アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

美女は繰り返す…♪

2015-02-16 09:21:48 | Weblog
センター・レッスン。
「パ・ドゥ・バスク、おぼえてる?」
「あ゛…っ、練習したことは覚えてるんですけど…まだ身に付いてない…
じゃ、動きの確認をしてみよう。
右足前5番クロワゼから…右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ…ドゥミ・ロン・ドゥ…
と一緒にゆっくり動いてみる。
おぉ、大丈夫だ、ちゃんと覚えてるじゃない、大丈夫よ。
でもちょっと修正が必要な部分もあるわね。
クロワゼ・ドゥヴァンからエカルテ・ドゥヴァンまでのドゥミ・ロン・ドゥの間はトルソーはドゥ・ファスのまま動かしません。
動作脚がエカルテ・ドゥヴァンの位置に来たら、今度は動作脚ではなく軸脚が動いてトルソーの向きを変えます。このとき動作脚のポジシオンはトルソーに対してア・ラ・スゴンドを保ったままです。
メグちゃん、こののところが甘くなっちゃってるよ。
「あ、そうか、トルソーの向きが変わるわけだから…
では音楽に合わせて右左交互にどうぞ

よし、いいわよ。
プリエもしっかり抑えているしね。
では簡単なアンシェヌマンにしてみましょう。
パ・ドゥ・バスクとルティレでのパ・ドゥ・ブーレの組み合わせ。
カウントを指定しながら見本を見せる。
はい、音楽に合わせてどうぞ

よし、いいね。
さて、先週も練習したアッサンブレのアンシェヌマン。
今回はアームスも合わせましょう。
アッサンブレ→タン・ルヴェ→アッサンブレ→タン・ルヴェ→アッサンブレまではアン・バ。
シソンヌ・フェルメ・アン・ナヴァンのときには2番アラベスク。
シソンヌ・ドゥ・コテのときは2番アラベスクの前側のアームスをアン・ナヴァンに。
シャンジュマン・ドゥ・ピエのときにはアン・オー。
まずは一通り見本を見せる。
はい、音楽でどうぞ

あ~、ちょっと惜しいねぇ。
シャンジュマンの時のアン・オーのアームス、タイミングがズレてるよぉ。それに動線がちょっと違う。
こんな風に、と見本を見せる。
「あ゛ あぁ、そうかぁ」
ね?分かったでしょ?
「分かりました。出来るかどうかは別として
よし。じゃもう一度どうぞ

「…っあぁ~、ちがったぁぁ…
うん。シソンヌ・ドゥ・コテのあと、ア・ラ・スゴンドのアームスをアン・バに下げるタイミングがね。
「もう一度やっていいですか?」
もちろん、いいよ

シソンヌ・ドゥ・コテの直後に
「…右、アン・バ…」
「…左、アン・バ…」
と声を掛けてあげた。
おぉぉ、ちゃぁんと出来たじゃないのぉ
「もう一回いいですか?」
いいよぉ
今度は黙ってるからね。

うん、ちゃんと出来た、出来た
「ちょっと、もう1回
よし

あぁ、きれいにタイミングが合ってきたねぇ、上出来上出来
もうそれ以上やると、脚がパンパンになっちゃうからね。
ポール・ドゥ・ブラの1番から4番を練習して終わりにしましょう。
私がポール・ドゥ・ブラにこだわる理由はね、動きをよりスムーズに楽にする助けとなるからなの、アームスが。
ジャンプは脚だけで跳ぶものじゃない。腹筋と背筋で跳ぶものだけど、アームスを正確に効果的に使うことが出来れば、しっかりトルソーを支えられるから身体の負担が軽くなる。
トルソーを支えて動きを助けるということでは回転技でもアダージョでも同じことがいえる。
“表現する”ことにおいてもアームスの役割は大きいから、まず基本がきっちり出来ていないと美しい動きは出来ない。
このところのメグちゃんの進歩の様子をみていると、センター・レッスンのアンシェヌマンにはアームスの動きを組み合わせてもいい時期にきてるなぁと思う。
2年半で、大した進歩だと思う
コメント
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