アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

水曜日のアンシャンテ ― 背景を考えて見ましょう…♪

2023-10-12 10:09:45 | Weblog
水曜日クラス、昨日は2回目のヴァリエーション講習会
いつも通りのバーレッスンとセンターレッスンのあとポワントの足慣らし、パーツの練習を少し。
それからヴァリエーションを、まずヒメさんからね
おぉ、金曜日に変化を付けたアームスの動きや歩き方なども含めて動きがずいぶん良くなってる。
ただ、舞台奥で低い位置からアームスを煽ってポワントで立ちあがるところのアームスの動きが…、
「そこには10人くらいの同じシルフィードたちが輪になってポゼしてるわけよ、そのみんなに向かって語りかけるようにってことだからね。何もない空間に向かってとかすぐ目の前の一人に向かってってことじゃないから、アームスの間隔が狭くならないように気を付けて
「… …」
鏡に向かって一緒にやってみましょうと…。
「外から大きく包み込むように…ですね、前じゃなくて横に広がるように」
そういうことです
ではマリさん、どうぞ
っとその前に言っておくことがあったんだ。
「グラン・ジュテのプレパラシオンの位置に移動するとき、上手奥に行くときも下手奥に行くときもマリさんは視線が下がる。それはまだ完全に振りが入っていないからだと思うけどね、でもこのヴァリエーションが踊られるシチュエーションを考えてごらん。ジゼルのお家とアルブレヒトのお家の前の広場で、ブドウの収穫を祝う人たちが大勢集まって盛り上がっていて…」
「みんなの顔を見ながら、声援に応えながらってことですよね」
そうです、そのとおりです
「視線を落として伏し目になって、“これからお通夜ですか”って踊りじゃないんだよ
「くけけけけ… …あはぁ… …」
パやアンシェヌマンといった技術的なことは丁寧に磨いていくんだから出来るようになる
忘れちゃいけないのは“どんな場所・場面で”“誰・何に対して”“どんな風に・思いで”ってことよ。
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