昨日は日曜日、まずは≪バレエ初級基礎コース≫
バー・レッスンの序盤、バットマン・タンジュのとき
「あれぇ、サキさんもメグちゃんも動きの収まりが良くないなぁ…カウントがわかってないんだな」
メグちゃん、ちょっとアナタなりにカウントしながらタンジュをやってごらん。
「え~…っとぉ…、いち(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)→無言(5番)→に(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)→無言(5番)→さん(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)→無言(5番ドゥミ・プリエ)……え゛~ぇっとぉ…」
ほらな。
それじゃぁ、動きのアクセントが変わるときにカウントを追い切れなくなるでしょ
ここで通常私がどんな風にカウントをとっているかを説明。
ワン→トゥー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒スリー→フォー(5番)⇒ファイブ→シックス(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒セヴン→エイト(5番)→ワン→トゥー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン))⇒スリー→フォー(5番ドゥミ・プリエ)⇒ファイヴ(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒シックス(5番)⇒セヴン(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒エイト(5番)⇒…………
分かったぁ?
「…う゛~~ん…」
私は通常8分の8として8カウントでカウントしてるけど、4分の4でカウントする先生もいるわよね。その場合は
ワン→&(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒トゥー→&(5番)⇒スリー→&(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒フォー→&(5番)→ワン→&(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン))⇒トゥー→&(5番ドゥミ・プリエ)⇒スリー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒&(5番)⇒フォー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒&(5番)⇒…………
ってぇことになるわよね。
「…う゛~~ん…」
あら…
あのさぁ、4分の4と4分の2の違いわかる?
「…う~~ん……」
じゃ、4分の3は?
「…う~~ん……」
こ…っ、こぉれは…っ…。
カウントをきちんと取りなさい、カウントに合わせなさい、カウントを無視しちゃダメ、とかなんとか言ってる場合ではないゾ。
それ以前にカウントとは何ぞやということが分かってないじゃん。
カウントが云々という前にリズムというものが分かってないじゃん。
あぁらぁぁ~~~
ちょっと、ちょっとぉ…。
リズムが分かんない、カウントが取れないってんじゃぁ今後に支障があるじゃないのさぁ
よし、ちゃんと説明しとこう
いいですかぁ、音楽でいうところの4分の4とか4分の3とかいう表現は、算数の分数とはまぁぁぁっったく関係ありません
算数で4分の3といえば《4つに割ってそのうちの3つ分》という意味ですが、音楽の場合は
《4分音符3つで1小節を構成する》
という意味です。
だから4分の4といえば《4分音符4つで1小節を構成する》、4分の2といえば《4分音符2つで1小節を構成する》ということです。
「……うん……」
では8カウントとはどういうことかというと
「4分音符の半分、8分音符を基準にしてカウントしているからです」
「……は…ぁ……?」
あ、あのなぁ…。
つまりね、8分音符2つが4分音符1つに相当します。だから4分の4拍子を8分音符で表記すると
《8分音符8つで1小節を構成する》となるワケです。
分かったぁ?
「……ん~……」
よ、よし…。
レッスン再開
バットマン・デガージェが終わったところで
「せんせい、今のは4分の4拍子ですか?」
今のは4分の3拍子
バットマン・フォンデュが終わったところでも
「今のは4分の2拍子ですか?」
今のは8分の6拍子
ん゛~、そこまで説明するときっとパニクるぞ…。
とにかく、4分の4と4分の2と4分の3をキチンとカウントできるようになっておくれ
今は亡き我が恩師はカウントに正確であることがいかに大切かをことあるごとに丁寧に教えてくれた。
「同じパでもアンシェヌマンでも、カウント・ワンの“ワ”で動くか“ン”で動くかでニュアンスを変えられるんだぜ」
「1拍の長さを分かっていれば、その長さの中でどれだけの大きさの動きができるか、どれだけの高さで跳べるかもコントロール出来るようになる。カウントに忠実だってことは、表現を制限されることじゃぁない。音楽の中で存分に自由に動けるってことなんだよ、それが表現だ」
そんな風に、ときには1つのパを動き分けて見本を見せてくれたり、ひとつのアンシェヌマンを何度も何度も彼が納得するまで繰り返しやらせてくれたりして倦むことなく仕込んでくれた。
『カウントを正確に、カウントに忠実に』
舞台の上にいるとき振り付けをしているとき、そのことによって何度も助けられた。
メグちゃん、サキさん、私がそうであったように、正確にカウントすることがきっとあなたを助け支えてくれるわよ
バー・レッスンの序盤、バットマン・タンジュのとき
「あれぇ、サキさんもメグちゃんも動きの収まりが良くないなぁ…カウントがわかってないんだな」
メグちゃん、ちょっとアナタなりにカウントしながらタンジュをやってごらん。
「え~…っとぉ…、いち(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)→無言(5番)→に(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)→無言(5番)→さん(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)→無言(5番ドゥミ・プリエ)……え゛~ぇっとぉ…」
ほらな。
それじゃぁ、動きのアクセントが変わるときにカウントを追い切れなくなるでしょ
ここで通常私がどんな風にカウントをとっているかを説明。
ワン→トゥー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒スリー→フォー(5番)⇒ファイブ→シックス(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒セヴン→エイト(5番)→ワン→トゥー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン))⇒スリー→フォー(5番ドゥミ・プリエ)⇒ファイヴ(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒シックス(5番)⇒セヴン(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒エイト(5番)⇒…………
分かったぁ?
「…う゛~~ん…」
私は通常8分の8として8カウントでカウントしてるけど、4分の4でカウントする先生もいるわよね。その場合は
ワン→&(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒トゥー→&(5番)⇒スリー→&(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒フォー→&(5番)→ワン→&(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン))⇒トゥー→&(5番ドゥミ・プリエ)⇒スリー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒&(5番)⇒フォー(ポワン・タンジュ・ドゥヴァン)⇒&(5番)⇒…………
ってぇことになるわよね。
「…う゛~~ん…」
あら…
あのさぁ、4分の4と4分の2の違いわかる?
「…う~~ん……」
じゃ、4分の3は?
「…う~~ん……」
こ…っ、こぉれは…っ…。
カウントをきちんと取りなさい、カウントに合わせなさい、カウントを無視しちゃダメ、とかなんとか言ってる場合ではないゾ。
それ以前にカウントとは何ぞやということが分かってないじゃん。
カウントが云々という前にリズムというものが分かってないじゃん。
あぁらぁぁ~~~
ちょっと、ちょっとぉ…。
リズムが分かんない、カウントが取れないってんじゃぁ今後に支障があるじゃないのさぁ
よし、ちゃんと説明しとこう
いいですかぁ、音楽でいうところの4分の4とか4分の3とかいう表現は、算数の分数とはまぁぁぁっったく関係ありません
算数で4分の3といえば《4つに割ってそのうちの3つ分》という意味ですが、音楽の場合は
《4分音符3つで1小節を構成する》
という意味です。
だから4分の4といえば《4分音符4つで1小節を構成する》、4分の2といえば《4分音符2つで1小節を構成する》ということです。
「……うん……」
では8カウントとはどういうことかというと
「4分音符の半分、8分音符を基準にしてカウントしているからです」
「……は…ぁ……?」
あ、あのなぁ…。
つまりね、8分音符2つが4分音符1つに相当します。だから4分の4拍子を8分音符で表記すると
《8分音符8つで1小節を構成する》となるワケです。
分かったぁ?
「……ん~……」
よ、よし…。
レッスン再開
バットマン・デガージェが終わったところで
「せんせい、今のは4分の4拍子ですか?」
今のは4分の3拍子
バットマン・フォンデュが終わったところでも
「今のは4分の2拍子ですか?」
今のは8分の6拍子
ん゛~、そこまで説明するときっとパニクるぞ…。
とにかく、4分の4と4分の2と4分の3をキチンとカウントできるようになっておくれ
今は亡き我が恩師はカウントに正確であることがいかに大切かをことあるごとに丁寧に教えてくれた。
「同じパでもアンシェヌマンでも、カウント・ワンの“ワ”で動くか“ン”で動くかでニュアンスを変えられるんだぜ」
「1拍の長さを分かっていれば、その長さの中でどれだけの大きさの動きができるか、どれだけの高さで跳べるかもコントロール出来るようになる。カウントに忠実だってことは、表現を制限されることじゃぁない。音楽の中で存分に自由に動けるってことなんだよ、それが表現だ」
そんな風に、ときには1つのパを動き分けて見本を見せてくれたり、ひとつのアンシェヌマンを何度も何度も彼が納得するまで繰り返しやらせてくれたりして倦むことなく仕込んでくれた。
『カウントを正確に、カウントに忠実に』
舞台の上にいるとき振り付けをしているとき、そのことによって何度も助けられた。
メグちゃん、サキさん、私がそうであったように、正確にカウントすることがきっとあなたを助け支えてくれるわよ