夜桜は風情があります
写真よりも実際の光景の方が
残念ながらずっと良いと思う
桜に水辺はつきものですね
実はこの時間は夜桜見物客よりも
屋台やお化け屋敷の広場の方がにぎやかです
風流な夜桜よりも食い気といかがわしさが勝っていた
たぶん近隣の人は
まいとしきれいな桜を見飽きているんじゃないか
それでお花見はそそくさ切り上げて
屋台で飲み食い
いかがわしいお化け屋敷や
爆音を立てているオートバイサーカスを
楽しんでいるようだ
東北の雪深い冬が終わって
桜とともに春が来て
パーとハメを外したいのだろう
そこが地元の人たちと
いちげんの観光客の違いみたいだ
青森出身の寺山修司(天井桟敷)や
秋田出身の土方巽(アンダーグラウンド舞台芸術)の
どろどろした世界が
弘前桜広場では今で残っている