PMFインターナショナル・プリンシパルズ演奏会
2007.7.27(金)18:00開演, 札幌コンサートホールKitara大ホール, 招待券(S席4000円; 1階3列8番)
出演者
PMFインターナショナル・プリンシパルズ マーティン・チャリフォー(ヴァイオリン)、スティーヴン・ローズ(ヴァイオリン)、ダニエル・フォスター(ヴィオラ)、デスモンド・ホービッグ(チェロ)、ハロルド・ロビンソン(コントラバス)、ジェフリー・ケイナー(フルート)、ユージン・イゾトフ(オーボエ)、リカルド・モラレス(クラリネット)、ダニエル・マツカワ(バスーン)、ウィリアム・カバレロ(ホルン)、デイヴィッド・ハーバート(ティンパニ)、早川りさこ(ハープ)
PMFオーケストラ・メンバー 小山理恵子(パーカッション)
PMFピアニスト 赤堀絵里子、沢木良子
ドビュッシー フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ L.137
バルトーク 2台のピアノと打楽器のためのソナタ
R.シュトラウス(ハーゼンエール編) もう1人のティル・オイレンシュピーゲル
ラインベルガー 九重奏曲 変ホ長調 作品139
(アンコール)ショスタコービチ ポルカ
・PMF教授陣による演奏会。某所で招待券を入手したので聴きに行ってきました(K君に感謝)。割りと早目に会場に着き、招待券を入場券に引き替えてみると、とんでもなく前の方。舞台下手側の前から2列目でした。こんなに前の席なんて初めてです。開演前に『上演中、花火大会の花火の音が入るかもしれません』という旨の会場アナウンスがありました。他のPMF演奏会はたいてい7時開演なのに、この演奏会だけ6時開演だったのは、花火大会の時間帯とずらすためでしょうか。
・ドビュッシー:いかにもドビュッシー的な癒し系の曲。ちょっと『この曲のCD探してみようかな』と思うほどいい曲でした。たった三名で弾いているとは思えない、厚みのある演奏。Flの、有音と無音の継ぎ目が認識できないほどの音の終わりの処理が見事。
・バルトーク:舞台の楽器配置は下手側から、Piano1→Per小物類→Tim→Piano2、計4名で演奏。両端のピアノ同士は背を向け合っていて、演奏中直接コンタクトをとれない状態です。ピアノに置かれた譜面の先頭には、見取り図のようなものが見えたので作曲家指定の配置のようです。曲が始まってみると、予想通りのてんやわんやの展開。拍があるんだかないんだか、ちょっとでも気を抜くともう迷子でしょうね。ピアノの二人はフルスコアを見ながら弾いていたようで、譜めくり係が大活躍でした。下手すると譜めくりも落ちそうな激しい曲の進行。座席の位置が悪く、ピアノの陰になってしまい、残念ながらパーカッションの活躍はほとんど見えず。
・ティル~:編成はVn,CB,Cl,Fg,Hrnによる、オケ版の室内楽編曲版。オケ版を知らないので楽しさ半減??
・ラインベルガー:未知の作曲家だったのでバリバリの現代音楽を想像していたが、耳に馴染みやすい平和な音楽で一安心。編成はVn,Va,Vc,CB,Fl,Ob,Cl,Fg,Hrn。演奏中、ポコポコと外の花火の音が鳴り出す。結構聞こえるものなのですね。どの奏者も素晴らしかったが、なかでもObとClはいい音してました。出すところと引っ込めるところの単なる強弱だけではない音色の使い分けがまたすごい。3楽章でちょっと意識を失い、4楽章のハッとするVnの響きで目が覚めた。Vnの弓が、子供用の弓を使っているかのようにやたら短く感じました。
・アンコール:この編成でアンコールは無いだろう、と思いきや、ショスタコのイカレタポルカを演奏。演奏後の拍手では、PMFオケのメンバーと思われる一団が大盛り上がり。
・おそらくは、今後一生、生で聴く機会はないであろうと思われる、マニアックな曲ばかりの貴重なプログラムの演奏会でした。どの演奏も、火花の散るような緊張感と、音楽をする楽しさの同居した素晴らしいものだったと思います。『余裕』と『貫禄』を感じる演奏。
・客数約600名[目測]:もうちょっと入ってもいいような気もするが、まぁ、こんなものか。同じく招待券を手に入れたと思われる知り合い多数。ほぼ最前列の座席だとこういう聴こえ方になるのかと参考になりましたが、よほど特殊な目的でもない限り、避けたほうが無難。
~~~~~~~
・演奏会が終わって外に出てみると、花火大会やってるやってる。ついでに河川敷近くまで見物に行ってきました。あまりの人ごみに河川敷には近づけず。豊平川の花火大会なんてはじめて見に行きました。花火がでかすぎて携帯カメラには収まりきらず[写真]。た~まや~♪
2007.7.27(金)18:00開演, 札幌コンサートホールKitara大ホール, 招待券(S席4000円; 1階3列8番)
出演者
PMFインターナショナル・プリンシパルズ マーティン・チャリフォー(ヴァイオリン)、スティーヴン・ローズ(ヴァイオリン)、ダニエル・フォスター(ヴィオラ)、デスモンド・ホービッグ(チェロ)、ハロルド・ロビンソン(コントラバス)、ジェフリー・ケイナー(フルート)、ユージン・イゾトフ(オーボエ)、リカルド・モラレス(クラリネット)、ダニエル・マツカワ(バスーン)、ウィリアム・カバレロ(ホルン)、デイヴィッド・ハーバート(ティンパニ)、早川りさこ(ハープ)
PMFオーケストラ・メンバー 小山理恵子(パーカッション)
PMFピアニスト 赤堀絵里子、沢木良子
ドビュッシー フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ L.137
バルトーク 2台のピアノと打楽器のためのソナタ
R.シュトラウス(ハーゼンエール編) もう1人のティル・オイレンシュピーゲル
ラインベルガー 九重奏曲 変ホ長調 作品139
(アンコール)ショスタコービチ ポルカ
・PMF教授陣による演奏会。某所で招待券を入手したので聴きに行ってきました(K君に感謝)。割りと早目に会場に着き、招待券を入場券に引き替えてみると、とんでもなく前の方。舞台下手側の前から2列目でした。こんなに前の席なんて初めてです。開演前に『上演中、花火大会の花火の音が入るかもしれません』という旨の会場アナウンスがありました。他のPMF演奏会はたいてい7時開演なのに、この演奏会だけ6時開演だったのは、花火大会の時間帯とずらすためでしょうか。
・ドビュッシー:いかにもドビュッシー的な癒し系の曲。ちょっと『この曲のCD探してみようかな』と思うほどいい曲でした。たった三名で弾いているとは思えない、厚みのある演奏。Flの、有音と無音の継ぎ目が認識できないほどの音の終わりの処理が見事。
・バルトーク:舞台の楽器配置は下手側から、Piano1→Per小物類→Tim→Piano2、計4名で演奏。両端のピアノ同士は背を向け合っていて、演奏中直接コンタクトをとれない状態です。ピアノに置かれた譜面の先頭には、見取り図のようなものが見えたので作曲家指定の配置のようです。曲が始まってみると、予想通りのてんやわんやの展開。拍があるんだかないんだか、ちょっとでも気を抜くともう迷子でしょうね。ピアノの二人はフルスコアを見ながら弾いていたようで、譜めくり係が大活躍でした。下手すると譜めくりも落ちそうな激しい曲の進行。座席の位置が悪く、ピアノの陰になってしまい、残念ながらパーカッションの活躍はほとんど見えず。
・ティル~:編成はVn,CB,Cl,Fg,Hrnによる、オケ版の室内楽編曲版。オケ版を知らないので楽しさ半減??
・ラインベルガー:未知の作曲家だったのでバリバリの現代音楽を想像していたが、耳に馴染みやすい平和な音楽で一安心。編成はVn,Va,Vc,CB,Fl,Ob,Cl,Fg,Hrn。演奏中、ポコポコと外の花火の音が鳴り出す。結構聞こえるものなのですね。どの奏者も素晴らしかったが、なかでもObとClはいい音してました。出すところと引っ込めるところの単なる強弱だけではない音色の使い分けがまたすごい。3楽章でちょっと意識を失い、4楽章のハッとするVnの響きで目が覚めた。Vnの弓が、子供用の弓を使っているかのようにやたら短く感じました。
・アンコール:この編成でアンコールは無いだろう、と思いきや、ショスタコのイカレタポルカを演奏。演奏後の拍手では、PMFオケのメンバーと思われる一団が大盛り上がり。
・おそらくは、今後一生、生で聴く機会はないであろうと思われる、マニアックな曲ばかりの貴重なプログラムの演奏会でした。どの演奏も、火花の散るような緊張感と、音楽をする楽しさの同居した素晴らしいものだったと思います。『余裕』と『貫禄』を感じる演奏。
・客数約600名[目測]:もうちょっと入ってもいいような気もするが、まぁ、こんなものか。同じく招待券を手に入れたと思われる知り合い多数。ほぼ最前列の座席だとこういう聴こえ方になるのかと参考になりましたが、よほど特殊な目的でもない限り、避けたほうが無難。
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・演奏会が終わって外に出てみると、花火大会やってるやってる。ついでに河川敷近くまで見物に行ってきました。あまりの人ごみに河川敷には近づけず。豊平川の花火大会なんてはじめて見に行きました。花火がでかすぎて携帯カメラには収まりきらず[写真]。た~まや~♪