ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

高原、カレー、池

2009年07月17日 | Weblog


ヤゴ13.14号に続き、昨日15号が羽化態勢に入った。
しかし、天気予報は夜半からほぼ100パーセント雨。
これはまずいと思い、屋根の下に移動させた方が良い
だろういうことになり(ちょっと過保護ではある)、移動さ
せた。
幸い、止まっていたのは羽化棒だったので、その状態
で移動することが出来た。
案の定雨は降り出し、しかも土砂降りだったので移動
は正解だった。
今朝、無事に羽化したトンボは(相変わらずのオオシ
オカラトンボ)、屋根つきの壁に止まって雨が止むの
を待っていた。

ここで昨日の続き。
霧が峰の「池のくるみ」の後、蓼科に移動。
昼時でもあるで、今年から夏のみのオープンとなっ
たベジタリアンインドカレー屋「メラナタラジ」に寄る。
メニューも一新で、ランチはなくなったようだ。
つまり、単品で頼むしかない。
そこでヒヨコ豆のカレーとナンを頼む。
今まで何回も食べているものだ。
過去の体験からすると、ナンに関しては常に微妙に違う。
多分、毎年作り手が変わるからだろう、捏ねかた発酵具
合の違いが影響するのだと思う。
しかし、過去は概ね美味かった。
ところが今回のは、粘りが足りない、つまりもっちり
感が今ひとつのナンであった。
そして、カレー。
香辛料の使い方で常に微妙に違っていたが、香り立つカ
レーという点ではいつも美味かったのだが、これも今回
のは今ひとつだった。
一言で言えば、鮮度が悪いのだ。
カレーに鮮度はおかしいと思われるかもしれないが、こ
れは香辛料に関しての話だ。
よく、カレーは一日置いたものが美味しいといわれる。
所謂、熟カレーだ。
求めるのはまろやかさだろう。
しかし、インド系に求めるのはその対極にあるものな
のだ。
香辛料の香りというのは作りたてが一番である。
インド系には、その複雑な組み合わせの、鮮烈な香辛
料の香りの競演を求めているのだ(例えそれが個人的
な嗜好であっても)。
それが今回は、ベースとなるソースが多分前日のものな
のだろう、熟系のソースになってしまっていたのだ。
インド系カレー屋でも、ランチに出すものがこれに近い。
要するに、作り置き的カレーの味だったのだ。

そんな今ひとつのカレーを食べた後(決して不味いわ
けではない)、最近出現した、一見、自然状態の例の
池を見に行く。
ちょっと珍しめのトンボでもいるのではないかと思っ
たのだ。
ところが、期待に反して、いたのは「オオシオカラトン
ボ」だけだった。
これじゃあ、家の「滝壺ビオトープ」と同じではない
か。
高原の中なのだから、もう少し、どうにかならないか、
と思わず嘆息する光景であった。

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