BSNHKに「一本の道」という番組がある。NHKアナウンサーが日本語を喋れる現地の人をガイドに、ヨーロッパの地方のどこかの道を七八十キロを六日くらいで歩くというだけの内容で、普段あまり見られない地方を見られたりで結構好きなのだが、歩ききった最後に大体アナウンサーが感激して泣くのがいただけない。七八十キロを二日で歩くのだったらきついと思うが、一日十数キロ、はっきり言って散歩の延長だ。道も林道程度。たったこれだけ歩いて、結果自分自身を見つめ直すというパタ-ンになってるわけだが、ちょっとお手軽感が拭えない。サンチアゴデコンポステーラ或いは四国八十八カ所を踏破くらいなら理解できるが。