暮れに旅館を予約したので、キャンセル待ちだった。
以前に行ったことがある、比較的近場の日蓮宗の総本山の身延山、久遠寺へお参りがてらです。
正月に高野山の宿坊や、四国は箸蔵寺の宿坊に泊まったことがあって、ディープ日本を体験でき病み付きになりました。
みなさん、正月は宿坊に泊まってみてください、日本のオリジンを体験できます。
今回、身延山では宿坊じゃなかったけど、玉屋旅館という、、、なんと700年前に日蓮上人が、その当時は茶屋であった玉屋で休息されたという、、、由緒あるとこ。
久遠寺境内です。
宿坊へ泊まるのは、元旦の朝、ココではam4時でしたが、朝のお勤めがあり、それが半分くらい目的です。
お勤めは、毎日やるわけじゃないから、たまの元旦の朝ぐらい良いでしょう。和風のしかもオリジンの真髄に触れるのもいい、、、お勧めします!
寒い中を、たいていは信者さんだろうけど、一般の方もお勤めをされています。
宗派によって、その儀式が違い、ソレはソレは荘厳な、、、しかも面白いものです。
キリスト教のミサの方が、今の日本人にはなじみがあるくらいだと思うけど、、、むろん、、無料です。
高野山は密教なんで、ひときわ違ったアクションで見たらびっくりされると思う。
身延山は日蓮宗の総本山で、境内に大学まである。儀式も高野山のとは違って、何だかバリ島のケチャを見ているようだった。他国のケチャの方が知っているとはちょっと情けないがなーーー。
朝が早かったんで、宿へ戻って一休みしてから、お山の探索に出かけました。
コノ間買ったスズを腰に付け、トレイル・ランニングですなーー。
門をくぐると、いきなり胸突き八丁な階段。
敵はさるもの引っかくもの、、、こちとら鍛えているのだーーと、階段を駆け上がったと。
普通の方は、ランナーじゃなかったら、階段は休み休み登っていました。
標高差は800Mグライダと思うけど1時間30分で身延山の頂上へ。
道中は出会った人は2人、、3人ぐらい。
お堂があちこちにあったので、お賽銭をフンパツしておいた。なにかご利益でもあるかな?
さすがに寒くて手がかじかみそうだったが、体のほうは汗みどろ。アンダーウエアーとロングスリーブともビッショリになった。身延山の頂上は1000Mを超えているので、汗をかいたそのままでは寒いこと!
帰りはひよってロープウエイで下りてきましたとさ。そのままじゃ風邪をひきそう。
ほんとうに古く、建物もギシギシいうし、中はメディナの迷路のよう。上って下りて又登り曲がる、、、すると広い部屋がちょっと床が傾いた感じ。
これがキライな方はご遠慮ですが、味がある旅館です。私は掃除が行き届いていれば何でもOkです。
特別室しか空いていなかったので、それなりのお値段。
文豪になったつもり。
温泉街の夜は早い、寒いもの!
これは2日目の朝食。これにご飯と味噌汁ともう2品あった。
部屋は左にもう一部屋あり、私には広すぎー。
普通の温泉旅館とは食事の趣が違うでしょー。
刺身、天麩羅、肉鍋、お酢のもののような料理じゃありません。
門前町の旅館なんで、もともとが精進料理に準じています。
この旅館、建物はけっこうキテイルケド、食事は気に入りました。なかなか少ないんですね、、これが。
こちらは元旦の朝ですが、会席料理に近いので、ズラーと並べることが無く、見た目には寂しいかも。
嬉しいことに味付けが薄味で、美味でしたよー。
正月にこういうところに泊まると、珍しいお食事ができます。
玉屋旅館
山梨県南巨魔郡身延町身延3680
0556-62-1001
http://www9.plala.or.jp/tamaya-r/
身延観光協会
海外もいいけど、足元の日本を知ってください!