ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ピザの歴史2

2009年03月05日 | 食べ物


そして次の時代、ピザ中期。
パン生地ではなく、クリスピーなタイプが一気に広まっ
た時代だ。
イタリアンタイプが主役となる時代だ。
この辺りで、アメリカンタイプには別れを告げる、訳
ではなく、アメリカンタイプはアメリカンタイプで、
今度はデリバリーという形態で、同時に発展していく。

クリスピータイプは、一応「ローマピザ」ということ
らしいが、本当にローマがああいうタイプなのかは知
らない。
しかし、イタリアものが一気に浸透したのは間違いな
い。
当時、イタリアン(レストラン)が爆発的に増えたが、
その動きと連動してイタリアンタイプのピザも広まっ
た。
となると、ピザに使うトマトソースも、アメリカ式の
微妙な香辛料などは使わず、オレガノくらいでトマト
の味を生かしたトマトソースが主流となる。
チーズもモッツァレラがスタンダードとなる。
この頃になると「マルゲリータ」などという言葉もち
らちら聞くようになる。
まだ、モッツァレラが本来は水牛のチーズであるなど
という所までは行かないが、本格ピザにはモッツァレ
ラ、という図式は完成した。
生地は、それまでのパンタイプの反動という意味合い
もあったが、本格志向の人間も取りあえずクリスピー
タイプには飛びついた。

そして成熟期ともなる今の時代。
クリスピータイプは未だ健在。
アメリカ式も健在。
何が違うかというと、ナポリタイプがいよいよ登場し
たということだ。
クリスピータイプに飛びついた本格志向の人間も、ど
うもあれは感触だけで、今ひとつ旨味を感じないと思
い始めた。
そんなところにナポリピザの登場。
真に美味いのは、香ばしく焼けたもちっとしたこうい
う生地のピザである、と気付き始めてた。
第二の開国である。
更に進んで、モッツァレラは水牛に限る、などと言う
うるさい人間まで登場する。
時代はローマからナポリとなったのだ。
それがここ四五年の状況である(殆ど自分史のようで
はあるが)。

考えてみればイタリアでは、常にローマタイプとナポ
リタイプはあったわけで、どちらが本格派というもの
でもないはずだ。
しかし日本では、ナポリタイプが本格派という共通認
識ができつつある。
これは、日本の独自の麺文化がそうさせたのではない
かと思う。
つまり、麺の一種である生地そのものの味を追求する
という姿勢が、そのまま日本の麺文化ではないかとい
うことである。
世界でも、こういう風に拘る国もあまりないのではな
いだろうか。

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ピザの歴史

2009年03月05日 | 食べ物


松本の酒屋に行く。
正確には松本の隣。
そこは、専用のワインセラーを完備し、品揃えも多くし
かも値段も良心的という、外見からはとても想像でき
ないような店なのだ(外見はいたって普通の酒屋)。
「アドヴァンス村井」というのだが、以前ワインを飲
んでいた時はちょくちょく利用したのだが、今はすっ
かりご無沙汰である。
今回も、ワインではなく違うものを買いに来た。
が、主人と暫く最近の政治のひどさについてひとしき
りしゃべる。
酒屋政談である。
ここでこんな話をしても、全く政治には反映されない
というのが空しい、というのが二人の共通認識である。
出るのはため息ばかりなり。

その後、「ナポリピザ」を出す店に行く。
初めての店で、特性石釜完備のチェーン店だ。
しかし、普通のファミリーレストランよりは良さそう
なので行くことにした。
去年できた、新しいショッピングモールの一角にその
店はある。
まるで、イタリアの港町にでもありそうな外見だ(行っ
たこと無いが)。
或いは、湘南辺りにありそうな(こちらの方が近いか)。

ここで、日本におけるピザの歴史を。
この前見たあるブログに書いてあったが、それが、殆
どこちらの考えるものと一致していたので、こちらも
書いて見たいと思ったのだ(結局ピザが好きなんだね)。

まずピザ黎明期。
イタリアではなくアメリカ経由が当時のピザ。
つまり、「シェーキーズ」に代表されるあのピザだ。
始めは(30年以上前)出す店さえあまりなかった。
そこに、アメリカ資本のチェーン店が展開を始め一気
に普及した。
「ピザハット」などもその仲間。
ピザのタイプは、生地はパンのようなもので、ソース
はここが如何にもアメリカなのだが、微妙に変な香辛
料の味がする。
この時期、もっと凄いトマトソースもあった。
トマトケチャップ味だ。
ピザ好きであった私も、あれは駄目だった。
ピザが普及して、どこでも出すようになったことによ
り(スナック辺りのおつまみでだすような)、あのよ
うな異端ピザも出現するようになったのだ。

そして、使うチーズはゴーダチーズのようなタイプで、
モッツァレラなどというのはまだ未知のもの。
しかし、当時は、それで充分美味かった。
「シェーキーズ」の食べ放題で、死ぬほど食べたのも
この頃だ。
そしてファミリーレストランの増殖とともに、普通に
出されるメニューとなった(喫茶店に代替メニューの
ピザトーストが広まったのもこの頃)。
冷凍ピザも一気に広まった。
ただし、ファミリーレストランにしろ冷凍物は、美味
いというものではなった。

続く
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