アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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水曜日のアンシャンテ ― ドゥシュとドゥスは別物…♪

2023-03-10 11:18:53 | Weblog
センター・レッスンでバットマン・タンジュのアンシェヌマンを練習したあとに、グリッサードのシンプルなシンプルなこれ以上ないというくらいシンプルなアンシェヌマンを
右脚後ろ5番→右にグリッサード・ドゥシュ→グリッサード・ドゥス→ドゥシュ→ドゥス→右脚ピケ-アラベスク⇒左にグリッサード・ドゥシュ→グリッサード・ドゥス→ドゥシュ→ドゥス→左脚ピケ-アラベスク⇒…………
アームスは
ドゥシュのときは進行方向側がアン・オーの高い3番
ドゥスでは進行方向と反対側がアン・オーの高い3番
と見本を見せながら説明、グリッサードに関しては“ドゥシュ→ドゥス→ドゥシュ→ドゥス→”と言いながらね
はい、ではどうぞ

ストぉ~~~ップ
ダメ、一番最初はドゥシュですよ。
やり直ぉ~し。

ストぉ~~~ップ
一番最初はドゥシュだってば…
「ドゥシュって指定されてるのにドゥスにするのは間違い。“どちらでもいい”ではなくて、“どちらかでなければならない”の」
…………もしかして……そもそも…ドゥシュドゥスがどういうことかってソコから分かってないのか…
あらぁ~…大変だねぇ…。
ま、まぁ、いい機会(…別に良くもないけど…)だから説明しとくか…
平たく言えば、単純に言えば
ドゥシュ:上に、前側に
ドゥス:下に、後ろ側に
という意味です。
さきほどのグリッサードで考えてみると
ドゥシュ:右脚後ろ5番から右にグリッサードして左脚を5番ポジシオンの前側に引き付ける
ドゥス:右脚後ろ5番から右にグリッサードしのて左脚を5番ポジシオンの後ろ側に引き付ける
これが基本の基の《基》です。
もうひとつ、動作脚の動きや回転の方向などアン・ドゥオールやアン・ドゥダーンで区別しますが、アームスの動きにもアン・ドゥオールとアン・ドゥダーンはあります。
アームスをアン・バからアン・オーに変化させアン・バに戻る動線を例にとると、
アン・ドゥオール:アン・バ→アン・ナヴァン→アン・オー→ア・ラ・スゴンド→アン・バ
アン・ドゥダーン:アン・バ→ア・ラ・スゴンド→アン・オー→アン・ナヴァン→アン・バ
です。
“アン・ドゥオール”でと指定されているのに“アン・ドゥダーン”で動かすのは間違いです、どちらでもいい、ではなく、どちらかでなければならない、のです
あ~、理屈っぽくなってごめんねぇ~。



コメント
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