『あしたの華姫』を読んだとき、どうしてもその前作の内容が思い出せないので、改めて読みました。
『まことの華姫』 畠中恵著 角川文庫
一話完結のお話が五本。
第二話で月草は善人の仮面を被った悪党から脅されます…、そのため月草はみずから自分の過去のことを、それは大変な痛みと哀しみに満ちたものですが、それを山越の親分に打ち明け、ここでお華という人形が誕生した経緯や月草が元は人形師であったこと、それを諦めた理由が明かされます
第五話にいたって、上方からやってきた人形芝居一座の男が月草が西にいた四年前の火事のことやかつて許嫁であった人のその後のことなどを勝手に人前で明かし、元許嫁の今の窮状を救えと月草に難題を押っ付けるの…、事は月草によって解決します。
あらためて読んでみて、なぜ内容を思い出せなかったかが分かった…、月草が抱えている心の傷や深い痛みと哀しみを脅しのネタに使ったり、もう四年前に終わったことを持ち出してきて遠く離れた江戸にいる月草に難題を押っ付けたり、そういうことをする勝手な奴らのことを物凄~く不快に感じてアタマから放り出しちゃったからでした
人の話を聞かない奴って物語の中にも現実でもいつの時代でもいるもんだよね…。
『まことの華姫』 畠中恵著 角川文庫
一話完結のお話が五本。
第二話で月草は善人の仮面を被った悪党から脅されます…、そのため月草はみずから自分の過去のことを、それは大変な痛みと哀しみに満ちたものですが、それを山越の親分に打ち明け、ここでお華という人形が誕生した経緯や月草が元は人形師であったこと、それを諦めた理由が明かされます
第五話にいたって、上方からやってきた人形芝居一座の男が月草が西にいた四年前の火事のことやかつて許嫁であった人のその後のことなどを勝手に人前で明かし、元許嫁の今の窮状を救えと月草に難題を押っ付けるの…、事は月草によって解決します。
あらためて読んでみて、なぜ内容を思い出せなかったかが分かった…、月草が抱えている心の傷や深い痛みと哀しみを脅しのネタに使ったり、もう四年前に終わったことを持ち出してきて遠く離れた江戸にいる月草に難題を押っ付けたり、そういうことをする勝手な奴らのことを物凄~く不快に感じてアタマから放り出しちゃったからでした
人の話を聞かない奴って物語の中にも現実でもいつの時代でもいるもんだよね…。