ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

蕎麦を楽しむ

2019年10月18日 | 食べ物


前からあるのだが行ったことなかった蕎麦屋に行く。以前は新しくできた蕎麦屋は大体行ったものだが、ここ十数年はすっかり行かなくなっていた。その理由としては、まずそば自体が高いということ。一枚では足らず二枚となるので大体1600円以上はする。それとそば自体、味が水準以上であれば行きつけのところに行けばいいわけでわざわざ新しいところに行くこともない。そしてこれが一番大きな理由となるかもしれないが、そば自体あまり食べたいと思わなくなったということ。お昼だともう少しボリュームのあるものがほしく、麺だとラーメンを選択することが多かった。多くはないが麺の場合は。しかし、ラーメンでは満足感は一度も得られなかった。結局ラーメンは、そんなに旨いものではなかったのだ、自分の中では。

というわけで原点回帰。今回行ったところは、アプローチから風情のある造りで、ちょっとした料亭のような割烹のような雰囲気のところだった。正直こんないい雰囲気のところとは思ってなかった。ということで江戸っ子を気取っておつまみに蕎麦豆腐と鶏のつくね、そして地酒(粋の世界だねえ)。締めにセイロ(ここではざる)。そば自体も十分美味かったし、トータルの満足感は高かった。蕎麦屋というのはその世界を楽しむもの、と認識を新たにした今回であった。
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