前にFEと言うのがあり、シャッタースピードが1/1000までだった。

シャッターのチタン化で1/4000まで可能になった画期的なカメラでした。

MDを必要としないなら実にシンプルで使いやすかった。同時代のF3に比べ華奢な感じはいなめないが、全体にコンパクトで軽量なので出番は多かった。ストロボの同調スピードが1/250と、F3の1/80に比べて速いのも特徴です。

カメラの大きさスペック、価格ともバランスの良い機種で、Nikonいちばんの売れ筋だったと思います。

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ASA感度(ISO)、露出補正がわかりやすい。オートで使う場合、露出補正をかけるとファインダー内に表示がでて間違いがなかった。

プロのサブカメラとしても充分な機能だった。

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手持ち撮影が多かったので、長ダマ使用などのことを考慮して、カメラバックにラバーつけ、バックグリップを自作した。前につけるか後ろにつけるか迷ったが、格好を考えて後ろに。

このグリップの具合が良く、なんでこの時代のカメラになかったか不思議だった。

金属製や木製の三脚穴を利用して付けるグリップが売られているが、こんなに不細工なものじゃなく、ちょっとした指の引っ掛かりがあれば良い。グリップとはそういうもの。

前でも後ろでも5mm程度の引っかかりでよい。

毎週、サーキットなどで500mmや300mmレンズをつけ、手持ち撮影していましたから。そんなときはMDを付けていたからグリップの必要性はあまり感じなかった。プロカメラはMD付きが当たり前なんで、単体ではほとんど使いません。ロケでもスタジオ撮影でもMD付き。当時のMDのスピードは遅かったんで、連射というより自動巻上げぐらいのつもりで使っていました。

散歩に持っていくときに、サブのさらにサブカメラとして持っていくときに、MDははずします。

FMやFEに付けるMD12が曲者でしたねー。F3用も専用ニッカドバッテリーを付けたときは良いが、単三電池のときは電池一個一個に接点が2つあり、その接点のトラブルに苦労しました。各電池を溶接デモすればよかったのだが。

機械的なトラブルはなかったが、電気的なトラブルはNikon(8本)に限らず、単三電池を多く使うCANON(10本)には多かった。

空撮でここぞと言う時に動かなくなったら、怒り心頭でしょう。

カメラに限らないが、プロ用の機材も大方は使いやすいよう手を入れています。あと精度のチェックをすると意外やイガイなんですよー。

後ろの四角は装填しているフィルムのパッケージを破いて入れておくところ。何のフィルムを使っているかのメモ代わりです。

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グリップは前でも後ろでも指にちょっとでも引っかかりがあれば良い。

ついているレンズは28mmf3.5という、クラッシックなもの。

私は名レンズだと思う、このレンズの開放でよく撮ったもの。単焦点のレンズは開放で使ってこそだと思うし、味のある描写をしてくれた。

軽くて小さいのもグー。

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砂漠地帯で撮影していて、MDを付けたメイン機種があっという間に動かなくなり、FEに頼ったことが思い出されます。

当時のカメラは電気接点が難点でした。水はいいけど、パウダーのような砂には電気カメラは弱い。それは今でも一緒かも知れません。

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MD12と連動するの接点です。

FE2の最大の悩みがMD12を付けた時の作動でした。

ここぞと言う時にシャッターが降りないのだ。バッテリーの数だけ接点があるので、ニッカド電池使うと接点が腐食して通電が悪くなる。これは、当時のどのメーカーのMDの悩みでした。

ニコンF3やキャノンF1などだと専用ニッカド電池を使うことで、確実性が増しました。専用ニッカドは巻き上げスピードも速く快適だった。FでもF1でも単三電池を使うと確実性が落ちた。空撮のようなシャッターチャンスが少ない撮影では、とんでもないトラブルでした。

仕事先から帰るとメーカーのサービスステーションへ直行か、マスコミ大手ですと担当者を呼びつけたといいます。

ニッカド電池などは使っていると微量のガスが出て、接点を腐食するのだ。ほんのわずかなことが、電気カメラの落とし穴でした。

同じようなことが車でもありました。キャブレターを直噴タイプに切り替わっていく時代に、車が動かなくなるような現象があった。それは電気的な接触の不備と、燃料のペーパーロックのようなものだった。

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プロは巻き戻しノブの下にある、裏蓋ロックを取り去っています。

フィルムチェンジのとき1秒でも早くすませたいからロックを外しているのです。それはF3でも同じでした。余分なロックは一般には良いけどシリアスな場面ではじれったい。

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視度調節は-2を入れていました。ファインダースクリーンは交換で清掃しやすい。手抜きのないカメラだった。

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うすいチタン膜のシャッター。シャッターの軽量化で高速シャッターが可能になったのです。1/4000シャッターはFM2からですが、それを仕事で使っていて、朝イチでシャッター音がいつもと違うのに気がつき、ニコンのサービスマンに話して、替えのボディーを予備に借りていたところ、その日にものの見事にシャッターがバラバラに飛び散りました。いつも使っていると音で調子がわかるのです。

このFE2はFM2から買い換えたもので、さらにその前にはFEを使っていました。

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FM2はF3のサブ機としてだけじゃなく、メインに近い使い方ができるカメラです。海外のプロカメラマンはフラッグシップじゃないカメラで、バンバン仕事していました。日本だけですよーニコンF3やキャノンF1が巷にあふれているのは。

電池がなくなると1/250のみシャッターが作動します。

Nikon F MD② の記事は (F本体の記事は多いけどMDの記事は少ないでしょう)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110120

Nikon F3 MDの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919

Nikon FM ポラボディーの記事は (プロしか使わない機種です)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804

Nikon FE2 の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510

Nikkorex Fの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530

Nikkorex 35の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060223

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Canonet17

2008-04-14 20:44:29 | つちのこカメラ

つちのこカメラ17
CanonetQL17

キャノネットQL17は、私が若かったころは高嶺の花で、高価すぎて買う気にもならなかった機種です。

端正なスタイルに、いかにも切れ味の良さそうなレンズ。高級コンパクトカメラの代表で、比べるとしたら、、、ヤシカ・エレクトロ35がスタイルも持ち味も違うけど、良い対抗機種だったかもしれません、、、あくまで私の感じですが。

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このキャノネットは、今でいえばコンパクトデジに相当します。

カメラがだんだん高性能化するに従い大きくなってきた反省で、レンズは贅沢なままコンパクト化したもの。
40mmF1,7は当時の一眼レフとためを張ったような良いレンズ。QLとはクイック・ローディングの意味で、フィルム装填が画期的に簡単でした。

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40mmF1,7

贅沢なレンズでした。

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Canon7に似た端正なフォルム。

レンズのシャープさだって負けていません。

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ファインダーとバッテリーチェッカー。左にあるプラスチックの蓋を下に押し下げてシンクロ接点を」出す。

蓋はスプリングが利いていて防塵の役目があります。

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外部ストロボを使うことを考えているんですね。

プロがスタジオでも使えそうなくらいのカメラ。

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ロゴの線が太いのがちょっと残念。

字体が安ぼったい。軍艦部のデザインはもう少しやりようがあったかも、、、。

造りは高級感があるがデザインがもったいない。

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前から、シャッターリング、ASAが今のフィルムのISO感度、絞りとオート露出の切り替えとクリップオン・ストロボのガイドナンバーの設定、距離計です。

露出はシャッター優先のオートが基本で、完全マニュアルカメラにもなります。

そのときはバッテリーは要らない。

 

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接点付きのアクセサリシュー。

フィルムカウンターは小さくて見づらい。

分割巻上げはできません。

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底には巻き戻しロックボタン、三脚ネジ穴、バッテリー蓋と並んでいます。

シャッターがコパル製なんですねー。

その上の室内・雲・お日様マークは何でしょうか?これを使ったことがないのでわかりません。

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QLの最大の特徴がこれです。

フィルムを裏蓋についている、小さなローラ付きの蓋で、フィルム送りを挟み込みます。

つまりフィルムが空回りしないように押さえているのです。

それと、フィルムスプロケットに工夫がしてあって、自動的に指定の方向にフィルムを巻き込んでいきます。

実際にキャノンのこの機能を私は利用したことがないので、講評はさけますが35mmカメラのフィルム入れはプロでも慎重にならざるを得なかった。

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右の2本の細いローラーがフィルムをラチェットに押し付けます。

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蓋を半分閉じた状態。

35mmカメラで仕事をする上で注意するのが、フィルムがちゃんと入っているかどうか。

こんな初歩的なことがと思いでしょうけど、意外に油断するととんでもないことに。
ブローニカメラはフィルムの装填ミスは少ないが、35mmでは装填ミスが気がつきにくいのが問題だった。
そんなアマチュアにも大問題なことを、一気に解決してくれたのが、このQLでした。

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メイドイン・台湾

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バッテリーがなくても、マニュアルカメラとして完全作動します。

端正なデザインですね。一カ所巻き戻しノブ近くをぶつけてしまった。最近のプラスチックと違い金属カメラはペコっとへっこみます。

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コンパクトカメラの部類でしたが、今となっては持つとずっしりと重い。中身がぎっしり詰まっています。

性能が形に出ていた時代のツールです。

デジタル時代になり写り使い勝手はソフト勝負になった感あり。
中古カメラ屋さんで3000円で購入。

完全作動します。

キャノネット(初代キャノネット)

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1cd2d2d8b2979c8f746e4cadfb45e9df

キャノンダイヤル35(ハーフサイズ)

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/50c452ae2e71f7af94b68249cf3e9a51

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Nikon F

2008-02-24 12:06:33 | つちのこカメラ

つちのこカメラ16
Nikon F  MD
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Nikon Fボディーは学生の頃にアルバイトで購入したもので、かれこれ○○年近く前のこと。
夏、冬とアルバイトして、次々に機材をそろえていった時期がありました。ローライが先だったかFの方が先だったかは忘れた。すでにニコマートという中級機種を使っていたが、上級機種のFが必要になってきたのです。
当時ニコンは品薄で、なんと三越で定価で購入。

パーツのモータードライブ(MD)はしばらくしてから購入しました。

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MDを取り付けるにはボディー個体づつ調整が必要だった。ごつごつして、取ってつけたような、建て増しMDだ。電池は単三を8本ですが、電池室とMD本体は別で、外部電源を使うならグリップ付き電池室がいらないので小さくなる。

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ボディー本体と連結もパーツを組み合わせて無理矢理つないでいる。
シャッターボタンは無骨なもので、切りかえスイッチなど家電のパーツ。ほこりや水には無防備で、雨の日には水没状態で、その度にオーバーホールで金がかかった。雨が予想されるときは、外での撮影時にはビニールテープでグルグル巻き。しかし、機械式なんで見た目にトラブルがわかり、どうにでもなる頼りになるカメラです。

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MDのコマ数はいいところ、毎秒4コマに満たなかった。
スポーツ撮影では、そのつどシャッターを押す使い方で、連射してカメラ任せはしない。つまり自動巻き上げとして使っていた。タイムラグの少ない機械なので、その点では充分。
スピードのある動体を撮るときでも、レンズが500mmの開放、一枚の一瞬を狙ってシャッタをー切る。
だから自動巻き上げでOK。

シャッターボタンはグリップ上とMDの背面にあった。シャッターボタンと言うよりマイクロスイッチそのものみたいな感じ。事務的な機械です。

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ニコンFの時代にはライバル不在だったので、サービスは最低だった。殿様商売そのもので、鼻をくくったような顧客サービス、というかサービスじゃなかった。キャノンがこの分野に参入してきてから、シェアーを食われるようになり、特に報道の分野ではキャノン一色になった感があります。それからはニコンもサービスの重要性に気づいたのか頑張るようになった。

デジカメ時代になってD40xなど、、、ニコン製品と思えないぐらいな使いやすさですね。

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フィルムチェンジが面倒なのが欠点。ロケなどで雨でも降られようものなら傘をさしながら、落とさないようには、、、無理でしょうーーー。

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こんな機材で良く撮っていたものです。機材の善し悪しと、撮った写真の善し悪しはプロの世界ではあまり関係なかった。しかし機材の進化が撮れる世界を広げているのは事実です。以前は撮れなかった世界が撮れるようになったと言うことです。

傷だらけのNikon F MD です。

nikon Z7 ペンタックスの古いレンズをつけ撮影
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/93bec2394112f02f8049a7d90d86f959
Nikon D5300
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/90f6ee141db8fa119081fe775455142f
Nikon D700 
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e54308fb8d569a17163741ceba84613d
Nikon D40x
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/06b238a05f744cbd25aea3b867258822
Nikon D100 デジイチ第一世代
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20130428
NikonF4 MD 私の最後のフィルムカメラ
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20140113
Nikon F MD ①の記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080224

Nikon F MD ②の記事はMDをより詳しく解説しました

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110120

Nikon F3 MDの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919

Nikon FM ポラボディーの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804

Nikon FE2 の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510

Nikkorex Fの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530

Nikkorex 35の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060223

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オリンパス35ED

2007-11-30 23:26:02 | つちのこカメラ

つちのこカメラ15

OLYMPUS35ED

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この時代のヒットカメラにオリンパス・トリップ35と言うのがあった。それには連動距離計が省かれていて、シンプルな作りでした。いわばハーフサイズカメラ、ペンの35mm版といったところ。

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そのトリップ35に距離計を内蔵したのが35EDと私は解釈していた。この上級機種に35SPや35DCがあった。

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この35EDはそれらの廉価版で、トリップ35と同じレンズを使って距離計を内臓したと思われます。これの上位機種にあたる35DCなどには明るいレンズ、F1,7などが搭載されていて、当時の一眼レフ並みのシャープさがあった。レンズシャーターのコンパクトカメラだと言っても、日本製のこの手のカメラには6枚構成の贅沢な作りのレンズを付けていた。ライカに比べればボディーの造りは華奢でも、ことレンズの良さでは、どのカメラもライカに全く遜色はなかった。

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トリップ35は安くて良くできたカメラだったけど、素人には目測でピント合せは難しかった。トリップ35はターゲットじゃなかったプロや、ハイアマチュアには、サブカメラとしてよかった。

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当時は35mmカメラがドンドン大きくなってきて、その反省でこのような軽量コンパクトな35mmカメラが出てきました。

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電池室と巻戻しボタン。

フィルム巻戻しクランクが上に上がらないので、代わりにボディー下の切れ込みを多くしている。フィルム交換はしやすくなるだろうが、遮光が心配ですね。

オリンパスのことだから問題ないだろう。

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マニュアルカメラではなく、ピントだけ合わせれば写る。

この時代の常でストロボが一般的になってきたので、ストロボと連動を考えている。

ストロボのガイドナンバーをあわせれば、ピント合わせに連動して絞りが変化します。

シリーズ方式のストロボ制御が出てくると、この機構は不要になった。技術の進歩にあっという間に不必要になった機構です。

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ジャーニーコニカや他の同じようなクラスの大衆カメラは38mmf2,8というスペックが共通だった。

もしかしてレンズはどこかがOEMで造っていたのかと思えるほどです。

このオリンパスED描写も女性的な感じでした。

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巻戻しクランクは節度のないぐらいフリクションもない。クルクル回ってしまう。キャのネットQL1,7に比べると安い感はいなめない。

ボディーの金属は薄く、ジャーニコニカもそうだけど、頼りないぐらいな触感です。シャッター音、フィルムレバーも軽い。

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古いカメラですが、ボディーの梨地以外は新品同様です。

レンズにもカビはない。

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裏蓋を開けるとレンズボックスは35mmフィルムサイズ、ぎりぎりですね。

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反射防止のひだひだをいっぱい刻んでいます。

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35EDは中古で購入したが、使う機会がなかった。

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けっこうキレイな状態です。

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レンズの出っ張りが少なく、持ち運び時はフードは反対にかぶせておけるので便利。

ピントリング幅が小さいから操作性は良くない。

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オリンパス35EDは安いカメラですが 、外観はなかなか端正でかっこよい。フィルムを使わなくなったので、もう出番はないけど、カメラらしいフォルムと造りがすてきです。

 

オリンパス・トリップ35
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20111208 

40年以上前に、ハーフサイズのペンSで撮った写真を見てください!
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20101206

ペンEE3の記事
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e8c4a4fefbdbde5fe99678f113811adc

ペンDの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070601

ペンS f3.5の記事②
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20101105

オリンパス・トリップ35
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20111208 

オリンパスOM1
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20131226

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ハセルブラッド500C

2007-10-02 23:23:32 | つちのこカメラ

つちのこカメラ14

ハッセルブラッド500C

ハッセルは今やデジタルが売れ筋です。デジタルバック付は400万円ぐらいしますが使っている方がちらほらいらっしゃいます。

この500Cは最後期のもので、すでにフォーカルプレーン・タイプのハッセルが出て来て主流はそちらへ。500Cの500はシャッタースピードが1/500まであるからと、CはコンパーシャッターのCの略だと私は解釈している。

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あえてレンズシャッターの500Cにしたのは、レンズシャッターのストロボ同調が最高速1/500までだったからです。

つちのこと呼ぶには、現役に充分使えるカメラですが、購入してから20年近くたっています。

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ハッセルの最大の特徴は、6×6サイズで最小かつ一眼レフだということに尽きると思う。くわうるにレンズが定評あるカールツアイス製ということ。

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いちばん壊れやすかったのが、フィルムバックの巻き上げノブ。後ろにあるちいさなクランクです。これが良くもげる。

ただのノブにしてもらっても、使い勝手は変わりがないだろう。クランクだとしても小さくて使いにくい。

クランクがもげたまま使っているプロは多く、面倒だから直さないようだ。

もうひとつ壊すのがレンズとボデーの接点。シャッターチャージするところ。

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私に使いずらかったのが、ファインダーのピントの切れかな、、、。急がなければ、レンズは良いしぶれにくいからシャープな写りですが、それゆえ速射性はあまりない。

ファインダースクリーンはコレはと言う物に、換えましたが、国産カメラのファインダーには程遠い。

デジタル化したハッセルブラッドH2Dにしても、精密機械ではあるがハードな気象条件じゃ使えません。

http://runshimo.blog.ocn.ne.jp/studioon/2007/12/post_db4c.html

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ボディーの蓋のような物は、もじどうり蓋で、遮光板とでも言いましょうか。フォ-カルプレーンの2000シリーズになると、ここにシャッター幕があります。

フィルムマガジンのステンレスの引き蓋は使っているとべコベコになります。これはキレイな方ですね。

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ルーペを使う時に完全に周りが閉じているのは良い。ローライのは隙間があった。

スクリーンは簡単に交換できます。ここのカラクリはおもしろい。メカニズムを良く知った人が設計している。欧州にはギルドのような制度があって、専門職人でメカが良くわかっている方がいらっしゃるのでは。

このおもしろさ、アイデアと日本製の矢でも鉄砲でもどんと来いと言うようなタフさがあると、良いカメラができるのに。

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最初からポラホルダーを考えてあるので、使いやすい組み合わせです。

知っている限りでは、ファッションでは70mmフィルムを使う人が多かった。ブローニサイズですが、両端に35mmと同じようにパーフォレーションがあり、72枚撮りでブローニ6本分がいっきに撮れます。私はハッセルがメインじゃないので、使いませんでしたが、かわりに24枚撮りの220フィルム・ホルダーを使った。国産カメラの多くは、フィルムの圧板を切り替えることで、120と220を使えるようになっていたが、ハッセルのは別ホルダー。

通常の12枚撮りというのも、なかなか良いカット数ではある。

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ポラホルダーの引き蓋は後ろに格納スペースがある。引き蓋をなくすとたいへんなのだ。

熱狂的なハッセルファンがいるけど、私自身がいちばん使いやすいと思ったのが、ペンタ6×7とフジの6×8だった。ファインダーのピントの切れと手持ちでの速射性がいいからです。

だけどハッセルは大判カメラの基準ぐらいの存在価値があると思う。

 

アサヒペンタックス67mp記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100421

フォクトレンダー ブリアントの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080828

ローライフレックス 3.5F 220の記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20081024

マミヤC330Sの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070923

 

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マミヤC330S

2007-09-23 19:17:56 | つちのこカメラ

つちのこカメラ13

MAMIYAC330S

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生産中止直前に購入。

55mm、80mm、135mmとまとめ買いでした。

通常の撮影にはペンタ67で、シンクロの都合などで、たまにハッセルとローライと、使い分けだった。

戦後日本の復興と共に使われていたカメラが生産中止となるので、これは1台手元においておきたいと思った。15年ほど前のことです。

使い心地は、一眼レフに比べると煩雑な感はやむをえないが、写りは値段の割りに素晴らしかった。

マミヤのレンズは絞り込むと、ものすごくシャープになる物が多く、反対に絞りが開放では疑問があるものも。C330はレンズシャッターなので手持ち撮影でぶれないのが特徴。フィルムサイズが大きくぶれないから、使いようによっては威力を発揮するのです。

ストロボと連動させて外での撮影などに良い。しかし、、、ごろんとしたスタイルは、古めかしくコレを仕事に使う気にはならないでしょう。モデルさんがビックリしてしまうし、クライアントが心配顔になる。実際は、見てくれを考えなければ、素晴らしいカメラだと断言します。

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C330が縦に長いのは、フィルム巻取りが、下から上へ一直線に巻き上げているからです。普通の2眼レフは下に入れた未撮のフィルムは一度90度曲げられて、上で巻き取られます。

直線的にしたのは、フィルムの平面性を考慮したからで、フィルムが曲げられるタイプは長期間入れっぱなしにされるとフィルムにクセが付くからです。

わずか、ひとコマですが、フィルムが貴重な時代には、よく出来た設計だったんでしょう。

メカニカルなカメラで、いろんな所にロックがあり、しばらく使わないと手も足もでません。動かないよー助けてクレーです。。。

 

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横から見るとローライなどに比べ縦長で大きいのがわかる。実際持つと大きい感じがします。マミヤのRZにしても前身のRBにしても無骨なぐらいでっかい。

右上の丸ノブは巻き取りスプール用とバックを開けるもの。小さなレバーを下げてノブをプッシュする。

真ん中の大きな丸は、ファインダーの中のパララックスを修正するもの。レンズごとに切り替えします。内側がレンズ交換する時に遮光板を立てるレバー。

遮光板を立てないと、レンズにロックがかかったままで外れません。

下の棒状のようなものは、接写をしたときの、レンズによる露出倍数を表示しています。

下前の大きなノブでレンズ全体を繰り出しピントを合わせます。ノブのストッパーもあります。

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マミヤの大判カメラはラックアンドピニオンと蛇腹を使った物が多い。

蛇腹を使うことで、レンズの繰り出しが大きくできます。つまり、接写がきくということで、多くのプロが使った理由のひとつでしょう。

便利な反面、やや古めかしい感じにはなります。

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クランク巻上げです。

C220などは巻上げとシャッターチャージが別々だと思いました。

シャッターボタンはいちばん下にある。もうひとつが小さくLと書かれた右側の黒いレバー。シャッターボタンは使いやすいように2個ありました。

レンズ交換ができるので、180mmや250mmは重心が前に移動するので、ホールディングなどから下のボタンがやりやすかった。

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ファインダーは引き上げればパチンと開いて、閉じる時もワンタッチ。ファインダーの前蓋をさらに押し込むと、素通しのアングルファインダーになる。

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私は二眼レフを使う時は、よくこの素通しファインダーを使いました。

ローライ二眼レフのファインダーにはカラクリが仕込まれていて、素通しファインダー使用でも、目をわずかにずらしてピントグラスを覗き、ピントを合わせられました。

しかし、マミヤC330にはソノ機構は付いていない。レンズ交換できるので、そのほうがウリなのでしょう。

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裏蓋を開けたところです。

フィルムは下から上へと直線的に巻き上げます。

この機構にこだわったため、図体が大きくなった可能性大。

レンズ交換をするため、遮光板を組み込んだり、パララックスを修正したり、考えられる全てをぶち込んだ贅沢なカメラでした。

これを外国メーカーが作ったら、5倍ぐらいの価格になったかもしれない。ローライなどは当然考えただろうけど、バカバカしくなって止めたんだと思う。それほど実直なカメラなんだC330は。すぐに一眼レフの時代になって、脚光を浴びた期間が短かったような、、、。

ローライのカラクリはロック部が特に洒落ているけど、マミヤのカラクリは、もっと馬鹿正直で一途な感じがします。

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ファインダーはネジを緩めてはずします。スクリーンも交換可能。プリズムファインダーって言うのもカタログにはありました。でも、、、プリズムを使うんだったら、ペンタ67を使えよーって思うけど、、、。

このあたりの造り、発想はローライやハッセルと違い、手堅い造りだなーって思います。

ハッセルはサホドカラクリを感じないし、精度を出すのがタイヘンな造りだと思う。ハッセルの欠点と言えばそのくらいですが、わずかな歪みや衝撃で精度が落ちると故障して使えなくなる。

その点でニコンやライカは、雑に扱っても使える報道カメラとして設計されていると思います。

無骨なマミヤとスマートでコンパクトな外国製カメラの図式がその当時ありましたが、ユーザー数の多かったのが、おそらくマミヤです。ソレは日本国内だけじゃなく国外でも一緒でした。外国に行くと、なんでハッセルなど使っているの??日本には凄いRZやペンタ67があるじゃない??と言われたものです。外国のカメラマンもRZ、ペンタ、ブロニカを高く評価していました。結局、世界のプロが頼りにしていたのは、無骨でもシッカリ働いてくれる日本製カメラだったんです。車と一緒だと思いますよーーー。こんなことは、カメラ雑誌でも、グッズ雑誌でも書いてありませんが、言ったら面白みがないということなのかもしれない!!

この、マミヤC330は機構が、特にロックが煩雑です。万が一壊れても、作りが大雑把なので、意外に素人修理ができるのではと思う。

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55mmが人気らしいが、135mmもいいですよ!

ゾナーの150mmに比べれば、お値段はウンでの差、、、。

写りは素晴らしくシャープ!

ある意味で高みに行き着いた二眼レフ。

 

アサヒペンタックス67mp記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100421

フォクトレンダー ブリアントの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080828

ハッセルブラッド500Cの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20071002

ローライフレックス 3.5F 220の記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20081024

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ニコンFM ポラボディー

2007-08-04 16:26:56 | つちのこカメラ

  つちのこカメラシリーズ12

Nikon FM ポラボディー

 

1101n1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは叔父の形見です。

初代FMのようなので、30年ほど前のカメラ。姉妹機にスタイルが似ているFEがあって、私はそっちを使っていました。その改良版のFE2は今でも手元にあります。

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FMは形見として、いただいてから、サブボディーに使えそうだし、ポラロイド・バックにしたら良さそうだったんで、、、改造したものです。

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ポラパックはアセンブリーで、フジFP100cやポラロイド557などが使えた。プロご用達の機材で、近年のデジタル化で使う機会が減少。

ここ3年ぐらい使っていません。35mmカメラは完全デジタル化されましたから、プロの間ではねーーー。

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カメラバックがはずれるニコン&キャノンでしたら各機種ごとに用意されていました。

ペンタ67にも同じパックを利用したものがありました。

ようするにカメラの裏蓋を加工してポラロイドパックを固定したものです。

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このポラロイドパックはガラスブロックを使ったもので、ガラスブロックを使わない取り外しができないタイプもありました。

取り外しができない素通しタイプは、フィルム面にポラロイド面が来るようになっていたので、ピントがシャープでネガなどが作れるポラロイド556などでは有用なボディーになりました。

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このパーツ部分はハッセルでも他の大判カメラのポラロイドパックと同じです。

取り付け部分がカメラによって違うだけ。

ガラスブロックが上に見えます。写る場所もこの通りで長方形のポラロイドの片隅に小さく35mmフレームのポラが撮れます。画面の構図の確認しかできません。35mmなんでピントやライティングは撮ったポラを見ても何もわからない。気休め程度で気合入れみたいな儀式でしたねー。

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ニコンFM&FE用の裏蓋を、このポラパックにチェンジするだけ。

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裏蓋をはずしたカメラボディーに装着。

ガラスブロックはポラロイドのフィルム面と、35mmフィルムの面を一致させるもの。

ガラスの厚みは8mm程度でファイバーガラスを太くして切断したものです。

ただのガラスブロックではないので、これが高価だった。

35mmフィルム面に画像ができ、それをファイバーグラスで8mm後ろにあるポラロイド面にもっていく。

それで、これで撮ったポラロイドの精度はファイバーグラスの精度に影響されます。

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ファイバーグラスの厚みがわかります。

ファイバーグラスを通さないタイプはポラロイド面をそうとう前に出すのでボディー本体を削る必要があるのです。

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カメラボディーに付けているグリップは三脚取り付け用です。ポラパックが大きいのでカメラ本体の三脚ねじが使えません。

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撮影したポラロイドは右のスリットから引っ張り出します。

撮影して20℃だったら2分待ってフィルム部分とプリント部分をはがします。

白黒ネガフィルムができるタイプを私は使っていました。フィルム部分を水に浸して持ち帰り定着液に入れて処理するとキレイな白黒ネガができました。

「一般的に現像ができる」と言う方が現像されたフィルムより、ポラロイドネガの方がトーンが豊富なのと粒子が細かかった。

ビックリでしょう!

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FM&FE用とF3、F4用はカメラの裏蓋が違うので共用はできない。

むろんキャノン用もあります。

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裏蓋を改造してポラパックに固定しています。

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ファイバーグラスのアップ。

ファイバーグラスで画像を平行に8mmほど移行しています。画像はそのファイバーグラスそのものですので、シビアーなシャープさは望めません。

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光量のロスはあまり感じなかった。

フジのFPは感度が高く、ポラロイドは表示より感度が低い傾向があった。

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このピンでカメラボディーと裏蓋+ポラパックを連結します。

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ポラパックの中身の重要なパーツ。

フィルムと、プリント紙の間に現像液を塗布処理するためのローラです。

現像液が入った袋をローラーが圧縮して破り、現像液をまんべんなく塗布します。

アナログなシステムでしょ。

1101n18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボディー側のFMはノーマルです。

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フィルムカウンターはポラには関係ないですねー。

シャッターロックはシャッターの外側のぎざぎざを回す。ロックはロケや取材では人指し指で操作していました。

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FMは手ごろなボディーでしたが、電気系統の設計と操作性が問題だったので、すぐにFM2にバージョンアップして登場。

シャッタースピードが1/4000になったのは画期的なことでした。

ただ最初の頃の1/4000シャッターはよく壊れました。それでもFE2の頃になると安定してきて、フラッグシップのF2、F3より活躍の場が多かった。FE&FM用のMDのスピードと電池がプロ用というには問題があった。単三やニッカド電池を数多く使うのは、接点のトラブルを電池の数だけ増やすようなものでした。

単体で使う分にはFE&FMは軽快で素晴らしいカメラです。

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ポラパックをはずして元のボディーに戻せます。

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FM、FM2、FE、FE2と私は使っていました。

いちばん長く使い気に入っているのがFE2でした。

このグリップ付きのカメラでも使えそうですね。

ニコンFMは純然たるメカニカル・カメラです。

露出計は内蔵しているが、オートではない。

デジカメになってから、画像がすぐに確認でき、撮影がスピーディーになった。

35mmカメラ用ポラパックは全くプロしか使わなかった機材、その最たる物。

35mmでの撮影は、このポラボディーのほかに、私だとメインボディー2台、人によっては多数のボディーを持っていくのがスタイル。

ちなみに、ペンタックス6×7のポラボディーもあり、それはまだ現役ですね。ペンタックスの6×7はカメラバックが交換できないので、ふつうコレと同じ型式の専用ポラボディーを使います。ハッセル等は、もともとフィルムバックが交換できるので、この必要はありません。

Nikon F MD② (プロはMD付で使っていたのでF本来の姿です)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110120

Nikon F3 MDの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919

Nikon FM ポラボディーの記事は (プロ専用ボディーです)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804

Nikon FE2 の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510

Nikkorex Fの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530

Nikkorex 35の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060223あん

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リコーフレックス

2007-07-06 16:31:14 | つちのこカメラ

つちのこカメラシリーズ⑪

RICOHFLEX MODEL Ⅶ

070706r1 叔父の形見のカメラです

レンズ以外はよく製造時の状態を保っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

070706r2 実にシンプルで、6×6サイズなのに小さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

070706r3 フィルムはブローニを使いますが、マガジンのように中枠に装填してからボディーに入れます。

 

 

 

 

 

 

070706r4 フィルムは下から上へ巻き取ります。フィルムスプロールを押さえる金属は真ん中のみ留っていて、スプリングをかねている。

 

 

 

 

 

070706r5

 

カメラの後ろ蓋を開けると、中枠があります。というか、枠しか見えません。枠の前に未撮フィルムが入り、上にある直結ノブで巻き取ります。

実に合理的な設計です。設計者のアイディアを感じる所です。

理化学研究所が戦後GHQによって解体されたのがわかる気がします。技術を持った集団だったんでしょう。

レンズはサスガにカビています。

 

 

 

 

 

 

 

070706r6

後ろの赤窓でフィルムの駒数を読み取ります。

フードはワンタッチで開いて、ワンタッチでしまります。

このカメラの特徴は、よくできた中枠に尽きると思う。

 

 

 

 

070706r7 シャッターも絞りも、ピントリングも正常に作動。

ファインダーはフレネルレンズがないのでピント合わせが難しい。

戦中戦後のカメラだと思うけど、すばらしいアイディアが満載です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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