ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

昔ながらのラーメン

2020年09月04日 | Weblog

コガシラアワフキ

支那そばを食べた。そこはラーメンではなく支那そばと表記している。つまり昔ながらのラーメンというのを強調してるのだ。しかし今は、この昔ながらのラーメンの味を本当に知っている人間は、少なくとも三十代以降では殆どいないのではないだろうか。そしてその上の年代では、味そのものが曖昧になって、いろんな店の味が具体的にではなくノスタルジックな抽象的な味の記憶となって残っているだけだ。つまり昔ながらのラーメンというのは味ではなく抽象化された記憶なのである。

で食べた支那そば、鶏ガラよりは豚骨の風味が強く、個人的に記憶している昔のラーメンの味とは違う、昔ながらのラーメンの味であった。しかし、こんな昔ながらのラーメンのスープでさえしょっぱくて全部は飲めなかった(過去一度もラーメンのスープは飲み干したことが無い)。
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