増減を繰り返しつつ、じわじわアクセス数が増え、大晦日にとうとう700ip/週 を突破しました。一日あたり約100名の方が来てくださっている計算です。
そろそろちょっと"怖い"レベルになりつつあります。微細なミスが死を招く。発言には細心の注意を払わなければなりません。
さて、アクセス数はどこまで延びるやら。
過去3週間の閲覧数とランキング
※ランキングは、1000位までが表示されます。
そろそろちょっと"怖い"レベルになりつつあります。微細なミスが死を招く。発言には細心の注意を払わなければなりません。
さて、アクセス数はどこまで延びるやら。
過去3週間の閲覧数とランキング
週 | 閲覧数 | アクセスIP数 | ランキング |
12/24~12/30 | 1627 pv | 724 ip | -位(695095 BLOG中) |
12/17~12/23 | 1486 pv | 650 ip | -位(691913 BLOG中) |
12/10~12/16 | 1511 pv | 640 ip | -位(688263 BLOG中) |
12/03~12/09 | 1193 pv | 607 ip | -位(684349 BLOG中) |
2006年 まとめ
簡単に今年を振り返ってみます。まずは年の始めに立てた目標をどの程度達成できたでしょうか。
<2006年 今年の目標>
1.オケ活動は週5以内に抑えよう!△
きちんと記録をつけていませんが、ほぼ達成できていると思います。週5を超えた週があったとしてもせいぜい2~3週だと思われる。多少人間らしい暮らしになったような、なっていないような? 練習出席回数は減ったのに本番数が増えているという・・・恐ろしいのであまり深く考えるのはよそう・・・
2.本を100冊読もう!○
[読書記録]をご覧の通り。こんな事をわざわざ目標設定せにゃならんかったとは。
3.論文を10本読もう!◎
約80本読みました。思っていたよりたくさん読めた。しかし数はいいけど今後はその内容理解度を高めることが課題。
4.月に1日休肝日をつくろう!△
これも、記録はつけていないが多分。。。(←自信が無いらしい) 少なくとも去年より『飲まない日』は大幅に増えたはず。
5.歯医者に行こう!×
どの歯医者に行くかは決めました!あとは予約を入れて、通うだけ! 全然ダメダメじゃん。歯が痛まなかったのは幸運。
今になってみると、どーでもいい目標ばっかりだなぁ。全体的に『生活の立て直し』の傾向が伺えますね。去年はそれだけ傾いだ生活してたってことでしょうか。一言で表わすなら『再生』とか『復活』などという言葉があてはまるような一年だったかもしれません。
では次に、印象に残った出来事を以下に。
<2006年 今年の主な出来事>
1.タバコをやめた
特に目に見えて何が変わったということもないのですが、自分では意識できないだけでいろいろと変わっているはず。
2.大阪行き×2
3月と8月に初の大阪へ。灼熱地獄ほかいろいろ貴重な体験。でも串カツを結局食べていない。
3.体調が悪い!
9月あたりから、体調が"ちょっと悪い"状態がず~~~っと続いています。原因不明。過労?年?タバコやめたせい? 早く治れ!!
4.DVD&HDDレコーダの導入
見たい番組だけ見て、その他は一切見ない、というようにテレビとの付き合い方が根本的に変わりました。(コピペ) DVDに焼く作業が結構面倒。
~~~~~~~
そんなこんなでマッタリ年越しと思いきや事件発生。
いい意味のたいしたことない事件なのでご心配なく。
どんな事件かは、ひ・み・つ (*´∀`*) ウフフ
年越しから波乱。。。ジョナサン占い、スゲーな。
簡単に今年を振り返ってみます。まずは年の始めに立てた目標をどの程度達成できたでしょうか。
<2006年 今年の目標>
1.オケ活動は週5以内に抑えよう!△
きちんと記録をつけていませんが、ほぼ達成できていると思います。週5を超えた週があったとしてもせいぜい2~3週だと思われる。多少人間らしい暮らしになったような、なっていないような? 練習出席回数は減ったのに本番数が増えているという・・・恐ろしいのであまり深く考えるのはよそう・・・
2.本を100冊読もう!○
[読書記録]をご覧の通り。こんな事をわざわざ目標設定せにゃならんかったとは。
3.論文を10本読もう!◎
約80本読みました。思っていたよりたくさん読めた。しかし数はいいけど今後はその内容理解度を高めることが課題。
4.月に1日休肝日をつくろう!△
これも、記録はつけていないが多分。。。(←自信が無いらしい) 少なくとも去年より『飲まない日』は大幅に増えたはず。
5.歯医者に行こう!×
どの歯医者に行くかは決めました!あとは予約を入れて、通うだけ! 全然ダメダメじゃん。歯が痛まなかったのは幸運。
今になってみると、どーでもいい目標ばっかりだなぁ。全体的に『生活の立て直し』の傾向が伺えますね。去年はそれだけ傾いだ生活してたってことでしょうか。一言で表わすなら『再生』とか『復活』などという言葉があてはまるような一年だったかもしれません。
では次に、印象に残った出来事を以下に。
<2006年 今年の主な出来事>
1.タバコをやめた
特に目に見えて何が変わったということもないのですが、自分では意識できないだけでいろいろと変わっているはず。
2.大阪行き×2
3月と8月に初の大阪へ。灼熱地獄ほかいろいろ貴重な体験。でも串カツを結局食べていない。
3.体調が悪い!
9月あたりから、体調が"ちょっと悪い"状態がず~~~っと続いています。原因不明。過労?年?タバコやめたせい? 早く治れ!!
4.DVD&HDDレコーダの導入
見たい番組だけ見て、その他は一切見ない、というようにテレビとの付き合い方が根本的に変わりました。(コピペ) DVDに焼く作業が結構面倒。
~~~~~~~
そんなこんなでマッタリ年越しと思いきや事件発生。
いい意味のたいしたことない事件なのでご心配なく。
どんな事件かは、ひ・み・つ (*´∀`*) ウフフ
年越しから波乱。。。ジョナサン占い、スゲーな。
忘年会シーズンですが、忘年会とは無縁のぴかりんです。
いくつか誘われたけれど、全部札幌なのです。
酒を飲めない忘年会なんて拷問以外の何物でもないし、車を置いてくるには実家が僻地すぎるし。札幌中心部から代行頼むなら5千円は覚悟しなければなりません。
そんなわけで、気心の知れた方とさしでちょっと呑む程度で今年は終わりそうです。
本日は久しぶりの休暇らしい休暇。指がおかしくなるくらいチェロ弾いたり、温泉いったり。
いくつか誘われたけれど、全部札幌なのです。
酒を飲めない忘年会なんて拷問以外の何物でもないし、車を置いてくるには実家が僻地すぎるし。札幌中心部から代行頼むなら5千円は覚悟しなければなりません。
そんなわけで、気心の知れた方とさしでちょっと呑む程度で今年は終わりそうです。
本日は久しぶりの休暇らしい休暇。指がおかしくなるくらいチェロ弾いたり、温泉いったり。
2006年 読書記録 まとめ
年のはじめに「本を100冊読もう!」と目標を立ててしまったので、読む本の厚さを調節しいしい、どうにかピッタリ100冊読みました。正確に言うと100冊ではなく100タイトルですが細かい事はおいといて。ここ数年、読書が滞っていたところの復活! これまであまり読書が進まなかった間もちまちまとチェックして溜めていた『読みたい本リスト』に含まれていた本が多かったので、内容の濃い一年だったと思います。
今年のベスト本は、なんと言っても『禁煙セラピー』(アレン・カー)ですね。もちろん現在もタバコは吸っていません。間違いなく人生の軌道が大きく変わったと思います。もしこの本が無ければベストとなったであろう本が、『じぶん・この不思議な存在』(鷲田清一)と『うるさい日本の私』(中島義道)。どちらも哲学分野の著者による本です。とっても身近なことなのに全く無意識だった部分に目を向けさせ、衝撃を与える内容です。小説部門では、おもしろい本が多かったのですが、文字による表現の新しい可能性を見せつけられ衝撃を受けたという点で、『サンクチュアリ』(フォークナー)が印象に残っています。ブルーバックスを中心とする科学系の読み物では、目ぼしいものが無かったのが少々残念です。
以上挙げた本は、個人的好みが入っていてかなり偏りがある(万人受けしない)内容だと思います。広く人にオススメするとするなら、、、
『壬生義士伝』(浅田次郎):時代物。強い男はやはりカッコいい。
『波の塔』(松本清張):恋愛ミステリ(?) 先日テレビドラマでやっていたようだ。
『星を継ぐもの』(ジェイムズ・P・ホーガン):古典SF。続編2冊も楽しみ。
『私は赤ちゃん』(松田道雄):新書。誰しもが通った道。
『後世への最大遺物/デンマルク国の話』(内村鑑三):古典。この稀有な爽やかパーソナリティーはなんだ!?
『わたしの知的生産の技術 PART I』((編)「知的生産の技術」研究会):実用書(?) 各分野の巨人達の言葉。絶版なのでここに挙げるのを迷ったが、印象的だったので。
ここで紹介している本は、ほとんどがブックオフの105円コーナーで買ったものなので、皆さんも気長に探せば手に入るかもしれません(保証はできませんが)。
他にワースト本の紹介なんかも考えたけど、労力節減のため割愛します。また、印象に残った書き抜きなんかも・・・シンドイので割愛。
今年は100冊縛りがあったので、わりと薄い本が多かったのですが、来年はもう少し長編を読みたいと思います。『カラマーゾフの兄弟』、『アンナ・カレーニナ』、『ジャン・クリストフ』、『レ・ミゼラブル』、『豊饒の海』、・・・などなど。これだけで一年暮らせそう。
年のはじめに「本を100冊読もう!」と目標を立ててしまったので、読む本の厚さを調節しいしい、どうにかピッタリ100冊読みました。正確に言うと100冊ではなく100タイトルですが細かい事はおいといて。ここ数年、読書が滞っていたところの復活! これまであまり読書が進まなかった間もちまちまとチェックして溜めていた『読みたい本リスト』に含まれていた本が多かったので、内容の濃い一年だったと思います。
今年のベスト本は、なんと言っても『禁煙セラピー』(アレン・カー)ですね。もちろん現在もタバコは吸っていません。間違いなく人生の軌道が大きく変わったと思います。もしこの本が無ければベストとなったであろう本が、『じぶん・この不思議な存在』(鷲田清一)と『うるさい日本の私』(中島義道)。どちらも哲学分野の著者による本です。とっても身近なことなのに全く無意識だった部分に目を向けさせ、衝撃を与える内容です。小説部門では、おもしろい本が多かったのですが、文字による表現の新しい可能性を見せつけられ衝撃を受けたという点で、『サンクチュアリ』(フォークナー)が印象に残っています。ブルーバックスを中心とする科学系の読み物では、目ぼしいものが無かったのが少々残念です。
以上挙げた本は、個人的好みが入っていてかなり偏りがある(万人受けしない)内容だと思います。広く人にオススメするとするなら、、、
『壬生義士伝』(浅田次郎):時代物。強い男はやはりカッコいい。
『波の塔』(松本清張):恋愛ミステリ(?) 先日テレビドラマでやっていたようだ。
『星を継ぐもの』(ジェイムズ・P・ホーガン):古典SF。続編2冊も楽しみ。
『私は赤ちゃん』(松田道雄):新書。誰しもが通った道。
『後世への最大遺物/デンマルク国の話』(内村鑑三):古典。この稀有な爽やかパーソナリティーはなんだ!?
『わたしの知的生産の技術 PART I』((編)「知的生産の技術」研究会):実用書(?) 各分野の巨人達の言葉。絶版なのでここに挙げるのを迷ったが、印象的だったので。
ここで紹介している本は、ほとんどがブックオフの105円コーナーで買ったものなので、皆さんも気長に探せば手に入るかもしれません(保証はできませんが)。
他にワースト本の紹介なんかも考えたけど、労力節減のため割愛します。また、印象に残った書き抜きなんかも・・・シンドイので割愛。
今年は100冊縛りがあったので、わりと薄い本が多かったのですが、来年はもう少し長編を読みたいと思います。『カラマーゾフの兄弟』、『アンナ・カレーニナ』、『ジャン・クリストフ』、『レ・ミゼラブル』、『豊饒の海』、・・・などなど。これだけで一年暮らせそう。
この一年で読んだ論文の厚みが約10cm。1000枚ほどあるでしょうか。いつも反古の裏に印刷したものを読んでいます。いわゆる研究者と呼ばれる人たちにとっては当たり前の量なのですが。。。私にとってはこんなに論文読むのは初めてのことでした。
虐げられた人びと, ドストエフスキー (訳)小笠原豊樹, 新潮文庫 [赤]10T(2151), 1973年
(Униженные и оскорбленные, Достоевский, 1861)
・『ドストエフスキー好き』といいつつ、『罪と罰』と短編をいくつか読んだくらいで、『白痴』も『悪霊』も『カラマーゾフの兄弟』も読んでない似非ファンです。いや、好き嫌いと読んだ数は関係ないのだ! というわけで久々のドストエフスキー。
・写真:この独特の文字のギッシリ、ミッチリ感がたまりません。この写真のワルコフスキー公爵の告白(長台詞)部分は、文学史上に残るような名場面ではないでしょうか。
・読みはじめは正直言って退屈。「この調子で最後までいくのだろうか」と不安になったりもしましたが、謎の少女ネリー(エレーナ)の登場で状況は一変しました。結果、『ドストエフスキー好き』は継続の方向で。 主人公である"私"(ワーニャ)とナターシャとアリョーシャの三角関係を中心に、ワルコフスキー公爵、マスロボーエフ、イフメーネフ老夫妻、カーチャ・・・などなどが絡み合って、コテコテドロドロの人間模様が繰り広げられます。その中にあってネリーの存在は強烈な輝きを放っています。この少女に対する著者の思い入れはなんなのか。 『人間』のもつあらゆる性質を、各登場人物を鏡にして映し出し、「人間とは何か」という巨大なテーマに真向から取り組んだ作品。
・「あのひとの場合はそのほうがいいのよ。だれだって束縛はいやでしょう、私もよ。それでも私は喜んであのひとの奴隷になるわ。自発的に奴隷になるわ。一緒にいられるのなら、あのひとの顔を見ていられるのなら、あのひとにどうあしらわれても辛抱するわ! あのひとがほかの女を愛したって構わないような気がする。それが私の目の前で起ることなら、私がそばにいられさえしたら……。」p.65
・「『脳味噌をぜんぶ掻き出して、、新しいのと入れ替えて、また元どおりにできるものなら』と私は平気で考えた。『気違い病院にでも入ってやるんだが』。それは生への渇望と信仰だった!……だが、今でも覚えているが、私はすぐに笑い出したのである。『気違い病院を出たら何をする気だ。まさかまたもや小説を書くんじゃあるまいね……』」p.80
・「きのうも、おとといも、訪ねてきたとき少女は私の質問に答えず、ただとつぜんその執拗な視線を私に注いだだけだったが、そのまなざしには不信の色や露骨な好奇心のほかに、何かしら奇妙な誇りが読みとれたのだった。だが今、少女のまなざしには厳しさと、不信の色らしきものがうかがわれた。」p.221
・「「いや、どうせりっぱな暮らしじゃないだろうとは思っていたが」と、部屋を見まわしながら彼は言った。「こんなトランクみたいなとこに住んでるとはおもわなかった。だって、こりゃあ人間の住居じゃないぜ、トランクだ。」p.223
・「「ううん、行って!」と、私が残る気なのをすぐに察してエレーナは言った。「眠いの。すぐ寝ちゃうから」 「でも一人じゃ淋しいだろう……」私はためらいながら言った。「もっとも、ぼくは二時間ぐらいで帰れるけれど……」 「ねえ、行ってよ。じゃないと、私が一年ぐらい寝てたら、あなたも一年間外に出られないわよ」。」p.227
・「愛情だけでは足りないのだ。愛情は行為によって証明されるものなのだ。ところがお前は、『苦しもうがどうしようが、とにかくおれと一緒に暮らせ』という考え方だ。それは人道に反し、品格に欠けるやり方ではないかね!」p.293
・「「一人だと、さびしい?」と、私は出がけに訊ねた。 「さびしいけど、さびしくない。さびしいのは、あなたがなかなか帰って来ないから」」p.317
・「確かトルストイの何かにありましたね。二人の男がきみ呼ばわりする約束はしたものの、どうしてもうまく言えなくて、お互いに代名詞の出てくる文句を避けたりしてね。ああ、ナターシャ!そのうちに『幼年時代と少年時代』を読み返してみようね。あれは実にいいからなあ!」p.328
・「私、ナターシャにはっきり言います。『あのひとをだれよりも愛していらっしゃるのなら、あのひとの幸福をご自分の幸福よりも先に愛してください。その場合、別れるのが当然です』って」p.375
・「あなたのお仲間の作家がどこかに書いていましたね。人間の最も偉大な功績はおのれをつねに人生の脇役に限定することができるということである……とかなんとか、そんなようなことだった!」p.388
・「『出て行きます、もう二度と帰りません。でもあなたを愛しています。 あなたに忠実なネリー』」p.432 この一文だけで泣ける。
・「私はあのひとを……母親に近い愛し方をしていたのよ。でも二人が対等に愛し合う恋愛なんて、この世の中にはあり得ないような気もする。あなたはどうお思いになる?」p.472
・以下、訳者解説より「これは死によって二重三重に縁どられた小説であると言える。」p.559
・「ただしドストエフスキーは具体的な社会的現象としての、どちらかといえば単純な人物を描こうとして、思わず知らず悪魔的な意志を――人間にひそむ「悪霊」をかなり濃厚に暗示するという結果に終った。これが現在の私たちから見てたいそう興味深い点である。」p.561
?サモワール(ロシアsamovar) ロシア独特の、炭を用いる卓上湯わかし器。銅・黄銅・銀製などで、中央に木炭などをたくパイプが通り、その周囲が水槽となっていて、外側に湯を出すコックがある。
?かんぷ【悍婦】 気のあらい女。じゃじゃ馬。
?ボードビル(フランスvaudeville) 歌と対話を交互に入れた小オペラ、歌入劇や通俗的な喜劇・舞踊・曲芸など。また、それらを取り混ぜて演じる寄席演芸。バラエティー。
?きょうふう【驚風】 1 にわかに吹く風。荒い風。 2 漢方医学で、幼児のひきつけを起こす病気をいう。脳膜炎の類。驚癇(きょうかん)。きょうふ。
(Униженные и оскорбленные, Достоевский, 1861)
・『ドストエフスキー好き』といいつつ、『罪と罰』と短編をいくつか読んだくらいで、『白痴』も『悪霊』も『カラマーゾフの兄弟』も読んでない似非ファンです。いや、好き嫌いと読んだ数は関係ないのだ! というわけで久々のドストエフスキー。
・写真:この独特の文字のギッシリ、ミッチリ感がたまりません。この写真のワルコフスキー公爵の告白(長台詞)部分は、文学史上に残るような名場面ではないでしょうか。
・読みはじめは正直言って退屈。「この調子で最後までいくのだろうか」と不安になったりもしましたが、謎の少女ネリー(エレーナ)の登場で状況は一変しました。結果、『ドストエフスキー好き』は継続の方向で。 主人公である"私"(ワーニャ)とナターシャとアリョーシャの三角関係を中心に、ワルコフスキー公爵、マスロボーエフ、イフメーネフ老夫妻、カーチャ・・・などなどが絡み合って、コテコテドロドロの人間模様が繰り広げられます。その中にあってネリーの存在は強烈な輝きを放っています。この少女に対する著者の思い入れはなんなのか。 『人間』のもつあらゆる性質を、各登場人物を鏡にして映し出し、「人間とは何か」という巨大なテーマに真向から取り組んだ作品。
・「あのひとの場合はそのほうがいいのよ。だれだって束縛はいやでしょう、私もよ。それでも私は喜んであのひとの奴隷になるわ。自発的に奴隷になるわ。一緒にいられるのなら、あのひとの顔を見ていられるのなら、あのひとにどうあしらわれても辛抱するわ! あのひとがほかの女を愛したって構わないような気がする。それが私の目の前で起ることなら、私がそばにいられさえしたら……。」p.65
・「『脳味噌をぜんぶ掻き出して、、新しいのと入れ替えて、また元どおりにできるものなら』と私は平気で考えた。『気違い病院にでも入ってやるんだが』。それは生への渇望と信仰だった!……だが、今でも覚えているが、私はすぐに笑い出したのである。『気違い病院を出たら何をする気だ。まさかまたもや小説を書くんじゃあるまいね……』」p.80
・「きのうも、おとといも、訪ねてきたとき少女は私の質問に答えず、ただとつぜんその執拗な視線を私に注いだだけだったが、そのまなざしには不信の色や露骨な好奇心のほかに、何かしら奇妙な誇りが読みとれたのだった。だが今、少女のまなざしには厳しさと、不信の色らしきものがうかがわれた。」p.221
・「「いや、どうせりっぱな暮らしじゃないだろうとは思っていたが」と、部屋を見まわしながら彼は言った。「こんなトランクみたいなとこに住んでるとはおもわなかった。だって、こりゃあ人間の住居じゃないぜ、トランクだ。」p.223
・「「ううん、行って!」と、私が残る気なのをすぐに察してエレーナは言った。「眠いの。すぐ寝ちゃうから」 「でも一人じゃ淋しいだろう……」私はためらいながら言った。「もっとも、ぼくは二時間ぐらいで帰れるけれど……」 「ねえ、行ってよ。じゃないと、私が一年ぐらい寝てたら、あなたも一年間外に出られないわよ」。」p.227
・「愛情だけでは足りないのだ。愛情は行為によって証明されるものなのだ。ところがお前は、『苦しもうがどうしようが、とにかくおれと一緒に暮らせ』という考え方だ。それは人道に反し、品格に欠けるやり方ではないかね!」p.293
・「「一人だと、さびしい?」と、私は出がけに訊ねた。 「さびしいけど、さびしくない。さびしいのは、あなたがなかなか帰って来ないから」」p.317
・「確かトルストイの何かにありましたね。二人の男がきみ呼ばわりする約束はしたものの、どうしてもうまく言えなくて、お互いに代名詞の出てくる文句を避けたりしてね。ああ、ナターシャ!そのうちに『幼年時代と少年時代』を読み返してみようね。あれは実にいいからなあ!」p.328
・「私、ナターシャにはっきり言います。『あのひとをだれよりも愛していらっしゃるのなら、あのひとの幸福をご自分の幸福よりも先に愛してください。その場合、別れるのが当然です』って」p.375
・「あなたのお仲間の作家がどこかに書いていましたね。人間の最も偉大な功績はおのれをつねに人生の脇役に限定することができるということである……とかなんとか、そんなようなことだった!」p.388
・「『出て行きます、もう二度と帰りません。でもあなたを愛しています。 あなたに忠実なネリー』」p.432 この一文だけで泣ける。
・「私はあのひとを……母親に近い愛し方をしていたのよ。でも二人が対等に愛し合う恋愛なんて、この世の中にはあり得ないような気もする。あなたはどうお思いになる?」p.472
・以下、訳者解説より「これは死によって二重三重に縁どられた小説であると言える。」p.559
・「ただしドストエフスキーは具体的な社会的現象としての、どちらかといえば単純な人物を描こうとして、思わず知らず悪魔的な意志を――人間にひそむ「悪霊」をかなり濃厚に暗示するという結果に終った。これが現在の私たちから見てたいそう興味深い点である。」p.561
?サモワール(ロシアsamovar) ロシア独特の、炭を用いる卓上湯わかし器。銅・黄銅・銀製などで、中央に木炭などをたくパイプが通り、その周囲が水槽となっていて、外側に湯を出すコックがある。
?かんぷ【悍婦】 気のあらい女。じゃじゃ馬。
?ボードビル(フランスvaudeville) 歌と対話を交互に入れた小オペラ、歌入劇や通俗的な喜劇・舞踊・曲芸など。また、それらを取り混ぜて演じる寄席演芸。バラエティー。
?きょうふう【驚風】 1 にわかに吹く風。荒い風。 2 漢方医学で、幼児のひきつけを起こす病気をいう。脳膜炎の類。驚癇(きょうかん)。きょうふ。
K君の情報提供により、チリビールげっとー! 以前、当ブログで話題に登った一品です。
登別ポスフールでの『世界のビールフェア』にてチリビール他二本を買ってみました。
写真→左から、Kronenbourg(フランス,315円)、Chili Beer(アメリカ,399円)、Corona(メキシコ,278円)。
早速チリビールに挑戦!
アメリカ(外国?)の瓶なので栓は素手で簡単に開きます。
結果、だいたいまぁ想像通りの味、というか刺激。普通に「辛い…」とつぶやきつつ飲める辛さです。味としては「美味しい」と言えるか疑問ですが、刺激としてはこれに類する飲みものはなかなか無いのではないでしょうか。炎天下の元でゴクゴク、またはムシャクシャしたときにゴクゴク飲みたい感じです。口の中の辛さを中和するためにどんどん食が進みそう。現にさっき開けたポテチがもうなくなりそうだし…
他のポスフールでも売っているかは未確認ですが、まだお試しでない方は見かけたときに話の種にお一ついかがでしょーか。
で、この最後に残った唐辛子はどうするわけ??
登別ポスフールでの『世界のビールフェア』にてチリビール他二本を買ってみました。
写真→左から、Kronenbourg(フランス,315円)、Chili Beer(アメリカ,399円)、Corona(メキシコ,278円)。
早速チリビールに挑戦!
アメリカ(外国?)の瓶なので栓は素手で簡単に開きます。
結果、だいたいまぁ想像通りの味、というか刺激。普通に「辛い…」とつぶやきつつ飲める辛さです。味としては「美味しい」と言えるか疑問ですが、刺激としてはこれに類する飲みものはなかなか無いのではないでしょうか。炎天下の元でゴクゴク、またはムシャクシャしたときにゴクゴク飲みたい感じです。口の中の辛さを中和するためにどんどん食が進みそう。現にさっき開けたポテチがもうなくなりそうだし…
他のポスフールでも売っているかは未確認ですが、まだお試しでない方は見かけたときに話の種にお一ついかがでしょーか。
で、この最後に残った唐辛子はどうするわけ??
Daniel Hanisch, Alexander Zien, Ralf Zimmer and Thomas Lengauer
Co-clustering of biological networks and gene expression data
Bioinformatics Vol. 18 no. 90001 2002, Pages S145-S154
[PDF][Web Site]
・遺伝子ネットワーク推定法について。従来法は遺伝子発現量情報のみに基いていたのに対して、さらにBiological networksの情報を付加した方法を提案する。
・データ:Yeast, 時間点7点 [DeRisi,1997] Metabolic networkに着目。
・クラスタリング法:Hierarchical average linkage clustering [Eisen,1998]。閾値の決定はSilhouette-coefficient [Rousseeuw,1987]による。
・問題点「One major problem is that the boundaries of the resulting clusters are arbitrary to some degree. 」
・方法「In this paper, we propose a novel method that utilizes information in the form of biological networks in an integrated manner to improve the result of the clustering.」
・「Biological networks relate genes, gene products or groups of those (e.g., protein complexes or protein families) to each other in the form of a graph (Bhalla and Iyengar,1999).」
・方法「Whereas conventional cluster methods rely on gene expression data alone, we propose combining measures derived from gene expression data and metrics on biological networks into a single distance function.」
・「The most popular choice in the case of time-series data is the Pearson correlation coefficient, as suggested by Eisen et al.(1998).」
Co-clustering of biological networks and gene expression data
Bioinformatics Vol. 18 no. 90001 2002, Pages S145-S154
[PDF][Web Site]
・遺伝子ネットワーク推定法について。従来法は遺伝子発現量情報のみに基いていたのに対して、さらにBiological networksの情報を付加した方法を提案する。
・データ:Yeast, 時間点7点 [DeRisi,1997] Metabolic networkに着目。
・クラスタリング法:Hierarchical average linkage clustering [Eisen,1998]。閾値の決定はSilhouette-coefficient [Rousseeuw,1987]による。
・問題点「One major problem is that the boundaries of the resulting clusters are arbitrary to some degree. 」
・方法「In this paper, we propose a novel method that utilizes information in the form of biological networks in an integrated manner to improve the result of the clustering.」
・「Biological networks relate genes, gene products or groups of those (e.g., protein complexes or protein families) to each other in the form of a graph (Bhalla and Iyengar,1999).」
・方法「Whereas conventional cluster methods rely on gene expression data alone, we propose combining measures derived from gene expression data and metrics on biological networks into a single distance function.」
・「The most popular choice in the case of time-series data is the Pearson correlation coefficient, as suggested by Eisen et al.(1998).」
2006年 演奏記録 まとめ
1.本番数年間40超え
きちんとした記録がないのですが、例年は35前後なので、おそらく人生最多の本番回数だったと思われます。フリッツや夕張を"1"としたり、余興でのモツレク全曲演奏が入っていなかったりと、カウントの仕方によっては41よりもうちょっと多くなりそうです。それにしても、よく弾いたなぁ・・・ 一つも漏らさずよくこれだけの予定をこなしたもんだ、と我ながら感心します。10月から12月にかけての忙しい時期は例年とそう変わらなかったのですが、例年なら暇な1月や8月にもコンスタントに予定が入ったのが主な原因と思われます。うまく調整した(サボった?)おかげで、去年のような13連投なんてことは無かったので、それほどキツくはありませんでした。見ている方の中には、『よくそれだけ満遍なくキレイに予定が入るもんだなぁ・・・』と思われる方がいるかもしれませんが、(たぶん)10以上の演奏会を断った結果がこれなのです。週40時間フルタイムの仕事を抱えた人間としてはほとんど限界・・・と思っていたら、先日新聞に入ってきた、千歳コンマスN氏が開いているバイオリン教室のチラシのプロフィールを見ると、『・・・年間、70以上のステージをこなし・・・』 ・・・な、ななじゅぅぅ~ スゲー、スゲーヨ また、東京なんかの大都市圏だと年間100を超えるような人間がゴロゴロいるんでしょうかね。恐ろしい。。。
いずれにしても、来年はもうちょっと抑えたい。(去年も同じこと思ったような)
2.初オペラ
今年は自身初のオペラ。しかも『夕鶴』と『友人フリッツ』の二度も。一年にオペラを二回も経験するなんて、そうそうない機会だと思います。そのほかにも、苫オケでオペラ特集やったりとやたら歌の伴奏が多い年でした。とても貴重な経験になりました。
3.工大オケの台頭
室蘭には、市民オケ・ジュニアオケ・工大オケの三つのオーケストラがありますが、近年その勢力図が変わりつつあります。特に工大オケの躍進が目覚しい。すでに団員数においては室蘭はおろか、近隣の団体でも1,2を争うほどの多さ。そして、かつてはほとんど外に出る事の無かった工大オケですが、今では他二団体はその手伝い無しではやっていくのは考えられないほどです。また、手伝いに行った工大団員はそこで経験を積み上手になるという、とても良い循環になっていて今後ますます力をつけるのではないかと思います。質・量ともに室蘭No.1になる日も近い!?
4.モーツァルト・イヤー!(嫌ー!)
今年、一体その曲をどれだけ弾いたのか!? まとめてみようかとも思ったが、あまりにメンドクサイのでやめておく。でも、これはこれで貴重な体験だったのでしょうか。次は50年後?
その他、『発表!今年のベスト演奏会!』等も考えたけれど、大きいのも小さいのも、どれも思い出深いです。あ~でも、夕張は楽しかったかな。来年もあるんだろうか。
来年はブラームスのドッペルコンチェルトが今から楽しみです。年末はおそらく、工大→室蘭→苫小牧第九、の地獄の三週連発になりそう。。。来年も無事最後までたどり着けますように。
1.本番数年間40超え
きちんとした記録がないのですが、例年は35前後なので、おそらく人生最多の本番回数だったと思われます。フリッツや夕張を"1"としたり、余興でのモツレク全曲演奏が入っていなかったりと、カウントの仕方によっては41よりもうちょっと多くなりそうです。それにしても、よく弾いたなぁ・・・ 一つも漏らさずよくこれだけの予定をこなしたもんだ、と我ながら感心します。10月から12月にかけての忙しい時期は例年とそう変わらなかったのですが、例年なら暇な1月や8月にもコンスタントに予定が入ったのが主な原因と思われます。うまく調整した(サボった?)おかげで、去年のような13連投なんてことは無かったので、それほどキツくはありませんでした。見ている方の中には、『よくそれだけ満遍なくキレイに予定が入るもんだなぁ・・・』と思われる方がいるかもしれませんが、(たぶん)10以上の演奏会を断った結果がこれなのです。週40時間フルタイムの仕事を抱えた人間としてはほとんど限界・・・と思っていたら、先日新聞に入ってきた、千歳コンマスN氏が開いているバイオリン教室のチラシのプロフィールを見ると、『・・・年間、70以上のステージをこなし・・・』 ・・・な、ななじゅぅぅ~ スゲー、スゲーヨ また、東京なんかの大都市圏だと年間100を超えるような人間がゴロゴロいるんでしょうかね。恐ろしい。。。
いずれにしても、来年はもうちょっと抑えたい。(去年も同じこと思ったような)
2.初オペラ
今年は自身初のオペラ。しかも『夕鶴』と『友人フリッツ』の二度も。一年にオペラを二回も経験するなんて、そうそうない機会だと思います。そのほかにも、苫オケでオペラ特集やったりとやたら歌の伴奏が多い年でした。とても貴重な経験になりました。
3.工大オケの台頭
室蘭には、市民オケ・ジュニアオケ・工大オケの三つのオーケストラがありますが、近年その勢力図が変わりつつあります。特に工大オケの躍進が目覚しい。すでに団員数においては室蘭はおろか、近隣の団体でも1,2を争うほどの多さ。そして、かつてはほとんど外に出る事の無かった工大オケですが、今では他二団体はその手伝い無しではやっていくのは考えられないほどです。また、手伝いに行った工大団員はそこで経験を積み上手になるという、とても良い循環になっていて今後ますます力をつけるのではないかと思います。質・量ともに室蘭No.1になる日も近い!?
4.モーツァルト・イヤー!(嫌ー!)
今年、一体その曲をどれだけ弾いたのか!? まとめてみようかとも思ったが、あまりにメンドクサイのでやめておく。でも、これはこれで貴重な体験だったのでしょうか。次は50年後?
その他、『発表!今年のベスト演奏会!』等も考えたけれど、大きいのも小さいのも、どれも思い出深いです。あ~でも、夕張は楽しかったかな。来年もあるんだろうか。
来年はブラームスのドッペルコンチェルトが今から楽しみです。年末はおそらく、工大→室蘭→苫小牧第九、の地獄の三週連発になりそう。。。来年も無事最後までたどり着けますように。