アメリカひじき・火垂るの墓, 野坂昭如, 新潮文庫 の-3-3, 1972年
・野坂昭如(あきゆき)の短編集。直木賞を受賞した表題作『アメリカひじき』『火垂るの墓』をはじめ、『焼土層』『死児を育てる』『ラ・クンパルシータ』『プアボーイ』の計六編を収録。
・『火垂るの墓』:いわずと知れた有名アニメ映画の原作。本文はたったの30ページだったのが意外だった。いっさいの無駄を排した独特の文体。この文体はどこから由来しているのか? 映画版よりも表現が直接的で、心にグッサリ突き刺さります。読んでしまうとその日一にちは暗い気持ちになるので、もしこれから読んでみようと思う人は要注意。
・その他の作品もすべて戦時中の著者の思い出に関連した物語。『死児を育てる』(幼いわが子を殺した母親の回想)が目を惹くが、その他はいまいちピンとこない。巻末の解説にて、「枚数の都合でほかの収録作にふれられなかったが、」p.240 と『火垂るの墓』以外には触れていないが、解説者も同じように感じたのか、などとは考えすぎか。
・「アメリカひじきって何??」と思う人がいるかもしれませんが、説明書くとネタバレになってしまうので略。
・「ヴァイオリン弾くと松脂の粉吸いこんで、肺病になると、以前父に教わったことがあった。」p.155 うへ~。戦時中にはこんな迷信が!? 栄養状態によってはあながちウソでもないのでしょうか。
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?しゃいん【車胤】 中国東晋の政治家。字は武子。学問をするのに灯油がなく、蛍を集めてその光で書を読んだという。
?ろうたける【ろう闌ける・ろう長ける】
1 年功を積む。長年の経験を積んで物事に巧みになること。また、年を積み重ねる。
2 年功を積んだ者が持つような洗練された美しさがある。気品が身につく。上品で透きとおるような美しさがある。
?どうきゅう【撞球】 球突き。ビリヤード。
?ルーデサック (オランダroedzak)=コンドーム
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・ページの合い間に異物発見(古本のため)。葉っぱ。四葉のクローバかと思いよく見ると、六葉のクローバでした。なにかいいことあるかな。。。
・野坂昭如(あきゆき)の短編集。直木賞を受賞した表題作『アメリカひじき』『火垂るの墓』をはじめ、『焼土層』『死児を育てる』『ラ・クンパルシータ』『プアボーイ』の計六編を収録。
・『火垂るの墓』:いわずと知れた有名アニメ映画の原作。本文はたったの30ページだったのが意外だった。いっさいの無駄を排した独特の文体。この文体はどこから由来しているのか? 映画版よりも表現が直接的で、心にグッサリ突き刺さります。読んでしまうとその日一にちは暗い気持ちになるので、もしこれから読んでみようと思う人は要注意。
・その他の作品もすべて戦時中の著者の思い出に関連した物語。『死児を育てる』(幼いわが子を殺した母親の回想)が目を惹くが、その他はいまいちピンとこない。巻末の解説にて、「枚数の都合でほかの収録作にふれられなかったが、」p.240 と『火垂るの墓』以外には触れていないが、解説者も同じように感じたのか、などとは考えすぎか。
・「アメリカひじきって何??」と思う人がいるかもしれませんが、説明書くとネタバレになってしまうので略。
・「ヴァイオリン弾くと松脂の粉吸いこんで、肺病になると、以前父に教わったことがあった。」p.155 うへ~。戦時中にはこんな迷信が!? 栄養状態によってはあながちウソでもないのでしょうか。
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?しゃいん【車胤】 中国東晋の政治家。字は武子。学問をするのに灯油がなく、蛍を集めてその光で書を読んだという。
?ろうたける【ろう闌ける・ろう長ける】
1 年功を積む。長年の経験を積んで物事に巧みになること。また、年を積み重ねる。
2 年功を積んだ者が持つような洗練された美しさがある。気品が身につく。上品で透きとおるような美しさがある。
?どうきゅう【撞球】 球突き。ビリヤード。
?ルーデサック (オランダroedzak)=コンドーム
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・ページの合い間に異物発見(古本のため)。葉っぱ。四葉のクローバかと思いよく見ると、六葉のクローバでした。なにかいいことあるかな。。。