ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【写】ラルマナイの滝(恵庭)

2008年07月31日 22時04分02秒 | 撮影記録2008
●ラルマナイの滝(恵庭) 撮影日 2008.7.6(日) [Yahoo!地図]

・前出の白扇の滝の駐車場から500mほど道を下ると、ラルマナイの滝の駐車場があります。
 
・駐車場から徒歩で砂利道を進む。
 
・100m程で、滝をまたいでかかる橋に着きます。

・橋から見たラルマナイの滝の上半分。
 
・滝の下半分。橋の上からは滝壷を覗くことはできません。

・もと来た道を引き返し、自動車道路を下る。信号も何も無い山道なので、通過する車両はいずれもすごいスピード。撥ねられないよう注意。
 
・橋の上からの眺め。欄干から下を覗くと、足がすくんでしまうようなかなりの高さです。写真を撮っていると、同じくカメラを手にしたおじさんが通りかかり、「この滝は何ていう名前ですか?」と聞かれましたが、私も分からず。案内の立て札などは見あたりませんでした。
 
・橋の上から見た、ラルマナイの滝。ここからではちょっと遠い。。。

・橋の下には広場が見えるので行ってみることに。
 
・木製の急な階段を下りる。通路の半分は草に占領されています。

・橋の下をくぐって向こう側へ。

・流れる川の水を間近で見ると、本当にキレイです。
 
・広場に到着。草ぼうぼうで、良く整備されているとは言えない状態です。
 
・写真中の橋が先ほどいた橋です。ここからでもやはり遠く、木も生い茂っていて、隙間からちらりと見える程度。

・もっと滝の近くに行く道もありそうな感じでしたが、今回はここまで。
 
・引き返す途中、木を模したコンクリート製の柵の上に何やら異物が。瞬間、何だか分かりませんでしたが、よく見るとトカゲ!? 私にとっては、普段あまり見かけることのない珍しい生き物です。早速写真を撮りだすと、ヤバイ雰囲気に感づいたらしく、チョロチョロと逃げていきました。かなりの早足。
 
・すぐそばにはまた別の個体が。後で調べてみると『ニホンカナヘビ』という日本に広く生息する爬虫類のようです。こちらが大人で、上の茶色いのは子供。「何か用??」とでも言いたげな、なんともふてぶてしい顔。

・足にたっぷり花粉を溜めたミツバチ。
 
・階段下から滝とは逆の方向へ行ってみる。一人っきりでこのような誰もいない草深い道を歩くのはちょっとドキドキします。クマが普通に出そうな雰囲気。

・100m程進むと川につきあたり、行き止まりに。三段の滝のそばですが、その姿は見えず。

・もと来た道を引き返す。

・またいたカナヘビ。材質が良いのか、色が良いのか、どうもこのコンクリート柵がお気に入りらしく、柵の上で日向ぼっこしているのを全部で5匹ぐらい見かけました。また会う日まで~♪
・さらに三段の滝も見たかったのですが時間が無く、また後日ということに。
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▲閉店【食】どんぶりや ふく泉 [いろいろ@千歳]

2008年07月30日 22時36分10秒 | 外食記録2008
▲閉店 現在『天ぷら定食 天家』が入居 [2013.4.23記]
どんぶりや ふく泉(ふくいずみ)[いろいろ@千歳][食べログ.com]
2008.7.11(金)17:30入店(初)
注文 クリームコロッケ&ハンバーグ定食 760円

・「どこか手頃な良い店ないかなぁ~」とお腹を空かせて千歳市内をさまよい、たまたま目についたお店。
 
・千歳の住宅街の、青葉中学校のすぐそばの一軒屋。『パスタランテ』の並びです。
 
・店内はファーストフード店のような明るい雰囲気で、イス席2卓とカウンター7席。カウンターと厨房を分けるすりガラスが特徴的です。客席に腰掛けると厨房の様子は見えず、立ち仕事をしている厨房からは客席が覗ける仕組み。見えないガラスの向こう側で一体どんな調理が行われているのか、ちょっと気になってしまう店の造りです。BGMは洋楽ポップス系。

・メニューは丼物、定食からそばまでいろいろで、価格設定は低めです。とんかつがメインらしいのですが、『クリームコロッケ』に目がくらみ、これの入った定食を注文。

・「うわぁ……小さい……」出てきたハンバーグの第一印象。推定70g。値段が値段なので仕方がない。
 
・クリームコロッケ(二個)。エビ入り。"クリーム" であるはずが、箸で割っても原形をしっかり保つやや固めの具。衣は厚めで一部火が通りきらず、モソっとした歯ごたえ。
  
・ご飯も、味噌汁も、漬け物も、つけあわせのサラダも素材の味がしてこないというか、どうも妙な感じ。もやしの和え物は苦手な砂糖味。

・サラダのレタスをよく見てみると、部分的にあちらが透けて見えます。どうも何らかの特殊な処理を施しているようで、味や栄養が流れ出た、歯ごたえだけの抜け殻のような印象。メニューを見て、普通では考えられない低価格だったのでちょっとイヤな予感はありましたが、食べきるのに苦労しました。かろうじて完食。

・さらに食後のコーヒー付き。飲み始めは(こう言っては失礼ですが)意外とマトモな味で一瞬救われた気がしましたが、残り半分はエグ味がきつく、イッキ飲み。続けて水をイッキ飲み。
・チェーン店かと思い後から調べてみましたが、そういう訳でもないようです。しかしながら、調理法を含めた飲食店経営のための一切合切を、マニュアル通りに営業している店という印象を受けました。

  
  
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【写】白扇の滝(恵庭)

2008年07月29日 22時07分01秒 | 撮影記録2008
●白扇の滝(恵庭) 撮影日 2008.7.6(日) [Yahoo!地図]
・以前通りかかった時に、盛んに滝の看板が目についたので気になっていた場所です。札幌実家から千歳フィルの練習に向かう途中にちょっと立ち寄ってみました。

・道道恵庭岳公園線(道道117号線)。札幌から支笏湖へ向かう道路の途中、「←恵庭」の青看板に従って左折。うっそうとした森の中を走る。道と平行してラルマナイ川が流れています。

・白扇の滝の駐車場にある『えにわ湖周辺ご案内』図。札幌の芸術の森から車で30分もかからない場所です。

・駐車場から川へ降りるスロープ。
 
・『白扇の滝 滝見広場』案内図。
 
・あずま屋の向こうに川が見えます。駐車場からは100mほどでしょうか、滝までは歩いてすぐです。

・『白扇の滝』 木々が生い茂っていてあまり視界は良くありません。葉っぱの隙間から覗く感じですが、想像していたよりも大きな滝で、なかなか迫力があります。こんなすごい滝があったとは。滝の水は眺めている足もとに落ち込んでいくような感じで、滝壷を覗き込むことができない地形になっているのが惜しいところ。
 
・今回からカメラのシャッタースピードを変える事を覚えたので、試してみる。シャッタースピードを遅くすると左のように、水が糸を引いたようになり、従来(右)とはかなり印象が変ります。
 
・こちらも、シャッタースピードを変えてテスト。

・この辺りは、砂や石の上を水が流れるのではなく、大きな岩の上を薄く広く流れています。
 
 
・次回『ラルマナイの滝』へ続く。
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▲閉店【食】ラーメン喰い処 いわさき [ラーメン@千歳]

2008年07月28日 22時15分19秒 | 外食記録2008
▲閉店 先日その前を通りかかると『麺s ゼロ』(ラーメン店)になっていた [2011.4.26記]
ラーメン喰い処 いわさき [ラーメン@千歳][食べログ.com]
2008.7.10(木)17:15入店(初)
注文 豚角煮ラーメン(みそ)930円

 
・JR千歳駅そばの、大きな郵便局の裏手の高架下にあるお店。

・駐車場は店のすぐそばに8台分ほどあります。

・夜の部は5時からなので、ほぼ5時ピッタリについてみるとまだ暖簾が出ておらず、しばし周辺をウロウロして時間潰し。
・店内はカウンター9席、座敷3卓、イス席1卓。高架下なので、上を列車が通ると音と振動が。

・好物の豚の角煮が入ったラーメンを選択。
  
・具はトロトロの角煮が三つと、長ネギ、タマネギ、ワカメ、もやし、メンマ、ゆで玉子半個。
 
・麺は、ツルツルテカテカした見た目が特徴的な小林製麺製。オレンジ色のスープはあっさり、というよりも「薄い!」と感じてしまうギリギリ一歩手前まで薄めたような、ちょっと変った味加減でした。
・後で調べてみると、こちらの店は『塩ラーメン』が自慢のようです。普通だったら再度訪れればいいようなものですが、ほとんどが一発勝負の私の場合、訪れるのはおそらくこれっきりです。そんな客のためにも、もしオススメ品があるのなら明示してもらえるとうれしいのですが。
 
・店主さんのかわいらしい似顔絵。

 
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▲閉店【食】ふじ亭 [いろいろ@室蘭]

2008年07月27日 22時35分07秒 | 外食記録2008
▲閉店 『チボリ』跡に移転 [2018.1.30記]
ふじ亭(ふじてい)[いろいろ@室蘭][室蘭タウン]
2008.7.6(日)19:15入店(初)
注文 かつカレーラーメン 900円

・「"カツカレーラーメン" って、どっかにあるのかなぁ?」こんな疑問を口にすると、K氏より、「ありますよ。東室蘭駅前の "ふじ亭" って店知ってます?」こんなやり取りがきっかけになり、行ってきました。
 
・JR東室蘭駅の東口から東町のバスターミナルに続く駅前通の途中、駅から100mほどの地点にあるお店。店の裏手に駐車場が4台分ほど有り。
 
・店内に足を踏み入れると、ほとんどの席が埋まりすごい活気です。カウンターの隅っこにどうにか滑り込む。座敷が約5卓にカウンター7席。店員さんは大忙しで、注文をとりに来るまでに少々待たされました。
・メニューは定食、ラーメン、カレーほか、夜には居酒屋単品メニューも出るようです。

・当然、『かつカレーラーメン』を注文。メニューには、粒子の粗い怪しげなインド人(?)のイラストと共に、「麺が見えない?! 店長おすすめのカレーラーメンに ど デカイとんカツをトッピング!!」の文字が。ゴクリ。これはなんだかすごそうだ。そして出てきたものはやっぱりすごかった。
   
・こちらのカレーラーメンは、「カレーラーメンを食したことの無い人が、"カレーラーメン" と聞いてまずはじめに想像するのはこんなラーメンじゃなかろうか」という、一般的な "カレー味のラーメンスープ" ではなく "カレーそのものに浸かったラーメン" に近い代物です。要するに、とろりとしたカレーテイストが濃厚なラーメン。麺にカレーがよく絡みます。それに加えて大きなカツ、さらに加えて、チャーシュー・白菜・ワカメ・メンマなど通常の具も容赦なく入っていてボリューム満点です。推定カロリー、2000kcalオーバー。何とか完食しましたが、こちら10~20代の食べ盛りの若者向けで、30代以上の方にははっきり言ってオススメできません。注文する時はそれなりの覚悟を持って臨みましょう。
・客が引けてきて一段落ついたところで、玄関の灯りが消え、店の片づけがはじまりました。この日は私たちが最後の客。
  
・こちら、同席のK氏注文の『鳥ザンギ定食(600円)』。こちらもなかなかのボリュームです。

   
   
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今週の細々したこと 2008.7.20(日)~7.26(土)

2008年07月26日 22時21分17秒 | 日記2005-10
皆様こんばんは。『ルパン二世』っていたのかな?と気になり思わず調べてしまったぴかりんです。

●7/20(日)
・ヴァイオリン教室合宿軟禁
 朝の9時から夜の10時まで、楽器弾いてるか、飯くってるか、写真撮ってるかのどれかしかしない生活。お風呂に入ると両手の指先がヒリヒリとしみました。こんな生活1年続けたら、プロになれそう。

●7/21(祝月)
・合宿無事終了
 札幌はシャツが体にペッタリ張り付く蒸し暑さ。無事室蘭へ帰還。

・鉢合わせ
 詳しくは書けませんが、某所にてアリエナイ鉢合わせに遭遇。

●7/22(火)
・買い物も行く暇無し
 朝、歯ミガキがきれた。水で済ますのも物足りず、旅行用の小さい奴を発掘して使用。夜にはやっと買い物に行けた。

・投稿論文第1稿(日本語版)完成
 ようやく、原案らしきもの完成。たったA4・2ページにどれだけ時間かかってんだか。これからは直し作業の連続。

・大雷雨
 夜中に派手に雷が鳴りつづけ、珍しいほどのザンザン降り。翌日道南地方結構エラいことになってましたが、身の周りは特に被害無し。

●7/23(水)
・ホタル飛来
 職場にて夜中に居残り作業中、開いてた窓からハエよりはちょっと大きな虫が入ってきて、目の前に飛んできた。ヒエエ~!と咄嗟に素手でたたき落としてみると、おとなしそうな甲虫だったので、そのうちどっかに行くだろうと放置。と、机に向き直った時に、ある閃きが。「この大きさ、このフォルム、そしてボディーは黒で頭は赤の特徴的なカラーリング」、「これって "あの虫" に似てるけど……そんなもんこの辺にいるわけないし……でも…しかし…まさか!?」 子供の頃は『昆虫博士』の異名をとるほど虫好きで毎日のように昆虫図鑑を眺めていたわけですが、その中の会いたくても会えない憧れの虫に『ホタル』がいました。これはもしかしたら、と大興奮。よくよく見れば見るほどホタルっぽいけど、室蘭にホタルがいるなんて話は聞いたことがありません。後で調べてみると、どうやら『オバボタル』という名前で発光しない種類のようです。それで話題に登らないのかと納得。しかし、『水元虫』といい『ホタル』といいこの辺はまだまだ水がキレイなのですね。この自然を今後も保てればよいのですが。

・岩手北部地震
 就寝前の読書中、家が、「ピシッ」「ミシッ」といったと思ったら揺れが来た。ふたこぶの長~い揺れ。これは相当でかい、とテレビを急いで点けた。身の回りでは特に被害なし。翌朝、震源の地方はエライことになっているのでは、と恐る恐るテレビをつけたが、割と平静なので、意外やらホッとしたやら。

●7/24(木)
・論文直し作業
 今までのモタモタっぷりは何だったのか、というくらいスムーズに作業進行。三輪車での移動から自転車に切り替わった感覚。しかし、まだまだジェット機並みの速度は出せるはずなのに。自分で言うのもナンですが。

・野外の異音
 職場からの深夜の帰り道。歩いていると、「キィーーー………コォーーー……キィーーー………コォーーー……(以下繰り返し)」というブランコをゆっくりこぐような金属音がどこからともなく聞こえてくる。かなり遠くから聞こえてくるよう。いったい何なのかと訝しく思いながら歩く。よ~~く聞いてみると、どうもこれは鳥の鳴き声のようです。

●7/25(金)
・天気雨
 「こんなに晴れているのに、傘を持って歩くのはちょっと恥ずかしいなぁ」 蒸し暑く、晴れ渡った空の下、先日忘れた傘を持ちながら職場を出ようとしたその時、ボタッ……ボタッ…ボタボタボタ…と突然の大粒の天気雨。周りの人は皆、急ぎ足になる中、一人悠然と傘をさす。何というタイミング。

・虫助け
 昼食のため帰宅の際、アパートの廊下で、名も分からぬような甲虫が仰向けで必死でもがいていた。無視して通過。昼食を食べ終わり、再度通りかかるとまだもがいている。夜になってそのままの姿で息絶えているのを見るのも後味が悪いので、救助。恩返し、お待ちしています。

●7/26(土)
【練】西区オケ代理コンマス
 久々に札幌西区オケの練習に参加。コンマス不在のため、何故か代理コンマスを務める。一回こっきりの責任の無い役目だったので、好き放題、言いたい放題、やってしまいました。「今日の練習は活気があって楽しかったです」等のお言葉をいただけ、うれしい限りです。また、クーラーの無い閉め切った部屋での練習で暑かったのでTシャツ一枚でいたら、「太ったね」と数名からお言葉が。これはヤバイ。

・本日の実家のツマミ
 母親が遊びに出かけて不在のため、おやつに(?)置いていったブルーベリーのみ。[写真略] → 「ファビオ・ルイージ指揮PMFオケ」の演奏会に行ってきたらしく、帰ってくるなり、「あの動きはヤバイわ!!体壊すわ!」 曲は分からないなりに、動きに圧倒されたらしい。うぅっ、聴きたかった。。。
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【本】交響曲の名曲・名盤

2008年07月25日 22時04分31秒 | 読書記録2008
交響曲の名曲・名盤, 宇野功芳, 講談社現代新書 1081, 1991年
・有名(名物?)クラシック音楽評論家によるCDガイド。交響曲編。作曲家の生年順に約60曲収録。有名どころはほぼ網羅されていますが、ブルックナーは全10曲入っているのに、ドボ8やシベ2なんかが抜けていたりと著者の好みが多少反映されているようです。巻末に『作曲家別名盤リスト』つき。
・一時期はよくCDを買っていたものですが、最近はさっぱりです。今回こちらを読んでも食指の動くCDは見当たりませんでした。
・「1枚のCDからよくここまで文章を引き出せるものだ」と、同著者に限らず評論家の方々の文章を目にするたびに感心します。多彩な表現はブログの記事にも応用できそう。
・著者は今でも写真のように、まだ50代かそこらの若さだと思っていたのですが、1930年生まれとは、もうかなりの年なので意外に感じました。
・「たしかに情緒的なアマデウスに比べ、ハイドンのシンフォニーはどこか乾いており、素朴で田舎くさいのは事実だが、感銘の度がうすいかといえばけっしてそんなことはない。モーツァルトのように一聴耳をとらえるチャーミングな特徴には乏しいが、何度聴いても飽きない、という点では上かも知れない。充実度がすばらしいからである。」p.10
・「ハイドンの交響曲からいちばん好きな一曲を採れ、といわれたら、僕はこの「第96番」を挙げるだろう。」p.18
・ハイドン99番「モーツァルトを得意にするヨーゼフ・クリップスは、その陶酔的なまでに典雅な感覚を最大限に発揮し、ウィーン・フィルのチャーミングな音楽美を全開させていく。純粋で柔かく冴えた弦はもちろんだが、とくに管楽器の魅惑は筆舌につくしがたい。  メヌエットにおけるホルンとトランペットの貴族的なまでにしゃれた色合い、フィナーレにおける木管群のたわむれなど、ため息が出るほどだし、ここでもウィンナ・ホルンの上品な茶目っ気が最高だ。」p.23
・モーツァルト40番「僕はウィーン音楽院の一室でワルター使用の楽譜を見せてもらったとき、このルフトパウゼの指示を発見して胸ときめいた思い出がある。」p.49
・「ローマ神話に出てくる神々の王ジュピターの足どりのように始まるこの曲は、壮麗、典雅、優美、まことにモーツァルトの最後の交響曲にふさわしい内容と外観を誇っている。」p.53
・「残念ながら「第九」のCDには理想的なものが一枚もない。そのなかにあって、演奏だけをとればフルトヴェングラーが最高だ。」p.88
・「最近はプロ野球選手の背番号に0番が使われるようになったが、交響曲の0番というのはふざけている。  ブルックナーは最晩年に若いころの作品を整理したが、そのとき、忘れていた交響曲の草稿を見つけ、破棄するにしのびなかったのか、「交響曲第0番、まったく通用しない単なる試作」と書きこんだのである。」p.126
・「それではブルックナーが一生をかけていいたかったこととは何であろうか。  それは神が創造した大自然への讃美であり、偉大な神への帰依の感情である。そこには崇高な祈りがあり、神を信ずる者の浄福と、有限の生を享けた人間のはかない寂寥感がある。」p.127
・ブルックナー3番「どの一部分をとっても《楽器の音》がまったくしないのにおどろかされる。金管の強奏でさえそうなのだ。こんなオーケストラ演奏はたとえウィーン・フィルであっても現在ではとうてい不可能であろう。」p.133
・ブルックナー8番「ブルックナーの最高傑作であるばかりでなく、古今のありとあらゆる音楽作品のなかでもベストを狙う名品のひとつだ。」p.148
・「いわんや同時代のマーラーと比較すれば、これは大人と子供ほどの差がある。マーラーの「第九」がよい、「大地の歌」が傑作だ、といっても、所詮は人間世界のできごとであり、ブルックナーの「第八」は神の御業を思わせる。ほとんど大自然や大宇宙の音楽を想像させるのである。」p.148
・「ブルックナーはこの「第九」を、愛する神様に捧げたが、交響曲を神に捧げた作曲家は彼ぐらいではないだろうか。」p.155
・「ブラームスの音楽は私小説だ。ブルックナーはもちろんだが、モーツァルトやベートーヴェンの作品が人間を突き抜けて宇宙に達するのとは反対に、徹頭徹尾、地上の世界にとどまっている。この「第四」はよくも悪くも、ブラームスの作風が行き着いた最後の境地といえるだろう。  朝比奈隆はブラームスについて次のように語っている。  「彼の芸術というのは多分にセンチメンタルなのではないでしょうか。こういう感情は若い人にはわからないだろうし、女性にも苦手のようですね。年をとった男には心の中の宝のようになってくるんです」」p.173
・マーラー「周知のようにこの大作曲家は当時最高の名指揮者であった。いや、むしろそれが本業であり、創作のほうはいわゆる日曜作曲家だったのである。」p.203
・「シベリウスの交響曲というと、なんとかのひとつおぼえのように「第二」「第二」「第二」だ。もちろん悪い曲ではないが、シベリウスの醍醐味からは遠い。どうせ遠いのなら僕は「第一」を推したいのだが、なぜか演奏機会が少ない。音楽界七不思議のひとつといえよう。」p.226
・「交響曲という作曲形式はショスタコーヴィチで終ってしまったように思う。現代の作曲家たちは、この伝統的なスタイルによってものをいうことができなくなってしまったからであろう。」p.246
●以下、「対談『芸術とは娯楽である』 宇野功芳+玉木正之」より
・宇野「でも芸術というのは個の告白です。自分はこう思う、こう感じる、というのが芸術のはじまりで、その世界からいちばん遠いのが平均化ではないでしょうか。」p.252
・宇野「自分で音楽をやる場合は、自分が世界で一番でなきゃ嫌ですよ、やっぱり。そう思わないで舞台に立つのはせっかく来ていただいたお客さんに失礼ではないでしょうか。」p.253
・宇野「やるのと書くのとでは、全然違うよね。」p.254
・宇野「僕の理想は、お客さんが「なんという素晴らしい演奏だろう」と思うことではなく「なんという素晴らしい曲だろう」と思ってくれることなんですよ。」p.262
・宇野「芸術は、所詮娯楽なんですよ。」p.265
・宇野「芸術にいちばん必要なのは自由の精神だけど、それと同じくらい必要なのが謙虚さですね。神に与えられた才能というか、結局は神様の力でやっているようなものですから。人間の力なんて小さいものですよ。」p.266
・「理屈抜きに楽しいとか、理屈抜きに感動するとか、そういう演奏をする演奏家のほうが、僕は本物だと思うんですよ。だから、批評の世界にも、そういう基準があってもいいと思うんだな。」p.268

?かんぜつ【冠絶】 比べるものがないくらい、非常にすぐれていること。卓絶。
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▲閉店【食】lavi 千歳 [洋食@千歳]

2008年07月25日 08時06分10秒 | 外食記録2008
▲閉店 [2013.4.23記]
lavi 千歳(ラビ ちとせ)[洋食@千歳][HomePage][食べログ.com]
2008.7.6(日)12:15入店(初)
注文 角煮to野菜カレー(辛さ3番・ライス並み)1100円 + プレーンラッシー 370円


・「いったい店はどこにあるんだろう。。。」 事前に下調べをして目星をつけた付近を、サミット警戒中で警察がウヨウヨいる中、車でぐるぐる回ること約3周でやっと見つけました。ヒントは写真の小さな立看板とノボリだけ。
 
・千歳の繁華街にあるローソンの並びの、1ブロック千歳川側に位置し、『HANA HANA』の看板のある白壁で二階建ての飲み屋ビルに入っています。ビルの隣が駐車場。札幌にも数店、同系列のお店有り。

・オシャレで小奇麗な雰囲気の店内は想像していたよりも広くなく、座敷が6卓と、カウンターが6席。夜間は『HANA HANA』と名前を変え、飲み屋さんとして営業しているようで、カウンターには色々なお酒がズラリと並んでいました。ジュルリ…

・プレーンラッシー(370円):食前に注文。普通は食後に飲む物なのでしょうか。牧家製『飲むヨーグルト』に近い味。実際並べてみると全然違うかもしれませんが。

・南国チックな器で登場。辛さは中辛の3番で。

・ご飯は道産米のきらら397。
 
・トマトの味が目立つアッサリ系スープ。角煮は真狩産ハーブ豚使用。ほとんどカレーのにおいがせず、食べていると単なる辛いトマトスープをすすっているような気がしてきます。店の雰囲気も含めて、味の方も女性の目をかなり意識しているように感じました。具材の角煮や焼き野菜との絡み具合もアッサリ系。「カレーが食べたい!」と張り切って来たお客さんには少々物足りなく感じるかもしれません。

・こちら、同席のK氏が注文した『とろとろ角煮カレー(辛さ5番)(1000円)』 パッと見、私の物と見分けがつきませんが、ちょっと野菜の種類が少ないようです。辛さ3番と5番の差はほとんど感知できませんでした。特に辛さに強いと言うわけではない私でも、5番でも全然平気なレベルです。
 
・食べ終わったところで、「こちら、サービスになります」とアイスクリームが出てきました。チョコ味だったか、コーヒー味だったか、失念。

 
  
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【食】食咲工房 かつふじ [和食@千歳]

2008年07月24日 22時01分07秒 | 外食記録2008
食咲工房 かつふじ(しょくさきこうぼう かつふじ)[和食@千歳][Yahoo!グルメ]
2008.7.5(土)17:20入店(初)
注文 盛り合わせA定食 1180円

・今回は "うしさん" の情報提供によるお店。

・千歳市内の中心を走る幹線道路から、JR千歳駅そばの大きな郵便局の脇を抜けて線路の高架下をくぐり、300mほど進んだ右手。その建物は見るからにコンビニを改装した外観です。

・店内は掘りごたつ式の座敷が5卓、イス席が2卓、カウンター6席。
・メニューは揚げ物を中心にかなり豊富です。とっても読みづらく内容を把握しにくいメニューで、どれにしようかしばし迷う。メニューのレイアウトは改善の余地有り。
・おしぼりには香水つき。

・色々な味が楽しめそうな盛り合わせのセットを注文。内訳は海老フライ・メンチ・カットヒレ・コロッケ・野菜。

・どのカツもとてもサックリと揚がっていますが、表面の色はやや黒ずみ、重めの食感です。

・クリームコロッケ。クリームコロッケ好きの私にとって、これはツボでした。

・肉汁たっぷりのごろんとしたメンチカツ。余計なツナギが入らず肉そのまんまという感じ。
   
・ご飯、味噌汁、キャベツはおかわり自由。味噌汁は、どうも好きになれないタイプのダシ。
・はじめにメニューを見渡した時、全体的に価格が高く感じられましたが、食べてみると十分なボリュームでこの値段で高いとは思いませんでした。おなかいっぱい、ごちそうさまでした。
  
・こちら、同席のK氏が注文したロースかつ定食(980円)。

   
   
   
 
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【写】鷲別岬(登別)

2008年07月23日 22時22分32秒 | 撮影記録2008
●鷲別岬(登別) 撮影日 2008.6.28(土) [Yahoo!地図]
・最近は、写真のコーナーというより、だんだんと『革靴で行ける近所の秘境シリーズ』になりつつあるところですが、今回は鷲別岬の展望台に行ってみました。このそばはよく通るのですが、こんな散策スポットがあるとはつい最近まで知りませんでした。
 
・室工大方面から降りてくる道路と国道36号線がぶつかる大きな歩道橋のある交差点を海側へ。
 
・狭くて急な上り坂を進み、突き当りを左の路地に入ると、車をとめられそうなちょっとしたスペースが。ちゃんとした駐車場はありません。

・この日は丁度神社のお祭りで、奥の小さな公園にはお店が出ていました。浴衣を来た子供の姿がチラホラと。

・公園の手前に散策路の入口があります。
 
・周辺の案内図と、遺跡についての注意を記した立て札。い、遺跡?? そんなものがあったとは。
 
・『鷲別遺跡』についての説明書き。遺跡と言っても、ただの草っぱらにしか見えません。縄文時代の昔から、こんな所に人が住んでいたんですねぇ。

・草の道を奥へ。まだここは平坦。

・道からの眺め。鷲別~高砂町方面。

・この後、上り坂がはじまります。

・『まわり道』と『ちか道』の分岐点。登ってみてわかったのですが、まわり道は大きく蛇行しながら登るルートで、ちか道はそれを串刺しにする、一直線に登る急坂です。道の広かったちか道を選択。

・階段を上へ。

・『頂上まで300M』の看板。この時点で、ゼェーゼェー言ってかなりバテてます。あと300mもあるの。。。

・道だかなんだかよく分からない坂を、倒木を跨ぎつつ上へ。写真では分かりづらいですが、かなりの急坂。

・ほどなく『頂上まで100M』の看板へ到達。どうやら先ほどの『300M』はまわり道の場合のようです。のこりもうちょっと。がんばれ。

・木のトンネル。
 
・最初の展望台へ到着。草が生い茂っていて視界は狭いですが、登別の若草町方面が見渡せます。モヤがかかっていて眺めはイマイチ。
 
・更に奥に50mほど進むと、つきあたりに木製の物見台が設置されています。
 
・物見台からの眺めは、海、だけ。草の合間からちょろっと見えるだけです。もうちょっと何かが見えるといいのですけど。草の葉が落ちた寒い季節に来れば、もう少し眺めは良くなるかもしれません。
 
・森では小鳥たちの鳴き声が賑やかに聞こえてきました。帰ってから調べてみると、これは『ヒヨドリ』と言う鳥らしい。名前は耳にしたことがありましたが、初めて顔と名前が一致。

・帰りにまた第一の展望台を通過。

・木の枝の先でさえずるヒヨドリ。
 
・帰りは急な坂で滑って転ばないように注意。既に足はガタガタ。

・草の道からの眺め。あちら側の山肌に見えるのは、一瞬『SOS』かと思ったら、『SSS』(スリーエス)でした。自動車学校の敷地のようですが、意味何だったっけ。。。

・もう散策路も終るというところで、近くにヒヨドリが寄ってきて、「オレも写真に撮ってくれよう~!」と言わんばかりにしきりにバタバタとホバーリング(空中停止(?))をするので撮ってあげました。写真はトリミング(切り抜き)無しのそのまんま。小鳥だと、こんな写真はなかなか撮る機会は無いのではないでしょうか。奇跡の一枚。

・この日は楽山でオオルリにも出会ったり、バードウォッチングの楽しさがちょっと理解できるような気分に。これはハマってしまうかも。

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