アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

伊達締め…♪

2014-02-24 09:39:56 | Weblog
着替えを終わってフロアに下りてきたメグちゃんが手に何かを持っている。
何、何?
パラリと広げられたそれは
伊達締め
和装のときに使うアレです。
先週のレッスンのときに
「肋骨が持ち上がって鳩尾が開いたり、後ろにそっくり返ったりしない“真っ直ぐなトルソー”ってのを理屈じゃなくて感覚で理解するのに、伊達締めって使えるんだよね
という話をしたの。
きちんと息を吐ききって鳩尾を閉じた状態を伊達締めを巻いて固定する。
そうすると背中の側からもトルソーを支える力が働くので、肩甲骨の辺りから後ろに落ちるのを予防することも出来る。
そうやって真っ直ぐという感覚を身体に直接教えるわけです。
どれどれ、と締めてあげる。
「…うぅわぁぁ、真っ直ぐって感じ… スゴく腹筋を使ってる…」
と感じるってことは、普段は腹筋をしっかり引き込んでいないってことですな
グラン・プリエの最後の部分、5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントでのポゼ。
「どんな感じ?」
「バランスがとりやすい…立ちやすいですね…
そうでしょう。
もっとも、いつもいつも伊達締めを巻いて、というのではソレに頼って甘えてしまい筋力が育たないから、伊達締めを使うのはあくまでも一時的なこと、“真っ直ぐ”という感覚を知るための応急手段です。
バーが終わると
「緩んできた…
はい、締め直してあげましょう。
うん。ルティレ-ルルヴェをするときのトルソーがいつになく真っ直ぐだわね
重心が後ろ落ちすることがいつもよりすっと少ない。
はい、じゃ最後にシャンジュマンとルティレ-ルルヴェの練習
「あのね…、跳躍とかジャンプとかっていうのはさ…ぴょぉぉ~んぴょぉぉ~んぴょぉぉ~ん…って上に向かうんだよぉ。みんなのはよんっ…って落下…。上に向かって、上に向かって…」
はい、どうぞ

う~ん…、こぉれは…ふたりとも……
「あのねぇ、ふたりともルティレで立ち上がった途端に“をんてトルソーが沈んでる。立ち上がったら更に上に向かうの」
はい、どうぞ

こらこらこら…、シャンジュマンは上に向かってぴょん…だよぉぉ
はい、お疲れ様でした
「そうだよなぁ、上に向かってピョンだよなぁ…いわれてみればそうなんだけどな…どうしても飛び降りるカタチになっちゃうよなぁ…
《アンチエイジング・レッスン》のスタンバイをしていたミスターМ
「イメージなのよねぇ。たとえばこのフロア面から階段の3段目に跳び上がる、ってそういうイメージ。みんなのは3段目から飛び降りてくるんだよ」
「うん、イメージは大事だね」
はい、それでは明日のグッド・ルッキング・ボディをイメージしてレッスンスタート
体幹のバランス力強化のエクササイズをしているとき、鏡に映っているヤエさんを見ると
「こらこら、足指で踏ん張らないの…」
「足の裏が攣っちゃった…
「おぉ…、分かる、分かる…」
バーを使ったエクササイズのあと、またフロアに広がって膝タッチ&カカトタッチ。
もうオン・テンポでいきましょうね

「おぉぉ… 全員みごとにクリアー よく出来ましたぁ
んじゃ、クロスでやりましょう
まず2分の1テンポでね、とやってみたら…アレ…
もしかしたらアタマで考える時間があるとかえって間違えちゃうのかも…。
よし、オン・テンポでやってみましょう

わぁぁ、出来ましたねぇ
「1箇所だけ間違えた…
い~えいえ、それだけ出来れば十分十分
最後に体幹を強くするためのエクササイズをしてレッスン終わり。
伸びやかな身体で春を待ちましょう
コメント
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