2020台湾紀行2、新北投温泉(台北からMRTで1時間かからない)
台湾には温泉が多い。
不思議なことに火山はないけど温泉は日本と同等にあります。
台湾の成り立ちが、大陸プレートと太平洋プレートのぶつかりで、褶曲でできているからだが、火山がないのが不思議。
毎年、、、台湾は15cmづつ標高が高くなっているという。
2020年の台湾紀行で、最初に訪れたのは新北投温泉(シンベイトゥ)。
桃園空港から直行しました。
キャリーバックをガラガラ引きながらMRTから乗り換えて新北投駅に降り立ち、ロッカーを探して入れた。
さすがに桃園空港から新北投への直行列車はないので、いちど台北まで出て乗り換えです。
良く利用するMRT淡水・象山線で淡水方向へ乗り換えです。
こんな時に便利なのが台湾の悠遊カード(EasyCard)。
日本のスイカみたいなもので、列車、バス、コンビニなどの決算で使えます。
まれに地方へ行くと、使えないこともあるのもスイカと一緒です。
空港に着いたら台湾は悠遊カード(EasyCard)販売店で買って、コンビニでチャージしておくと便利です。
新北投温泉街へはMRTの北投で新北投線に乗り換えます。
それまでは、ただのMRTだったが、新北投線に乗り換えると、いきなり観光温泉列車になった。
車内に檜風呂がデーンとある。
むろん本物じゃなくデスプレイですが、、、。
床も壁も木目調です。
新北投の駅舎は近代的ですが、少し前までは味のある旧駅舎を使っていた。
日本統治時代の日本人にしては懐かしく思えるたたずまいです。
こんな列車をつい最近まで使っていた。
台湾の人は古いものをよく大事に保存しています。
それを観光資源にしているのだな、、、!
駅前は台湾でよく見かける普通の街並みです。
中山路(どこの町でもメインストリートは中山路)を登っていくと温泉街です。
パンフレットをもらい地図を見ながら散策です。
温泉博物館をはけーーーん。
旧日本統治時代の公衆浴場をリニューアルしたものです。
ボロボロになって朽ち果てていた建造物を、市民たちの手によって生きがえらせました。
昔の日本の温泉の姿そのままです。
入口でお金を払い、靴を脱ぎ、靴箱に入れます。
靴箱は日本の銭湯そのまま。
木札を抜くと鍵がかかる。
畳の大広間もそのまま。
チャドルをかぶったマレーシア系の方も寝転んでくつろいでいた。
おかしな光景です。
街のあちこちに温泉マーク(日本と一緒)がモチーフとして使われている。
大浴場は立派な造りです。
なんというかローマの温泉みたいだ。
ステンドグラスなぞ教会みたいでもある。
温泉教会か???
床はタイルが敷き詰められていて、当時の贅を尽くした造りです。
建造物は人が造ったもので、時代が変わり人が変わると打ち捨てられることがある。
ボロボロになっていたこの温泉施設を、地元の有識者、若者たちが何とか復活させて、以前のように町のシンボルにならないかと、、、お金を出し合い、知恵を出しあって再建した。
すぐ隣の、日式温泉(裸で入浴)の龍乃湯も再建されて、今では多くの観光客をよんでいる。
台湾人は気質がおおらかだと思う。
古いものや、他国から支配されたことをも含めて、ありのままの歴史を受け入れて歴史観光にしている。
日本や中国本土は古い建造物などを壊して新しものを作るけど、台湾の文化は古いものをうまく生かすことかな。
この写真は1990年代のものです。
懐かしい感じがします。
まるで日本の過去を見ているようです。
温泉には川がつきもので、川沿いに温泉街があります。
台湾は基本、亜熱帯から熱帯に属するので、西表島に似てガジュマルのような木が多い。
温泉街をどんどん登っていくと、地熱谷に出ます。
地熱谷は日本の地獄谷と全く一緒です。
ぐつぐつ湯気が出てあぶくが出る池にたどり着きます。
日本の温泉観光地と同じでしょ。
流れ出るお湯にミョウバンでも入っているのか、川は緑色だった。
台湾は島国なんでスケール感が日本と似ている。
温泉卵はデフォでしょ―――。
瀧乃湯は、これも日本統治時代からあった、日本風の裸で入る公衆温泉です。
戦後、ボロボロになって寂れていた温泉街を、地元市民が発起してひとつづつリニューアルして、建物や温泉を復活させていった。
いまでは一大観光地になっています。
瀧乃湯の入り口です。
番台みたいなものですが、さすがに脱衣所には向いていない。
男湯は左、女湯は右です。
脱衣所は細長く狭い。
今のような日本の日帰り温泉よりもだいぶコンパクトな造りです。
瀧乃湯
台湾台北市北投區光明路244号
www.longnice.com.tw
温泉公衆浴場は150元=600円あたり。
台湾の物価を考えると高めです。
貸切になる家庭ブロは600元=2400円
公衆浴場の常だけど熱くて熱くて入れませんーーー状態だった。
京都の銭湯が「熱くて誰が入るのかな」、、、その事を思い出した。
台湾人のお客さんに混じって日本人らしき人もいた。
風呂場の感じは、現代の銭湯というよりも昔の湯治場に近いのだと思います。
また~~~りして、、、フライトの疲れをとって、、、、台北に戻りました。
時間つぶしのつもりでしたが、、、新北投温泉に来て良かった!
新北投は台北から楽に日帰りできます。
ロッカーは
お金を入れて閉めると、暗証番号が打ち出された紙が出てきます。
出すときは番号を打てばロックが解除されます。
中央駅(大都市の駅)のロッカーは3時間まで60元で、以後も加算されていくものがあるので注意。
ここのロッカーは一日料金だった。
新北投は台北から近く半日コースなのでお勧めします。
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