ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】Enjoy Concert ~苫小牧市民管弦楽団とともに~

2007年04月30日 20時41分44秒 | 演奏記録
Enjoy Concert ~苫小牧市民管弦楽団とともに~
2007.4.29(日)14:00開演, 苫小牧市民文化会館, 入場料大人1000円
指揮 鈴木知己, オーケストラ 苫小牧市民管弦楽団, パート 1st Violin

~第1部~
1.ベートーヴェン(野田学 編曲) トルコ行進曲<連弾>
2.ブルグミュラー(安彦善博 編曲) シュタイヤー舞曲
3.ブルグミュラー(安彦善博 編曲) ジプシー
4.クレメンティ(鈴木知己 編曲) ソナチネ Op.36-2
5.クレメンティ(安彦善博 編曲) ソナチネ Op.36-4
6.日本古謡(嘉指美紀子 採譜) さくら
7.ツェルニー(松原喜寄美子 採譜) 30番練習曲 No.26
8.ブルグミュラー(安彦善博 編曲) 大雷雨
9.ハイドン ピアノ協奏曲 ニ長調 第1楽章
10.グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 第1楽章(ダイジェスト版)

~第2部~
SSC苫小牧少年少女合唱団
「サウンド・オブ・ミュージック」より エーデルワイス、すべての山に登れ

1.バイエル(三枝成章 編曲) バイエル No.60
2.バイエル(出雲路英淳 編曲) バイエル No.66、78
3.バイエル(三枝成章 編曲) バイエル No.88
4.久石譲 「となりのトトロ」より さんぽ、風のとおり道<連弾>、ねこバス<連弾>、となりのトトロ(合唱付き)
5.モーツァルト ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調
アンコール.J.シュトラウス ラデツキー行進曲

・『子供達がオーケストラをバックにピアノを弾く!』 苫小牧の楽器店が主催するピアノ教室の合同発表会としてはじまったこの企画。二年に一度のペースで開かれ、今回で3回目か4回目。今回から入場料をとったり、合唱団が入ったりと一段グレードアップして行われました。
・ともかくその曲の多さにグッタリ。『全20楽章からなり全曲演奏に約2時間を要する長大なピアノ協奏曲(合唱付き)』と言えば、その大変さがなんとなく伝わるでしょうか。曲全体を把握しきれず、カデンツァが現れる度に、「このカデンツァあけはどういうタイミングで入るんだっけ??」と、ガクブル状態でした。それでも大きな破綻が無かったのは、すごい事だと思います。
・ソリストの子供達は小・中学生が中心。一人くらい途中で止まる子もいるかと思いましたが、全員止まることなく完奏。努力の跡がうかがえます。男の子も女の子も衣装に気合いが入っていましたね。ここぞとばかりにすんごいドレスが次から次へと。。。オケ伴奏で弾くなんて、音大行くような上手な人でもほとんどそんな機会は無いのではないでしょうか。そんな貴重な経験の本当の価値に子供達が気づくのは、きっと大人になってからなのでしょうね。この演奏会をきっかけに、ますますピアノが好きになってもらえるとうれしいです。
・ブルグミュラー、バイエルほか:ピアノをちょっとでも習った事のある人なら誰もが弾く初心者向けの曲は、オケ伴奏で聴くとちょっと感動ものだそうです。私はピアノを習った事がないので、ピンとこないのですが。
・ハイドン:ここで最初の疲れのピーク。繊細で気が抜けない曲。
・グリーグ:熱演でした。ボーっと聴いてると、大人が弾いていると勘違いしそうな瞬間がちらほらと。
・トトロ:一番の難所。この曲が有るのと無いのとではかなり負担が違うと思われる。今回の1stVnは地味に音キレイだったと思うのですが。自画自賛?
・モーツァルト:最後の最後に一番疲れる曲が。。。これでトドメ。一楽章の後半で意識が一瞬遠のく。本来であればこれ一曲でおなかいっぱいになる内容の曲です。三名のソリストが一楽章ずつ担当。トリというだけあって皆さん安定した演奏でした。
・ラデツキー:指揮を小学生の女の子二名が担当。Trio後のD.C.で、演奏は止めずに指揮を入れ替わるという荒業。
・今回に限ったことではありませんが、この季節にもかかわらず会場が暑い。反響板が無い。どうにかならないものか。
・客数約200名[目測]:子供のピアノ発表会を有料にして、果たしてどれだけの客が入るのか不安がありましたが、そこそこ入った。
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本日のチーちゃん(実家猫)

2007年04月29日 22時41分10秒 | 日記2005-10
 皆様こんばんは。たまに実家に帰ると泥棒と間違われる、ぴかりんです。

 写真は実家の猫のチーちゃん。家に来たのは平成4年3月21日だそうです(母親談)。生まれたのはたぶん3月で、もうかれこれ15才。かなりいい歳です。
 普段は私が帰っても、絶対に出てこない恥ずかしがり屋さんなのですが、今日はなぜだかニャーニャー鳴いて、居間へのドアを開けろと催促。そして更に、落ち着いたところでなぜだか私の顔を、10秒以上ジーっと見てました。普段、目を合わすことなんてほとんどないのに。
 動物にいつもと違う行動とられると、なんだか不気味。


 何事もありませんように。
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【本】先端技術のゆくえ

2007年04月29日 21時16分23秒 | 読書記録2007
先端技術のゆくえ, 坂本賢三, 岩波新書 (黄版)362, 1987年
・哲学の視点から見た『技術』のこれまでの歴史の流れと、今後の展望について。世を支配するものは、『宗教』→『国家』→『経済』→(今ここ)→『技術』という流れであるという主旨。20年前の本だが古さは感じない。文系・理系問わずに読める、内容のしっかりした良い本だと思うのですが、これまた絶版。地味な書題のため多少損をしているかも。
・写真:『六本木ヒルズ』の前に『アークヒルズ』なんてものを造ってたんだ…と調べて見ると写真中央下の低い建物がサントリーホール(出来たて)なのですね。ほええ。まるで異国の都会の写真を眺めるような。なんにも知らない田舎者まるだし。
・「単に時間的に最前線にあるというだけでなく、従来の技術と質的に異なっているという意味合いを込めるために「高度技術」と呼んでみたのである。(中略)それでは高度技術はどのような点で従来の技術と区別されるのか。これには種々の見方があると思われるが、その根本的な特徴を次の三つの点に見たい。  第一は、それが「科学の応用」や「科学・技術」でなく、科学と技術が一体になった「科学技術」であるということである。第二は、それが情報加工と情報伝達を根底に持っていること、第三は、「技術の技術」がすべての技術の根底に置かれていることである。」p.11
・「だから、科学と技術は対象と主体との関係においてベクトルの向きが違うのである。出発点も目的も逆、前提も帰結も逆である。科学の目指しているのは認識であり、技術の目指しているのは制作である。」p.12
・「日本語の場合、技術・科学技術・工学・科学の概念の境界があいまいなのは、工部大学校以来、科学を基礎として近代技術をつくってきたからであって、明治19年に工部大学校が帝国大学工科大学になっていっそうこの特質が顕著になった。大学に工学部を設置したのは日本が世界で最初なのである。」p.22
・「科学と技術が一体となった「科学技術」にあたる外国語は久しく存在しなかった。「科学技術」の概念形成は日本の方が早かったと思われるのである。しかし、20世紀後半以後は、日本語の「科学技術」にあたる英語として「テクノロジー」という語が定着した。」p.23
・「高度技術の時代の中心をなすものとして「情報」を取り上げる場合には、もっと限定して用いなければならない。在来の用語で表現できるものであれば、知識とかニュースとか、はっきり言ったほうがよいのであって、「情報」という言葉は、情報としか表現できないものに限定すべきであろう。」p.26
・「技術の歴史を一言で言うとすれば、それは人間能力の対象化と外的自然の主体化の歴史である。(中略)乗物のことを「足」と呼び、望遠鏡のことを「目」といい、道具のことを「手」と呼ぶのはこの事情を反映しているのである。」p.28
・「つまり、材料を加工して利用しやすいものにする技術から「物質」の概念が成立し、動力を加工して利用しやすいものにする技術から「エネルギー」の概念が成立したのである。」p.33
・「制御と通信だけでなく、計算や分類などの処理も含んで「情報」の概念が成立したのは、やはり電子計算機の開発によってであった。」p.37
・「しかし、エネルギー生産の発達普及が人間の体力を弱化する傾向を強めたように、情報生産の発展が人間の計算能力や記憶力や情報処理能力を弱める傾向は避けられないと思われる。それらの能力をむしろ機械に任せることによって、機械にはできない人間能力の発展が期待されるのであって、それはプログラム作成やシステム設計よりはむしろ「意味」の発見に向けれらるべきではあるまいかと思われる。」p.39
・「この意味では遺伝子操作も情報加工にほかならない。つまり情報技術は単にコンピュータやニューメディアだけでなく、生命にまで及んでいるのである。」p.44
・「私はこの問題を端的に「何のための技術か」という問いとして扱ってみたいと思う。現代の先端技術はいつでもこの問題を抱えていながら、実はこのように問題を提出したことはないのである。」p.79
・「彼らは、もっぱら教会の仕事に従事するのではなく、軍事的に人を驚かす技術の開発に専念したので、アイデア・マン(ラテン語でインゲニアトール)と呼ばれるようになり、これが英語のエンジニアになったのである。」p.82
・「粒子的要素の力学を基礎とする現代物理学から見ると、ニュートンから始まり、質点の力学、質点系の力学と展開して行った流れしか見えないが、他方にデカルトの連続体説を出発点とする水力学・流体力学の伝統が脈々とあって、実験や土木工事の実際と結びつき、科学研究の重要な一面をなしていたのである。」p.89
・「「日本の技術者には独創性が欠けている」とよく言われるが、私は、これは当っていないと思う。一つには、独創性はあるかないかではなくて、独創性の芽を摘むか摘まないかなのであって、明治以来、採算の面から芽が摘まれることが多く、育てられることが少なかったと言った方がよいであろう。」p.156
・「利潤の獲得を第一の目標にするのであれば、これほど急速な技術水準の向上よりも低賃金で廉価品を作っていればよかったのであるが、官も民間企業もあげて技術の高度化に努力してきたことは、私利よりも国益を優先してきた明治以来の日本の会社の特質からくるものと思われてならない。」p.157
・「こうしてみると、「経済の時代」のあとにくるのは「技術の時代」ではないかと思わせる。(中略)「高度技術時代」は、単に先端技術の延長というだけでなく、経済も政治も技術に奉仕するようになる時代という特質を持つのではあるまいか。」p.164
・「第一に、その転換期におとずれるものは「経済革命」ということになろう。宗教の時代の末期には宗教改革があり、政治の時代(国家の時代)の末期には政治革命があった。(中略)第二に、この時代の担い手は言うまでもなく技術者、もっと厳密にいえば「科学技術者」である。宗教の時代の聖職者・僧侶、国家の時代の王と官僚、経済の時代の企業者にあたるものは、技術の時代には科学技術者であって、じじつ、20世紀後半の科学技術者は聖職者や官僚や企業家に近い存在になりつつある。」p.166
・「しかし、技術の時代には崇拝の対象となるのは記号である。神も記号、価値も記号である。技術の時代は記号が横行する社会である。」p.168
・「本当は「技術の時代」ではなく「人間の時代」が来てほしいと願っているのである。しかし、今のまま進めば技術が人間に奉仕するのではなく人間が技術に奉仕する「技術の時代」になるような気がしてならない。」p.188
・「技術を自己目的化するのでなく、何のために使うべきかを示す哲学、あらためて技術の存在理由を示し、技術のあるべき姿を人々に示し、技術者が耳を傾けるだけでなく、それを実現しようとするような哲学が必要だと思われるのである。」p.191
・「技術を、宗教や政治や経済のためではなく、言い古された言葉ではあるが、民衆のため、人びとの福祉のためのものにすることが何よりも重要なのであって、技術と経済とが分離してきた現在、技術を誰のものにするかが今後の課題なのである。それを究極的に決定するのは民の声である。」p.193
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【練】ダメダメ

2007年04月28日 22時48分33秒 | 練習記録
・練習会場を間違える
・練習に遅刻する
・楽譜はまっさら。弓、指示、小節番号、カット箇所等書き込みなし

でもって、

・弾けてない

全ては、

・ろくに練習に出ていない

ことに起因する。
 こうして改めて書き出してみると『極悪人』ですね。どこからも相手にされなくなるのも時間の問題。
 グダグダ言ってないで練習じゃあぁ!!


 楽しいゴールデンウイークのはじまりはじまり。
(*´∀`*)
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【論】Su,2003,RankGene: identification of diagnostic~

2007年04月28日 13時33分54秒 | 論文記録
Yang Su, T.M. Murali, Vladimir Pavlovic, Michael Schaffer and Simon Kasif
RankGene: identification of diagnostic genes based on expression data
Bioinformatics Vol.19 no.12 (2003) Pages 1578-1579
[PDF][Web Site]

・マイクロアレイデータ解析ソフト "RankGene" の紹介。
・内蔵している遺伝子ランキング法
1.t-statistic
2.Information gain
3.Twoing rule
4.Sum minority
5.Max Minority
6.Gini index
7.Sum of variances
8.One dimensional support vector machine (SVM)
・linux/unix 上で動作。コマンドラインで実行。

・注意「Note that our method can miss dependencies between genes that act in subtle combinations in response to disease.

・その後ちっともバージョンアップされていないのが悲しい。
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楽しいゴールデンウィーク(棒読み)

2007年04月27日 22時23分06秒 | 日記2005-10
 皆様こんばんは。久々にフーリエ変換の手計算[写真]なんてやってみたらえらく苦労したぴかりんです。工学系の人間にとってのイロハなのですが、すっかり忘れてしまっている。。。

 もうだめか、と溺れる寸前でどうにか土曜に辿り付く、そんな毎週を繰り返すうちにいつの間にか目の前にはゴールデンウィークが。皆さんいろいろ予定を立てて楽しく過ごすんでしょうね~♪ こちらは特に休暇を取るでもなく、暦どおりの休みです。前半は演奏会でつぶれ、勝負は後半。ともかく家に引きこもる日を一日は確保したい!!

 休みをくれー

 ゴロゴロさせてー

 ワオーーン (無意味に遠吠え)

 休日に楽しくお出かけ♪、なんて夢のまた夢。
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【本】新・代表的日本人

2007年04月26日 20時12分06秒 | 読書記録2007
新・代表的日本人, (編著)佐高信, 小学館文庫 さ-6-1, 1999年
・題名を見てお分かりのとおり、前出『代表的日本人』のパクリ。佐高信が選んだのは以下の10名([]内は執筆者)。
1.伊庭貞剛(実業家)[中野好夫]
2.出口王仁三郎(宗教家)[大宅壮一]
3.幸徳秋水(社会主義者)[飛鳥井雅道]
4.松永安左エ門(電気事業経営者)[草柳大蔵]
5.与謝野晶子(歌人)[馬場あき子]
6.石橋湛山(ジャーナリスト・政治家)[佐高信]
7.尾崎放哉(俳人)[上野千鶴子]
8.嵐寛寿郎(映画俳優)[竹中労]
9.本田宗一郎(技術者・実業家)[梶山季之]
10.佐橋滋(通産官僚)[城山三郎]
・"アンソロジー"と呼べば聞こえはいいが、実際には書き下ろしは一本もない過去の文章の寄せ集め。「つまらない」とまでは言いませんが、100年経って今なお読み継がれる本とは比ぶべくも無く。「へ~え、こんな人がいたんだ~」と軽い暇つぶし程度にはいいかもしれません。
・「なんといっても燦然と光っているのは、「進歩発達に最も害をするものは、青年の過失ではなくて、老人の跋扈である」とする一行であろう。」p.25
・「なるほど、それだけのスピードが出れば、百二十巻ぐらいはなんでもないわけだ。毎月八十余の雑誌に寄稿し、四百ページの長篇を三日で書く。これをきいたら、さすがの谷譲次、牧逸馬、林不忘の三位一体のジャーナリズムの神長谷川海太郎も、さぞ眼を白黒させて、ジュピターの前へ出た群神のように光を失ってしまうであろう。」p.47
・「現代の青年にこのような海外雄飛の夢がなくなったのは、日本があまりに棲みよいためか、人物の器が小さくなったためか、そのいずれかであろう。」p.116
・「罪おほき男こらせと肌きよく黒髪ながくつくられし我れ(『みだれ髪』)」p.154 いくつか抜粋されていた中のお気に入りの一句。
・「否、古来の皮相なる観察者によって、無欲を説けりと誤解せられた幾多の大思想家も実は決して無欲を説いたのではない。彼らはただ大欲を説いたのだ、大欲を満すがために、小欲を棄てよと教えたのだ。」p.179
・「一生に、二生も三生も生きるための仕掛けが日本にはいくつもある。改名や雅号、法名や俳号を名乗るというのも、変身と転身の仕掛けである。日本の人々は、アイデンティティ(自我同一性)などというものに呪縛されてこなかった。」p.198
・「きょう限界まで力を出すと明日には1.1、その翌日には1.2になるんですよ。(佐橋)」p.302
・「私は人間がつくった社会というのは、人間が変えられるという哲学を持っとるんです。(佐橋)」p.308

?いあく【帷幄】 1 帷と幄。たれまく(とばり)と、ひきまく(あげばり)。  2 (昔、陣営にたれまくとひきまくをめぐらしたところから)作戦計画を立てる所。本営。本陣。
?しょくもく【属目・嘱目・矚目】 1 目にふれること。また、ある物に目を向けること。  2 俳諧で、即興的に目に触れたものを吟じること。「嘱目の吟」  3 その人が将来どのように発展するか期待して見守ること。「将来を属目される」
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【論】Ross,2000,Systematic variation in gene express~

2007年04月25日 20時22分45秒 | 論文記録
Douglas T. Ross, Uwe Scherf, Michael B. Eisen, Charles M. Perou, Christian Rees, Paul Spellman, Vishwanath Iyer, Stefanie S. Jeffrey, Matt Van de Rijn, Mark Waltham, Alexander Pergamenschikov, Jeffrey C.F. Lee, Deval Lashkari, Dari Shalon, Timothy G. Myers, John N. Weinstein, David Botstein & Patrick O. Brown
Systematic variation in gene expression patterns in human cancer cell lines
Nature Genetics 24, 227-235 (2000)
[PDF][Web Site]

・ヒトのガンに関する組織について、多数のサンプルにより網羅的に解析した。現在、『NCI60』と呼ばれ、テストデータとして広く用いられているデータの元になった論文。
・データ:ヒト、60サンプル(内訳:acute myeloid leukaemia, chronic myeloid leukaemia, non-small-cell-lung, colon, central nervous system, melanoma, ovarian, renal, prostate, breast)、約8000遺伝子、cDNA
・サンプルと遺伝子のクラス分け法:Hierarchical clustering (Pearson correlaton coefficient), Average linkage clustering
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【練】協奏曲祭

2007年04月24日 21時51分27秒 | 練習記録
♪自主練習 2007.4.24(火)夜@自宅
曲 ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、他いろいろ

 皆様こんばんは。先週スピリタスをあおって以来ずっと胃の調子が悪いぴかりんです。教訓:『スピリタスはキャップ一杯でやめておけ

 今月末の本番は協奏曲祭。苫小牧でのピアノ教室に通う子供さんたちの伴奏と、江別でのヴァイオリン教室発表会の伴奏の連発。双方合わせて20曲は軽~く♪超える曲数です。普段からあちこち掛け持ち多くの曲を抱えていますが、ここまで多いとさすがにキビシイ。普段、家でさらうことはほとんどない、というかさらう時間が無いところを、どうにか無理してでも時間を作ってさらわねばなりません。曲数の多さだけではなく、動きの予測できない子供につけなければならなかったり、独特の楽譜カット部分があったり、一日目はVnで二日目はVaだったり、ほとんど合奏練習に出られなかったりと、考えれば考えるほど状況は不利になるばかり。

 「ぴかりんこれ担当ね!
 とY師匠より手渡されたおもちゃの笛[写真]。おもちゃの交響曲はビオラパートが無いため、おもちゃの笛にまわされました。こ、これは、、、管楽器デビュー!!?
 よっしゃぁぁ!!練習じゃあぁ!!(違

♪本番
1.苫小牧オケ エンジョイコンサート 2007.4.29(日)14:00開演@苫小牧市民文化会館 入場料:大人1000円
2.ゆりあヴァイオリン教室発表会 2007.4.30(祝月)14:00開演@えぽあホール(江別) (たぶん)一般入場可能
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【本】代表的日本人

2007年04月23日 22時11分57秒 | 読書記録2007
代表的日本人, 内村鑑三 (訳)鈴木範久, 岩波文庫 青119-3, 1995年
(Representative Men of Japan, Kanzo Uchimura, 1908)

・内村鑑三が、西洋世界に日本を紹介するために著した書。原本は英語で書かれ、その後デンマーク語とドイツ語にも訳された。『代表的日本人』として以下の五名を紹介している。西郷隆盛(新日本の創設者)、上杉鷹山(封建領主)、二宮尊徳(農民聖者)、中江藤樹(村の先生)、日蓮上人(仏僧)。
・『異国の人びとに広く我が国を紹介しよう』というその発想の大きさに、まず打たれる。日本人である私が読んでも再発見があるということは悲しむべきことか。少々内容が、子供向け伝記や童話のようにキレイすぎるきらいはありますが、そんなことは気にさせなくなるほどの著者の気概が伝わってきます。名著。
・「青年期に抱いていた、わが国に対する愛着はまったくさめているものの、わが国民の持つ多くの美点に、私は目を閉ざしていることはできません。(中略)わが国民の持つ長所――私どもにありがちな無批判な忠誠心や血なまぐさい愛国心とは別のもの――を外の世界に知らせる一助となることが、おそらく外国語による私の最後の書物となる本書の目的であります。」p.11
・「世界から隔絶していることは、必ずしもその国にとって不幸ではありません。」p.13
・「「天を相手にせよ。すべてを天のためになせ。人をとがめず、ただ自分の誠の不足をかえりみよ」」p.22
・「ある意味で1868年の日本の維新革命は、西郷の革命であったと称してよいと思われます。」p.23
・「必要だったのは、すべてを始動させる原動力であり、運動を作り出し、「天」の全能の法にもとづき運動の方向を定める精神でありました。」p.24
・「「文明とは正義のひろく行われることである、豪壮な邸宅、衣服の華美、外観の壮麗ではない」  これが西郷の文明の定義であります。」p.32
・「不誠実とその肥大児である利己心は、人生の失敗の大きな理由であります。西郷は語ります。  「人の成功は自分に克つにあり、失敗は自分を愛するにある。八分どおり成功していながら、残り二分のところで失敗する人が多いのはなぜか。それは成功が見えるとともに自己愛が生じ、つつしみが消え、楽を望み、仕事を厭うから、失敗するのである」」p.41
・「封建制にも欠陥はありました。その欠陥のために立憲制に代わりました。しかし鼠を追い出そうとして、火が納屋をも焼き払ったのではないかと心配しています。(中略)封建制の長所は、この治める者と治められる者との関係が、人格的な性格をおびている点にあります。その本質は、家族制度の国家への適用であります。」p.53
・「鷹山の倹約はけちではありません。「施して浪費するなかれ」が鷹山のモットーでありました。」p.65
・「東洋思想の一つの美点は、経済と道徳を分けない考え方であります。東洋の思想家たちは、富は常に徳の結果であり、両者は木と実との相互の関係と同じであるとみます。」p.67
・「日本の農業は、世界でもっとも注目すべき農業であると考えます。土の塊の一つ一つがていねいに扱われ、土から生ずる芽の一つ一つが、親の愛情に近い配慮と世話とを与えられます。」p.79
・「尊徳からみて、最良の働き者は、もっとも多くの仕事をする者でなく、もっとも高い動機で働く者でした。」p.89
・「尊徳は夏、ナスを口にして、その年の不作を予言しました。秋ナスのような味が強くしたので、明かに「太陽が、すでにその年の光を使いつくした」しるしであると告げました。」p.94
・「尊徳から親交をえるためには、常にたいへんな努力を要しましたが、いったん与えられると、これほど尊いもの、また永続するものはありません。」p.100
・「学校もあり教師もいたが、それは諸君の大いなる西洋にみられ、今日わが国でも模倣しているような学校教育とは、まったくちがったものである。まず第一に、私どもは、学校を知的修練の売り場とは決して考えなかった。修練を積めば生活費が稼げるようになるとの目的で、学校に行かされたのではなく、真の人間になるためだった。」p.112
・「『大学』(孔子)には、次のように書かれていました。  天子から庶民にいたるまで、人の第一の目的とすべきは生活を正すことにある。」p.116
・「陽明学の形をとった中国文化のお陰で、私どもは、内気で、臆病で、保守的、退歩的な国民になることはなかったのだと考えます。」p.132
・「宗教は人間の最大関心事であります。正確に言うならば、宗教のない人間は考えられません。私どもは、自分の能力をはるかにこえる願いごとをもち、世の与えうるよりも、はるかに多くのものを望むという、妙な存在なのです。この矛盾を取り除くためには、行動はともかく、少なくとも思想の面でなにかをしなければなりません。」p.141
・「きびしい社会差別のあった時代に、宗教の道は、低い身分に生まれた天才が、世に自分の存在を示しうる唯一の道であったのです。」p.149
・「それは「衣法不依人(えほうふえにん)」、真理の教えを信じ人に頼るな、との言葉であります。」p.151
・「その後の日本に蓮長にならぶ僧侶は出ていません。一つの経典と法とのために、自分の生命をとして立ったのは蓮長だけであります。」p.158
・「日蓮の論法は粗雑であり、語調全体も異様です。日蓮はたしかに、一方にのみかたよって突出した、バランスを欠く人物でした。だが、もし日蓮から、その誤った知識、生来の気質、時代と環境とがもたらした多くのものを取り去ったとしましょう。そこに残るのは、しんそこ誠実な人間、もっとも正直な人間、日本人のなかでこのうえなく勇敢な人間であります。」p.171
・「たしかに日蓮の生涯は、マホメットから多妻主義をさしひいた生涯を思わせます。同じように強靭な精神と異常なほどの熱狂性があります。しかし、あわせて、共に目的のための誠実さと、内面には深くてやさしい慈愛の心が、豊かに両者にはあります。ただし、その日本人の経典に対する確信は、あのアラビア人がコーランに対して抱いたものより強く、この点で私は、前者の方が後者よりは偉大であったと信じるものです。」p.175
・「日蓮の大望は、同時代の世界全体を視野に収めていました。仏教は、それまでインドから日本へと東に向かって進んできたが、日蓮以後は改良されて、日本からインドへ、西に向かって進むと日蓮は語っています。」p.176
・「闘争好きを除いた日蓮、これが私どもの理想とする宗教者であります。」p.177
・「武士道は、まだ未完成なもの、現世的なものであります。美点が多くあるにもかかわらず、それは、たとえば世界に無比の富士山のようなものです。世界に無比ではありますが、結局は死せる山にすぎません。」p.182
・以下『解説』より「ところが、日清戦争の終結ころから、内村はその戦争がまったく期待を裏切り「義戦」ではなかったことを知り、本書をはじめとして、おおいに世に「義戦」を訴えたことを激しく恥じた。」p.199
・「私の貴ぶ者は二つのJであります、其一はJesus(イエス)であります、其他の者はJapan(日本)であります、本書は第二のJに対して私の義務の幾分かを尽くした者であります。」p.205
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