<2008.10.20(月) 3日目 中編>
●9:10 演奏会場着。ホテルからバスで10分ほどでそれほど遠くない。独立した建物のホールを想像していましたが、高層ビルの付属した複合施設のようです。
・ホールに入ると既に音が出ていました。おおぉ~~!! 中国のホール! オーケストラ! 合唱! ワクワクしてきます。ホールの席数は目測1000席。客席は2段になっていて苫小牧の市民会館を一回り小さくしたような感じです。ステージに反響版は無く(!!)、ステージから客席最後方までの距離が短かい横長の構造で、『聴く』ことより『見る』ことに重点を置いた設計です。
・中国のホールの座席。ロシアのホールはスポンジ無しの、木の板にそのまま布を張ったような硬い椅子でびっくりしましたが(ロシアではお尻の肉がスポンジ代わり?)、中国は日本と変わりない座り心地でホッとしました。
・先に中国側の演目の練習をしていて、出番がまだ来そうもないので建物の中を探検。ホールを出ると、ギャラリーで北京オリンピックに関するパネル展が開かれていました。
・高層ビルの正面入口。入口では金属探知機のゲートをくぐらなくてはなりません。
・ホールへの入口。
・やたら広い舞台裏。おそらく演劇を上演することが多く、舞台セットを置くためのスペースのようです。
・リハーサルは着々と進行するが、どういう予定なのか日本側にさっぱり伝わらず要領を得ない。そもそもこの日のリハーサルの予定は「事前には分からないので、会場に行ってから調整してください」というアバウトさ。このままボサっと練習風景を見ていても時間の無駄、ということで控室で苫オケのカルテット練習をすることに。練習部屋を確保し、さあ音出し! というところで、「出番ですよー!!」と人が呼びに来ました。メンバーは皆慌ててステージへ向う。
●10:15 中国のオケメンバーの好奇の目の中をステージ上へ。私自身経験は無いのですが「転校した初日に新しい教室に入る時はこういう気持なんだろうなぁ~」という感覚。ジェスチャーで指揮者に示された席はビオラのトップサイド(最前列)。。。客席から見ていて空席になっていので、ある程度心積もりはありましたが、やはり緊張します。
・怒涛のリハーサル開始。事前の予定では2~3曲の出番だったのに結局5~6曲ぶっ続けで出る羽目に。次々と初見で片付けていく。皆、中国製の曲でそう難易度は高くありませんが、一つ難が。。。「指揮がわからんーー!!」 後から聞いたところによると、この中国側の指揮者は普段はほとんどオケを振る機会の無い方だったらしい。こうなるとコンマスやら2ndVnやら、弦のトップ頼りです。
・『otto meister』 初めて目にするピアノメーカー。
・オケ入りのリハは先に終え、残りは合唱中心のリハ。
●12:00 昼食。『北京ダック』では秦皇島で最も有名な店で食事。当初の予定では音楽チームだけ別行動で北京ダックが食べられないことになっていたが、「それじゃああんまりだ」ということなのか、北京ダックを食べることができました。詳細後日。
●13:15 "超市" (スーパーマーケット)で買い物。「買い物に行きたい!」という参加者の要望が強く、時間の余裕が少しあったので、急遽近所にある大きめの "超市" へ。
・入口付近にはいきなり漢方薬コーナーが。瓶詰めの葉っぱがずらり。
・日用品コーナーにて気になる品が。どこかで見たことのあるようなネズミのキャラクターのスリッパ。こ、このビミョーな造形は…… かなり迷った末、買うのは止めておきました。
・店の広さはポスフールなど日本の大型店舗の食品コーナーの半分くらい。パッと見、日本のスーパーと区別がつきません。客の姿はまばらで、おそらくはお金持ちの人向けのお店という雰囲気です。
・肉コーナーには肉塊が豪快にゴロゴロと転がっています。当然のように常温保存。ケースに電源は入っていません。
・魚コーナーには得体の知れない魚が。写真の魚は平べったくて長さが50cmほどありました。日本(北海道)とそう異なる場所で漁をするわけではないと思うのですが、どうしてこんな見たこともない魚が並んでいるのか不思議。
・お菓子コーナーには見慣れたお菓子が。しかも日本語。『3.5元』の値段がついていますが、瓶ビール(500ml)が3元だったことを考えると、かなり高価なお菓子です。
・レジを出た窓際には古本を並べたワゴンが。子供向けの絵本に混じってセクシーなお姉さんが表紙の雑誌なんていうのも。。。時間が迫っていたので本をゆっくり見ることができず残念。
●13:35 "超市" 出発。バスで演奏会場へ。
(後編へ続く)
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【旅】中国(秦皇島・北京)旅行 まとめ