アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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パ・ドゥ・ブーレ…♪

2012-05-11 09:04:14 | Weblog
昨日は『大人のバレエ』クラスのレッスン。
新メンバーを迎えてクラスがさらに賑やかになりました。
バレエは初めてという新メンバーのために、まずはプリエの説明から。
プリエが難しいのは骨盤を真っ直ぐに立てていなければいけない、というところなの。少しずつ膝を曲げて重心を下げていくけれど、それは“しゃがむ”こととは全く違うもの。たとえグラン・プリエで一番深いところまで重心を下げたとしても足の上に座り込んではいけない、重心は浮いていなければいけない、ということが身体の感覚として理解できるようになるには時間がかかる。
だから、正しいプリエをするための“目安”を教えてあげることにしています。
それはね、正しい姿勢・正しい重心の位置で真っ直ぐに立っているときの骨盤の向きを、プリエをしても変えない、ということです。
プリエで膝を曲げながら少しずつ重心を下げていくに従って骨盤が前傾し始め、上体が前かがみになってお尻を突出すような姿勢になってはいけないのね。
骨盤の向きが変わっていないかどうかは鏡を見れば自分で確認できるからね、これが一つの目安になるの。
『骨盤のあるお腹の底の部分、それをスープのボウルだと思って…。ボウルには縁まで一杯にスープが入っています。そのスープを零さないようにプリエをしましょう』
なんてね、イメージづけすることもある。
プリエが終わったらバットマン・タンジュ。
新メンバーのフミナちゃんは自然にシュッと足首が伸びるし、高ぁい位置にルルヴェが出来る足をもっている
丁寧にレッスンをしていけば撓やかで強い足になるわよ。
バー・レッスンのグラン・バットマンが終わってから、フミナちゃんには初めてのパ・ドゥ・ブーレの練習
5番プリエして→右脚を横に伸ばして→右脚の上に移動して左脚後ろの5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント→2番ドゥミ・ポワントに開く→右脚の上に重心を移して左脚前5番ドゥミ・プリエ⇒左脚を横に…→…→…→
と動きを分解して説明しながら一緒に練習。
右→左→右→左→とゆ~~っくりのカウントで繰り返し繰り返し練習してから音楽に合わせて練習
うん、良く出来ました
センター・レッスンはまずバットマン・タンジュから。
順番の説明をしながら見本を見せて、最後の部分にさっき練習したパ・ドゥ・ブーレを組み合わせます。
さぁ、音楽に合わせてどうぞ
右サイドはみんな順調にクリア。初めてのフミナちゃんも落ち着いて上手に出来ている。
続けて左サイド。
後→横→前→ポゼのあとサヨさんがグッっと5番プリエをした
そこじゃないわよ、まだ横に4回のタンジュがあるわよ、と思っていたら、案の定…。
パ・ドゥ・ブーレを始めた…
やると思った……
むろん本人も“あ゛あ゛ぁぁぁ~とすぐに気づいたんだけどね。
彼女がグッとプリエをした瞬間、咄嗟に何を考えていたのか手に取るようにわかる。
まっすぐにプリエをして→左脚ポワン・タンジュのときに重心が動かないように→
と日頃注意されていることをきちんと反芻したに違いない。
好いことよ、そうやって自分が注意したいところをしっかり考えながら練習していると、ふとどこかで間違えたときにも何を間違えたのかすぐに分かって素早く修正が出来るようになるからね
その後もパ・ドゥ・ブーレを中心にしたアンシェヌマンの練習や、ピケ・ルティレの練習、3拍子のリズム・レッスンなどをして、丁度いい汗をかいたところでレッスンは終わりました。
フミナちゃん、初めてのアンシェヌマンにも物怖じせずに挑戦して良く頑張ったね。
そしてユキさん&ナッチャンは、クラスが終わってからも二人で残っておさらいをしていました
来週もまた楽しいレッスンをしましょうね
コメント
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