旭化成の杭工事不正は、会社の体質ではなく個人的な犯罪の可能性もありそうだが、東芝といい東洋ゴムといい、所謂一流企業の情けない姿を見ると、とてもVWを笑えなくなってくる。人のふり見て我がふり直せ、或いはもって他山の石となす、はたまた反面教師、とこういう状況の時に思い浮かぶ言葉は幾つかある。しかし、企業倫理というのはどの程度まで信じられるのか、個人の集合体として見ると、それほど信用できなさそうにも感じるのは致し方ないか。日本人は素晴らしいなどと言って陶酔する前に、まずは自分を見直せということだろう。